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自然科学【しぜんかがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自然科学
しぜんかがく
natural science
自然現象を対象とする科学。自然界において本質的に重要な現象を見出し,現象の把握に有効な概念を確立し,現象を支配する法則を発見する。これにより多様な自然現象間の相互関連を明らかにし,また未発見の事物や現象を予言する。さらに観察,観測,実験,測定を行う。研究の典型的方法は,仮説を立て,推論し,実験的または理論的に検証する過程をふむ。対象とする自然現象の種類に応じて物理学化学生物学天文学地質学などに分類される。さらに,工学,農学,医学など自然の現象,概念,法則を基礎として人間,社会のための応用面に重点をおくものも,自然科学に含まれる。

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デジタル大辞泉

しぜん‐かがく〔‐クワガク〕【自然科学】
自然界の現象を研究する学問の総称。実験・観察・数理に支えられて、対象の記述・説明、さらには事実間の一般法則を見いだし実証しようとする経験科学。ふつう天文学物理学化学地学生物学などに分ける。→社会科学人文科学文化科学

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世界大百科事典 第2版

しぜんかがく【自然科学 natural science】
とくに自然科学と断らない場合でも,現在通常は〈科学〉と同義である。自然についての体系的な知識を指すが,とくに人文科学社会科学と対比させるときに用いられることが多い。英語では,18世紀までnatural scienceという使い方はなく,natural philosophyが近い概念であった。フランス語のscienceはおそらく最も古くから今日の〈自然科学〉に近い概念として用いられていたと考えられ,わざわざ〈自然〉を表す形容詞を加えて〈science naturelle〉とする場合はむしろ〈博物誌(自然史)〉の概念に近づく。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しぜんかがく【自然科学】
自然現象を対象として取り扱い、そのうちに見いだされる普遍的な法則性を探究する学問。便宜的に、物理学・化学・生物学・地学など。単に科学ともいう。ナチュラルサイエンス。 → 社会科学人文科学

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

自然科学
しぜんかがく
生物をも含む物質的自然を対象とする人間の認識活動であり、その成果のまとまりでもある。非常に幅広い対象および多様な手法に応じて、さまざまな分科をもつ。
 自然科学は、また非常に複雑な社会的存在でもある。かつてJ・D・バナールは自然科学を次の五つの側面、すなわち、(1)一つの制度(社会的機関)として、(2)方法として、(3)累積的に伝承された知識として、(4)生産の維持と発展の主要な一要因として、(5)宇宙と人間に対する信条と態度を形成させる強力な影響力の一つとして、の総体であると述べた。
 もともと生産活動や技術を源泉として人間の自然認識は生まれたが、19世紀以降、生産技術とより密接にかかわることによって自然科学が自立し、重要な社会的制度として成長してきた。すなわち19世紀に、力学や天文学以外の物理学、化学、生物学、地学といった分野が、記述や分類を主目的とした博物学(自然誌)や、自然についての哲学的認識体系を求める自然哲学から独立し、自然科学natural science(英語)、Naturwissenschaft(ドイツ語)としてのまとまりを認められるようになった。
 さまざまな意味で自然科学の社会的影響力の大きさが論じられている現在、単なる認識や思想の側面だけではなく、社会的存在として全面的な理解が求められている。なお、「科学」という表現で自然科学を意味することも多いが、人文科学、社会科学、技術科学(農学、工学など)と区別する際に、とくに「自然科学」の表現を用いる。山 進]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しぜん‐かがく ‥クヮガク【自然科学】
〘名〙 (natural science の訳語) 自然現象を対象とする学問の総称。狭義には自然現象そのものの法則を探求する数学、物理学、天文学、化学、生物学、地学などをさし、広義にはそれらの実生活への応用を目的とする工学、農学、医学などを含むこともある。
※我世界観の一塵(1894)〈井上哲次郎〉「若し物質は物質として仮定して其現象のみを研究するならば夫は自然科学であります」

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