Rakuten infoseek

辞書

Infoseek辞書サービス終了のお知らせ

自体【じたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自体
じたい
autos
ラテン語の ipse,フランス語の méme,英語の self,ドイツ語の selbstにあたる語で,特にプラトンイデア説における術語として重要。イデアとはある一つのものが何であるかを説明するときの対象となるものの本質それ自体 autē hē ousia,たとえば「等しさそれ自体」 auto to ison,「美それ自体」 auto to kalonという真の存在 to ontōs onをいい,autosはイデアを個々の感覚的個物から区別する用語として重要な役割を果している (『ファイドン』) 。アリストテレスはイデアと感覚的個物の相違はこの autosに尽きるとし,イデア説は感覚的なものを非感覚的なものと定立し,それに不変という述語を与えているにすぎないと論難している (『形而上学』) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

じ‐たい【自体】
[名]
自分のからだ。
もともとの本体。それ自身。多くは他の名詞のあとに付いて接尾語的に、関係する他の事柄から切り離して、そのものだけについていうときに用いる。「建物自体はりっぱだが、内装が貧弱だ」
もともとの性質。本性。根本。
「―は親に似て大臆病の者なりければ」〈仮・浮世物語・一〉
[副]もともと。そもそも。元来。地体。「こうなったのも、自体君に責任がある」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じ‐たい【自体】
[1] 〘名〙
① 自分のからだ。
② 本来の性質、特性。もともとの本体。それ自身。根本。
※米沢本沙石集(1283)一「一切衆生は皆如来蔵なり、普賢菩薩の自体(ジタイ)に遍する故にと説て」
※仮名草子・浮世物語(1665頃)一「自体(ジタイ)は親に似て大憶病の者なりければ」
※死霊‐一章(1946‐48)〈埴谷雄高〉「物資自体が持っているような」 〔演義鈔‐六一〕
③ (「…こと自体」「それ自体」などの形で) そのことを強める場合に用いる。…であることがそもそも。
※地唄(1956)〈有吉佐和子〉「一人娘が夫を持つということ自体を、許せなかったのだ」
[2] 〘副〙
※評判記・難波の㒵は伊勢の白粉(1683頃)二「自躰(ジタイ)酔ねば根ぬけの恋に気がならぬ」
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉猟官「我輩は元来(ジタイ)束縛されるのが嫌いだからネ」
② 自ら。自分で。
※春日社記録‐文永二年(1265)五月一一日「氏人祐郡智足院に参して本鳥を自体切了〈略〉今三段か所を四か年未進を自体持参也」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

自体」の用語解説はコトバンクが提供しています。

自体の関連情報

関連キーワード

独我論独我論

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.