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腎臓結石【ジンゾウケッセキ】

デジタル大辞泉

じんぞう‐けっせき〔ジンザウ‐〕【腎臓結石】

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世界大百科事典 第2版

じんぞうけっせき【腎臓結石】

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大辞林 第三版

じんぞうけっせき【腎臓結石】
腎結石」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

腎臓結石
じんぞうけっせき

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精選版 日本国語大辞典

じんぞう‐けっせき ジンザウ‥【腎臓結石】
※くすり公害(1971)〈高橋晄正〉薬石効なく「レントゲン検査の結果、腎臓結石とわかった」

出典:精選版 日本国語大辞典
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六訂版 家庭医学大全科

腎臓結石
じんぞうけっせき
Nephrolithiasis
(腎臓と尿路の病気)

どんな病気か

 結石は、多くは腎臓で形成されます。腎盂(じんう)腎杯(じんぱい)内に結石がある場合は自覚症状に乏しいことが多く、検診で尿潜血を指摘され、精密検査で初めて発見されることもあります。

 腎杯頸部(じんぱいけいぶ)はやや狭いため、結石が形成されやすく、また形成された結石が通過しにくいため、腎杯が拡張して軽度の鈍痛が起こることがあります。腎盂尿管移行部も、尿管の生理的狭窄部位のひとつであるため、腎盂で結石が大きくなることがあります。

 腎盂の形に鋳型(いがた)状の結石が形成されるサンゴ状結石は、腎結石の終末状態です。

検査と診断

 外来でまず行われる有用な検査は超音波検査です。腹臥位(ふくがい)(腹ばい)または背臥位(はいがい)(あお向け)で腎臓を観察すると、腎盂・腎杯の位置にきらきらと白く見える高エコー像とアコースティックシャドウ(音響陰影)として写ります。

 結石が腎盂に嵌頓(かんとん)(はまりこむ状態)した場合には、腎盂・腎杯が拡張する水腎症(すいじんしょう)を呈します。この場合には腎部の疼痛が起こります。

 腎盂・腎杯全体に結石が形成されたサンゴ状結石は、腎尿管膀胱部単純X線検査(KUB)でも腎盂・腎杯の形態がわかるような結石形態を示します。

 ヨード系造影剤にアレルギーを起こす人がいるので、最近は静脈性腎盂造影が行われることは少なくなり、代わりにCT検査が行われるようになりました。CTでは結石の3次元的な位置関係を把握することができます。また、X線陰性結石(X線では写らない)の尿酸結石やシスチン結石に対してもCTは有用です。

治療の方法

 結石の治療は、①鎮痛などの対症療法、②自然排石を促す待機療法、③尿酸結石やシスチン結石に対する溶解療法、④外科的治療法に分けられます。結石の形態にもよりますが、約8㎜以下、とくに5㎜以下の結石は自然排石が可能といわれています。

①対症療法

 疼痛がある場合には、鎮痛薬(インドメタシン坐薬やペンタゾシンの注射)、鎮けい薬を使用しながら、結石形成抑制薬などを投与します。

②待機療法

 水分摂取は最も重要な治療になりますが、吐き気・嘔吐が強い場合や脱水傾向がある場合には補液を行います。

 適度な運動(縄跳びなど)も有用です。

 尿路感染症を伴っている場合には起炎菌(原因となる菌)を特定し、抗菌薬の投与を行います。

③溶解療法

 一部が自然排石されて、結石分析により尿酸結石であると判明した場合には、キサンチンオキシダーゼ阻害薬であるアロプリノール(ザイロリック)と尿アルカリ化を図る目的でクエン酸製剤を投与します。

 シスチン結石の場合には、シスチンの溶解性を高めるために、ペニシラミン(メタルカプターゼ)などの投与と尿アルカリ化、尿量増加を図ることで、効果が得られます。

④外科的治療法

 自然排石が期待できない大きい結石に関しては、体外衝撃波砕石術(たいがいしょうげきはさいせきじゅつ)(ESWL、コラム)を行います。サンゴ状結石の場合などは経皮的腎砕石術(けいひてきじんさいせきじゅつ)(PNL、コラム)などの内視鏡手術が行われます。腎切石術・腎盂切石術などの開放手術はほとんど行われなくなりましたが、最終的に腎摘出術を行う場合はあります。

 尿管結石が嵌頓(尿管にはまって完全閉塞を起こす状態)して腎盂腎炎を併発した場合には、抗菌薬の投与を十分行います。しかし、結石嵌頓が改善せず、解熱しない場合には、尿管にステントというシリコン性の細いチューブを挿入・留置し、尿路閉塞を解除する必要があります。

 結石嵌頓が強い場合には、尿管ステント挿入が困難な場合もあります。このような場合には、経皮的腎瘻(けいひてきじんろう)(皮膚から腎盂までにバイパスのチューブを挿入する)を造設することもあります。いずれにしても腎孟腎炎を併発しているため、この処置は菌血症を引き起こしてしまう可能性もあり、慎重な対応が必要です。

 結石は再発を起こしやすい病気であるため、破砕・排石後も定期的なチェックが必要です。

出典:法研「六訂版 家庭医学大全科」
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