Rakuten infoseek

辞書

脈絡膜【みゃくらくまく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

脈絡膜
みゃくらくまく
choroid
網膜の外方強膜内方にあり,眼球後半部を包む膜。色素細胞と血管に富み,黒い膜となって光線を遮断するとともに,網膜の光受容細胞の杆状体と錐状体に,豊富な栄養を与えている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

みゃくらく‐まく【脈絡膜】
眼球壁を構成する薄膜の一。網膜強膜との間にある。血管とメラニン色素に富み、眼球の栄養をつかさどり、瞳孔以外からの光を妨げて眼球内の暗さを一定にしている。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

みゃくらくまく【脈絡膜】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

みゃくらくまく【脈絡膜】
眼球の後部を形成する膜の一。強膜の内側、網膜の外側にある。血管と色素細胞に富み、黒褐色を呈する。光を遮断して眼球内を暗箱のようにし、また眼球の栄養をつかさどる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

脈絡膜
みゃくらくまく
眼球壁を構成するのは3枚の膜で、内層から網膜、眼球中膜(あるいは眼球血管膜)、強膜とよぶが、眼球中膜の大部分は脈絡膜からなる。脈絡膜は、網膜の最外側にある網膜色素上皮層とは密着し、強膜の内層とは緩く付着する。ただし、視神経が眼球に入る部位では脈絡膜は欠けているし、黄斑(おうもん)(網膜の中央部)のところでは強膜と固着している。脈絡膜の前方は毛様体、さらに虹彩(こうさい)へとつながっている。したがって、眼球中膜は脈絡膜、毛様体、虹彩の3部からなっている。脈絡膜の厚さは約0.3ミリメートルで、組織学的には4層を区別できる。すなわち、外方から脈絡上板、血管板、脈絡毛細管板、基底板である。このうち、血管板の層がもっとも厚く、太い血管を多数含んでいる。この層から毛細血管の供給を受ける脈絡毛細管板が、網膜の表層に栄養を与えている。このように脈絡膜は、眼球壁、とくに色素上皮層と神経上皮層(視細胞層)の栄養をつかさどるとともに、血管板内の多数のメラニンを含有する色素細胞の存在によって、外部からの散乱光線を吸収する働きも行っている。動物によっては、血管板と脈絡毛細管板との間に壁紙(へきし)(輝板(きばん))とよぶ特別な層がある。ウシやウマなどの草食類では膠原線維(こうげんせんい)を主成分とする線維性壁紙、イヌとかネコなどの肉食類では数層の扁平(へんぺい)細胞を主成分とする細胞性壁紙とよばれるものがある。この壁紙細胞内には規則正しく配列する棒状構造が認められる。壁紙をもつ動物では、暗所で目に光が当たると光って見えるが、これは壁紙によって光が反射されるためである。また、魚類では水深の違いで目に加わる圧力が変化するので、脈絡膜はこの変化に対して眼圧を一定に保つ役割を果たしているとされる。なお、脈絡膜は血管と色素細胞のために赤黒く見えるため、臨床医学では「ぶどう膜」とよぶことがある。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

みゃくらく‐まく【脈絡膜】
〘名〙 眼球のしろめの内面を大部分おおう膜。脈様膜。〔医語類聚(1872)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

脈絡膜」の用語解説はコトバンクが提供しています。

脈絡膜の関連情報

他サービスで検索

「脈絡膜」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.