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脆性【ゼイセイ】

デジタル大辞泉

ぜい‐せい【×脆性】
物体が外力を受けたときに、あまり変形しないうちに破壊する性質もろさ

出典:小学館
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岩石学辞典

脆性
応力が加わった場合に,塑性変形を伴わずに,割れ目の急速な進展によって永久歪を生じないうちに破壊するか,生じてもごく小さいうちに破壊する性質.延性(ductile)に対する現象で,同じ物体でも低温であるほど,また応力が衝撃的であるほど,また各種の欠陥構造があるほど,脆性破壊が現れやすい.近年,無機工業材料には内部に添加したZrO2などの相転移を利用して脆性破壊を防ぐ物質が作られている.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ぜいせい【脆性】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぜいせい【脆性】
物体が外力による変形を起こさないうちに、またはわずかに変形しただけで破壊されてしまう性質。もろさ。 → 延性

出典:三省堂
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図書館情報学用語辞典

脆性
「ぜいせい」と読む.資料の物理的な材質面でのもろさ.具体的には,紙,フィルム(テープ),磁気ディスクといった素材の質の悪さや欠陥であり,年月や環境(温度や湿度など)に基づく劣化や破損を引き起こす.

出典:図書館情報学用語辞典 第4版
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精選版 日本国語大辞典

ぜい‐せい【脆性】
〘名〙 物体が外力を受けたとき、あまり変形しないうちに破壊する性質。鋼材などを高温に熱するとき九五〇度付近で生ずる高温脆性、二五〇~三〇〇度で生ずる青熱脆性、零からマイナス六〇度付近で生ずる低温脆性水素を吸収して生ずる水素脆性などがある。もろさ。⇔延性。〔工学字彙(1886)〕

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化学辞典 第2版

脆性
ゼイセイ
brittleness

もろさともいう.材料の破壊時に吸収されるエネルギーの小さい材料が,もろい脆性材料である.脆性は衝撃曲げ試験の吸収エネルギー,曲げ試験のたわみ量,引張試験の伸び,しぼりによって比較されている.しかし,これらは参考値で,必ずしも概念的な脆性に一致しない.破壊靭性値(fracture toughness)は脆性の表現として理論的基礎もあり適当である.脆性材料では,まず弾性的に変形した後,破壊が瞬間的に起こる.材料のなかには,ガラス,セラミックス,鋳鉄,刃物鋼のようにどんな温度や静かな負荷でも脆性破壊するものがあるが,このような材料は強度を必要とする部分には使用しないか,またはもろいことを前提として引張荷重や曲げ荷重のかからないような使い方をする.鉄鋼のように強度を要求される材料で,しかも元来延性材料であるものが,低温や環境によって脆性破壊をすることが問題となる.同様のことはプラスチックなどでも生じる.衝撃を受けると意外な高温でも生じる.金属材料における脆性はいずれも構造,組成,組織や欠陥に敏感である.鉄鋼の脆性は,へき開面({100}型の結晶面)で生じる.脆性は体心立方構造と六方最密構造の金属および合金に生じ,面心立方構造の場合には起こらない.水素脆性は工業上とくに重要である.製造時に吸収する水素は真空造塊法などの進歩によってほとんど問題がなくなったが,溶接時に吸収される水素は依然大きな問題である.使用中に環境から電気化学的に吸収した水素によって脆性が生じる現象は,橋梁などの大型構造物に使用する高力ボルトでとくに問題とされ,これを遅れ破壊という.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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