Rakuten infoseek

辞書

【つばさ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


つばさ
wing
鳥類コウモリ(→翼手類)の飛行器官脊椎動物前肢が変形したもので,鳥類の場合,特別に発達した羽毛が生え,飛行に重要な小翼羽,初列,次列,三列の各風切羽と翼の上下両面を覆う雨覆羽からなる。地上生のダチョウエミューなどのように 2次的に退化したものや,ペンギンのように遊泳器官に変化したものもある。翼は飛行以外にも,ディスプレイのときなどに重要な役割を演じる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。


よく
wing
空気中を運動することによって,揚力を発生するもの。鳥の羽,飛行機の翼,ヘリコプタ回転翼 (ロータ) などが翼である。これらが空中を飛行する場合,翼によって垂直上方に揚力Lが発生するが,その代償として抗力Dが生ずる。この揚力に対する抗力の比を揚抗比L/Dといい,翼の性能の判定基準になる。揚抗比は翼の断面形と翼の縦横比 (アスペクト比 ) とで決まり,優秀な断面形で縦横比が十分大きいときは,揚抗比は 100以上にも達する。したがって抗力にうちかつだけの推進力を加えれば,その翼は 100倍の重量を空中で支えることが可能となる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

つばさ【翼】
鳥類の空中を飛ぶための器官。前肢が変形したもので、先端から初列風切り羽が10枚ほど、次列風切り羽が6~30枚並び、その上面に雨覆い羽が並ぶ。
飛行機の左右に突き出た翼(よく)。また、飛行機。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

よく【翼】
[名]
つばさ。羽翼(うよく)。
航空機の機体から左右に張り出した部分。主翼・尾翼など。
軍隊の陣形で、左右に張り出した部分。運動競技の陣形などにもいう。「右」「左
プロペラ・タービンなどの、断面が航空機の主翼の断面と同じ形をした羽根。
二十八宿の一。南方の第六宿。コップ座のα(アルファ)星と海蛇座の二二星。たすきぼし。翼宿。
[接尾]助数詞。
鳥のはね、また、鳥の数を数えるのに用いる。
「羽二―、鹿の角四頭」〈延喜式・四時祭上〉
船を数えるのに用いる。
「毎歳商船二―を支那の広東に送り」〈輿地誌略・四〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

よく【翼】[漢字項目]
常用漢字] [音]ヨク(漢) [訓]つばさ たすける
鳥のつばさ。「羽翼鶴翼(かくよく)比翼
飛行機のはね。「銀翼主翼尾翼
つばさのように左右に張り出たもの。「鼻翼最右翼左翼手
力を添えて助ける。「翼賛翼成扶翼
[名のり]すけ・たすく

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

つばさ[列車]
山形新幹線で運行されている特別急行列車愛称。平成4年(1992)運行開始。通常、東京・福島間は東北新幹線やまびこ」の下り側に連結されて走り、福島・新庄間は単独で走行する。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

つばさ【翼 wing】
飛行のために変形した脊椎動物の前肢で,〈よく〉ともいう。一般に鳥類に特有のものであるが,翼竜類pterosaursやコウモリの前肢も〈よく〉と呼ばれる。翼の形状はもちろん鳥によって異なるが,その基本的構造はすべての鳥類に共通している。翼の骨は,他の脊椎動物の前肢と同様に,上膊(じようはく)骨,橈骨(とうこつ),尺骨,腕骨,掌骨,指骨より成るが,成鳥では腕骨は2個を除いて掌骨と癒合して1個の腕掌骨carpometacarpusとなり,指骨は第4指と第5指が欠如し,残りの3本の指骨も発達していない(欠けているのは第1指と第5指という説もある)。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

よく【翼 wing】
羽根,つばさともいう。空気など流体の中を動き,または風や流れを受けたとき,大きな揚力を発生することをおもな目的としたもので,航空機を空に浮かべる役割を果たす。航空機のうち飛行機やグライダーの翼は機体と一体となっており,機が前進すると風が当たって揚力を生ずるもので,固定翼と呼ばれる。これに対しヘリコプターなどの翼はに取りつけられ,回転させると風が当たり揚力が出るもので,回転翼あるいはローターという。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

よく【翼】
[1]
つばさ。はね。
中心となるところから左右に張り出したもの。
褶曲しゆうきよくした地層の向斜部と背斜部との間の部分。
二十八宿の一。南方の星宿。翼宿。たすきぼし。
接尾
助数詞。鳥のはね、また、鳥の数を数えるのに用いる。 羽二-、鹿の角四頭/延喜式 神祇一

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

つばさ【翼】
〘名〙
① 鳥類の身体の部分の名称。爬虫類の前肢が変形して飛翔器官となったもの。後方に向かって生えた二〇~四〇枚の大きな羽毛(風切羽)とその基部を上下から覆うようにある多数の小さい羽毛(雨覆)と前肢とから成る。
※万葉(8C後)一〇・二二三八「天飛ぶや雁の翅(つばさ)の覆羽(おほひば)の何処(いづく)漏りてか霜の降りけむ」
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)七「名は翼(ツハサ)無くして長く飛び、道は根無くして永く固し」
② 転じて、鳥。鳥類。
※御伽草子・酒呑童子(室町末)「天をかけるつばさ、地を走る獣まで、道がなければ来る事なし」
③ 飛行機の翼(よく)。また、飛行機。
※軍歌・加藤隼戦闘隊(1943)〈田中林平〉「世界に誇る荒鷲の 翼(ツバサ)伸ばせし幾千里」
④ 飛翔すること。あたかも空中をかけるように自在であることを象徴的にいう。
※帰去来(1901)〈国木田独歩〉一〇「自分はふと頭を挙げて、眼を半ば閉ぢ夢想の翼(ツバサ)を空瞑に放った」
⑤ 左右にあってささえるもの。補佐するもの。つばさの臣。
※大日経承暦二年点(1078)「翊(ツハサ)其の左右に侍して」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

よく【翼】
[1] 〘名〙
① 鳥のはね。また、飛ぶ虫のはね。つばさ。羽翼(うよく)。〔易経‐明夷卦〕
② 軍隊などの陣形で、中央から左右に張り出した部分。本隊の左右の部隊。鳥のひろげたつばさの部分に相当するところからいう。また、運動競技の陣形などにもいう。〔五国対照兵語字書(1881)〕 〔史記‐李牧伝〕
③ 船。水に浮かんで進む様子が、鳥がつばさをひろげて空を飛んで行く姿に似ているところからいったもの。
④ 飛行機、弾丸、ロケット、また水中翼船などの、揚力や空中での安定力をもたらす機能をつかさどる部分。飛行機では、機体から左右に伸びる主翼と、機体の後部にある尾翼とがある。多く飛行機のものをいうところから、飛行機そのものをもいう。つばさ。銀翼。
※国民歌謡・航空唱歌(1938)〈西条八十〉「なんなく越ゆる銀の翼(ヨク)
⑤ 一般に、物の左右に張り出した部分。多く、建物などにいう。
※黒い環(1967)〈石原慎太郎〉弾痕「同じホテルの他翼の部屋ではなかった」
[2] 二十八宿の、南方七宿の一つ。コップ座のアルファ星付近の星宿。翼宿。たすきぼし。
※二中歴(1444‐48頃か)五「廿八宿〈略〉奎婁胃昴觜参(西)井鬼柳星張翼(南)」 〔礼記‐月令〕
[3] 〘接尾〙
① 鳥のはね、また、鳥の数をかぞえるのに用いる。
※延喜式(927)一「弓七張、箟二連、鹿皮十張〈已上三種神祇官充〉羽二翼、鹿角二頭」
② 船をかぞえるのに用いる。艘(そう)。隻(せき)
※輿地誌略(1826)四「毎歳商舶二翼を支那の広東に送り」 〔顔延之‐車駕幸京口三月三日侍遊曲阿後湖作詩〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

」の用語解説はコトバンクが提供しています。

翼の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.