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群集【ぐんしゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

群集
ぐんしゅう
biological community
生活共同体ともいう。生態系の生物部分に対して与えられる名称で,相互に有機的な関係を維持しつつ生活する生物集団全体をいう。群集の内部には生産者としての緑色植物消費者としての動物,分解還元者としての細菌などが含まれ,これらが相互依存的に一個のまとまった生物単位を形成するとされる。群集間の明瞭な境界はつけがたいが,便宜的に地理・地形的な分断を目安として,海洋生物群集,湖沼生物群集のように用いる。また一部だけを目的に応じて摘出し,魚類群集などともいう。

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デジタル大辞泉

ぐん‐じゅ【群集】
[名](スル)《「くんじゅ」とも》人々が大ぜい群がり集まること。また、その人々。
「囲繞―する者、恰も雲霞の如く」〈竜渓経国美談

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ぐん‐しゅう〔‐シフ|‐シユウ〕【群集/群×聚】
[名](スル)
人が多く群がり集まること。また、その集まった人々。ぐんじゅ。むれ。「やじ馬が―する」
社会学で、多数の人々が共通の関心のもとに、一時的に集合した非組織的な集団。衝動的に行動をともにするが、明確な目的意識をもたない。
一定の地域に集まり有機的なつながりをもって生活する生物すべての集合体。
植物の群落を分類する単位。特定の種類が集まり、一定の相観をもつもの。ヤブコウジ‐スダジイ群集、ヨシ‐マコモ群集、オオバコ群集などという。群叢(ぐんそう)。

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世界大百科事典 第2版

ぐんしゅう【群集 crowd】
非日常的な状況のもと,多少とも共通の関心,志向,目標を抱いて集まっている人間集合。すなわち群集は,非日常性と志向の共通性を特徴とする。たとえば,あるデパートにある時刻に何百人,何千人の客がいても,それは群集ではない(サルトルは《弁証法的理性批判》の中で,集合態または集列体と呼んでいる)。ところが,ある売場でのバーゲン・セールが多くの客のお目当てになると,彼らは群集に近づく。混雑がひどくなり,熱気が増し,店員の整理や制止が利かなくなり,購買行動の場としての日常性が破れると,そのとき群集が出現する。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

ぐん‐しゅう ‥シフ【群集・群衆シュウ・群聚シュウ
〘名〙
① (古くは「くんじゅう」) (━する) 人が多くむらがり集まること。くんじゅ。
※私聚百因縁集(1257)二「一処群集(クンジウ)の男女家中老少上下皆頭を(た)れ手を刄(をさ)め世尊を瞻(まぼ)りたてまつる」
② むらがり集まった多くの人々。特に、社会学、心理学などで、多数の人々が、一定の空間で物理的に接触をもちながら一時的、非組織的に集まっている状態をいう。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「今教なき夷民の群集中に一片の財貨を投与しなば其群集忽ち上下に動乱し」 〔荀子‐勧学〕
③ (群集・群聚) 生態学で、一定の地域でまじりあって生活または生育する生物のあつまりをいう。群集には、動植物、菌類、微生物を含むが、動物と植物に区別して用いることもある。
(イ) 植物では、群落の単位の一つ。種類・組成は同じで、優占種・標徴種とによって特徴づけられる。ブナ・スズタケ群集、ヨシ・マコモ群集など。旧称は群叢(ぐんそう)
(ロ) 動物では、魚類群集など特定の分類群を対象に用いたり、共通の生活様式をもつものだけをさして呼ぶこともある。

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むらがり‐あつま・る【群集】
〘自ラ五(四)〙 多くの人や物が、ひとところに群れをなして集まる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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むれ‐あつま・る【群集】
〘自ラ五(四)〙 むらがり集まる。集まる。
※大唐西域記長寛元年点(1163)七「数百千の衆、北岸に屯集(ムレアツマレ)り」

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むれ‐つど・う ‥つどふ【群集】
〘自ワ五(ハ四)〙 むらがり集まる。大勢がひとところに寄り集まる。
※当世書世気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一一「遊歩(うんどう)に便宜なる場所とも見えねば、衛生の為にとて、人々群集(ムレツド)ふわけにてはあらじ」

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