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群集墳【グンシュウフン】

デジタル大辞泉

ぐんしゅう‐ふん〔グンシフ‐〕【群集墳】
6、7世紀の小規模な古墳が密集しているもの。農村有力者の家族墓ともいう。

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防府市歴史用語集

群集墳
 同じくらいの時期の古墳が、限られた場所の中にたくさん造られたものを言います。小さな円墳[えんぷん]がほとんどで、は多いところでは数百もある場合もあります。

出典:ほうふWeb歴史館
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世界大百科事典 第2版

ぐんしゅうふん【群集墳】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぐんしゅうふん【群集墳】
一定地域に多数の小規模な古墳が密集するもの。多くは古墳後期のもので、古墳を築造する階層が増加したことを示すものといわれる。「千塚」「百塚」の名で呼ぶ地域もある。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

群集墳
ぐんしゅうふん
古墳時代後期に、方1~2キロメートルという限られた小範囲に築造時期の近い数十~数百の小古墳が群在する現象が各地でみられ、この小古墳を群集墳とよぶ。またこの小古墳の群を「古墳群」にかえて群集墳とよぶこともあり、千塚、百塚、塚原などと俗称される古墳群の多くは群集墳である。径10~30メートルの円墳が多く、内部主体はほとんどが横穴式石室で、数体ないし十数体の遺骸(いがい)が埋葬されていることが多く、副葬品は乏しい。全国に残る約15万基の古墳のうち9割以上は群集墳と推定される。
 このような数・規模・内容から被支配者層の家族墓と推定され、4~5世紀の古墳の多くが支配者層のものとみられるのと異なる。第二次世界大戦前はほとんど無視されてきたが、1951年(昭和26)近藤義郎(よしろう)が岡山県津山市の佐良山(さらやま)古墳群を調査して以来研究が進んだ。造営の時期については、全国的に盛行するのは6~7世紀であるが、畿内(きない)では奈良県新沢(にいざわ)千塚や和歌山県岩橋(いわせ)千塚の前山支群のように5世紀代までさかのぼるものがあり、逆に東北地方では8世紀まで造営される。造営の契機については、近藤は、農業生産の飛躍的発展が被支配者層のなかに階層分化をもたらし、そのなかから小規模ながら古墳を造営しうる有力な家父長制的大家族が成長してきたことに求めた。このほか、古墳を大和(やまと)政権による身分秩序の表示とみる立場から、カバネ(姓)秩序の農民層への拡大とみる説や、弥生(やよい)時代の方形周溝墓の系譜をひく有力農民の墓の一形態にすぎないとみる説などがある。消滅の原因については、カバネ制にかわる冠位十二階の制定と律令(りつりょう)体制への志向に求める説、家父長制大家族のなかに個別世帯の自立化が進んだ結果とみる説、仏教の影響とみる説、政治的規制を重視する説などさまざまである。各地の有力農民自体が造営を必要としなくなったのか、規制を受けて造営できなくなったのか、その解明は今後の課題である。[久保哲三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぐんしゅう‐ふん グンシフ‥【群集墳】
〘名〙 一定地域にかたまって存在する、六~七世紀の小規模古墳群。多くは古墳後期に古墳築造が一般化して生じた現象。近畿では千塚の名で呼ばれる。

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