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羊毛【ヨウモウ】

デジタル大辞泉

よう‐もう〔ヤウ‐〕【羊毛】
羊からとった毛。柔軟で保温性・吸湿性に富み、毛糸毛織物原料とする。ウール

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ようもう【羊毛 wool】
羊毛はメンヨウから切り取った毛で,ウールともいい,人間が利用する動物の毛の大部分を占める。動物の毛としてはヘア(獣毛)と呼ばれるラクダ毛,カシミア毛,モヘア(アンゴラヤギ毛),アンゴラウサギ毛,アルパカ毛も繊維として使われる。ヒツジは有史以前から中央アジア地方で飼育されたらしい。前3000年にはバビロニア人がヒツジを飼い,毛織物を着ていたという。しだいに東南アジアヨーロッパへ伝えられた。ヒツジは初め肉を食用として利用していたが,毛皮防寒に用いるようになり,のちに毛を切り取ってを紡ぎ,糸から織物を作るようになった。

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大辞林 第三版

ようもう【羊毛】
ヒツジ・ヤギから刈り取った毛。毛糸・毛織物の原料となる。縮れがあり、弾性・吸湿性・保温性に富む。ウール。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

羊毛
ようもう
wool
ヒツジから刈り取った毛の繊維。ヨーロッパでは非常に古くから羊毛を繊維とする習慣があったが、わが国ではヒツジが輸入されたのは比較的新しい。ヒツジは通常年1回、春の温暖になるころに毛を刈り取る。現在は、電気バリカンによって腹部より左右に切り開き、順次はぎ取っていき、一枚の毛皮のような形(フリース)にするのが習慣である。一頭のヒツジから収穫できる羊毛量は、オーストラリアンメリノー種で約3キログラムであり、刈り取ったままの羊毛(原毛)は脂、糞尿(ふんにょう)、土砂などが付着しており、これを洗ってきれいにすると目方は約半分となる。またフリースのなかでも部位によって毛の長さ、細さ、光沢などの差がある。肩の部分は、細くて長く質も柔らかで、もっとも良質の毛を産出する。
 羊毛繊維に特有な性質として、ジグザグ形に捲縮(けんしゅく)した形状(クリンプスという)と、繊維表面にうろこ状に無数の鱗片(りんぺん)(スケールという)がある。細い羊毛ほどクリンプスの数は増え、スケール数も多く、配列も規則的となる傾向がある。一方このスケールは縮絨(しゅくじゅう)作用の原因となり、とくにせっけん水と熱と圧力の下では、羊毛繊維が互いに絡み合って硬いかたまりとなる(フェルト化)。一般にフェルト化がおこると実用には不都合なため、塩素処理をしてスケールをすこし破壊した羊毛製品が多い。[並木 覚]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

よう‐もう ヤウ‥【羊毛】
〘名〙 羊や山羊(やぎ)などからとった毛。毛糸・毛織物の原料とする。
※史記抄(1477)一九「氈には皆羊毛をするげなぞ」 〔大唐西域記‐二〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

羊毛
ヨウモウ
wool

羊から得られる獣毛繊維.ウールとヘアーに分けられる.ウールは細くて柔らかく,比較的短い.ヘアーは太くて長く,硬く,毛髄をもつ.これらはケラチンからなっており,品種,太さにより若干変動するが,羊毛ケラチンの加水分解物は約20種類のα-アミノ酸からなる.羊毛は断面円形に近く,その高次組織は多数の紡錘状細胞と細胞間物質,さらにこれを取りまくりん片状細胞(クチクラ,うろこ状でスケールともいう)からなっており,毛髄は普通の羊毛では消滅している.細いウールはおもに衣料用に使用され,繊維のなかでは最高級である.ヘアーはカーペットなどに用いる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

羊毛
ようもう
ウール」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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