Rakuten infoseek

辞書

羅生門【らしょうもん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

羅生門
らしょうもん
能の曲名。五番目物。観世小次郎信光作。ワキ (渡辺綱) がシテ (鬼神) 以上に活躍するのが珍しい劇。なお御伽草子にも『羅生門』がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

羅生門
らしょうもん
日本映画。 1950年大映作品。監督黒沢明。出演三船敏郎京マチ子芥川龍之介短編小説の中』を橋本忍黒沢脚色,同一事件への関係者の告白がひとつひとつ食違う多義的な真実を映画化。 51年ベネチア国際映画祭で日本映画初のグランプリサン・マルコ金獅子賞を獲得した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

らしょう‐もん〔ラシヤウ‐〕【羅生門】
羅城門(らじょうもん)
謡曲。五番目物金春を除く各流。観世小次郎信光作。今昔物語などに取材。ワキ方中心の曲で、渡辺綱が羅生門にすむと戦い、鬼の片腕を斬(き)り落とす。
芥川竜之介小説。大正4年(1915)発表。今昔物語に取材。平安末期、荒れ果てた羅生門に上って寝ようとした下人が、生きるために盗人に早変わりする話を通し、人間のエゴイズムを描く。
黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和25年(1950)公開。芥川竜之介の短編小説「藪の中」とを翻案。同じ殺人事件の当事者たちと目撃者のそれぞれ異なる証言を繰り返し再現し、人間のエゴを描く。出演、三船敏郎、森雅之、京マチ子ほか。アカデミー賞名誉賞、ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞するなど、日本映画が海外で評価されるきっかけとなった。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション

らしょうもん【羅生門】
和歌山の日本酒。純米大吟醸酒「龍寿」はモンドセレクション国際コンクール酒類部門の特別金賞受賞酒。ほかに純米大吟醸酒「鳳寿」、吟醸酒鳳凰」、大吟醸酒の古酒「悠寿」などがある。原料米は山田錦蔵元の「田端酒造」は嘉永4年(1851)創業所在地和歌山市木広町。

出典:講談社
(C)Kodansha 2010.
本事典は現在流通している、あるいは過去に存在した本格焼酎・泡盛の銘柄を集めたものです。限定品や終売品、蔵元の転廃業などで既になくなった銘柄も含まれていますのでご了承下さい。それぞれの情報は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

羅生門
1950年公開の日本映画。英題《Rashomon》。監督・脚本:黒澤明、原作芥川龍之介、脚本:橋本忍。出演:三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬、千秋実、上田吉二郎、加東大介ほか。アカデミー賞名誉賞、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、栄誉金獅子賞受賞。第1回ブルーリボン賞脚本賞受賞。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

らしょうもん【羅生門】
能の曲名。五番目物。鬼物。観世信光作。シテは羅生門の鬼神。春雨の続くころ,源頼光(ワキヅレ)の館では,渡辺(ワキ),平井保昌(ワキヅレ)をはじめ家来一同が集まって酒宴を催していた。その席上で,羅生門に鬼が出るといううわさが話題になり,実否について綱と保昌の言い争いになる。綱は自分で確かめてくると言いきって,席を立って羅生門に向かう。激しい雨の中を羅生門に近づくと,乗っていた馬がおびえだすので,綱は馬を乗り捨てて羅生門の石壇上に上がり,証拠の札を立てて帰ろうとすると,鬼神(シテ)が現れて綱のかぶと)をつかんだ。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

らしょうもん【羅生門】
芥川竜之介の短編小説。1915年11月《帝国文学》に掲載。芥川の真の作家的出発を告げる初期の傑作である。平安末期の荒れ果てた羅生門の楼上,職を失った下人は死人の髪を抜きとっている老婆を取り押さえるが,生きるためにはこうするほかはないという老婆の言葉を聞くや,その着物を剝ぎとって闇の中へ消えてゆく。材を《今昔物語集》に取り,下人の心理推移をみごとに描きとってみせたこの作品の主題エゴイズムの剔抉に見るか,老婆の語る倫理を超えたニヒリズムに見るか,あるいは下人の示すへの勇気と悪への勇気をともに持った人間存在の矛盾そのものの凝視に見るか,その主題は幾様にも読みとれるが,いずれにせよ人間をつねに複眼的にとらえ,人生の一局面をあざやかに切断して作品化せんとする短編作家芥川のまぎれもない誕生をここに読みとることができよう。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

らしょうもん【羅生門】
1950年製作の日本映画。黒沢明監督作品。芥川竜之介の短編小説《藪の中》を基に,《羅生門》からのエピソードも加えて,橋本忍と黒沢が共同で脚本を書いた。平安の乱世の時代,都に近い山科のやぶのなかで起きた殺人をめぐる関係者と目撃者それぞれのくいちがう告白を,それぞれの視点で描き,それをオムニバス映画のように構成するという類のないユニークなスタイルで見せて,〈事実〉というものの多面性を浮き上がらせた。 日本では公開当時〈傑作〉とは評価されなかったが,《無防備都市》(1945)や《自転車泥棒》(1949)を日本に輸入したイタリ・フィルム社の代表ジュリアナ・ストラミジョリ女史のすすめで,ジャンコクトーが審査委員長をつとめた51年度ベニス国際映画祭に出品されてグランプリを受賞,次いでアメリカでアカデミー最優秀外国語映画賞を受賞して,国際的な注目を浴びた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

らしょうもん【羅生門】
羅城門らじようもんに同じ。
小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。「今昔物語」に材を得、平安末期の京都を舞台に、極限に追いつめられた人間の心理を描く。
能の一。五番目物。観世小次郎信光作。切能物。渡辺綱が、鬼が出るという噂うわさを聞いて羅生門へ行き、格闘のすえ、鬼の片腕を切り落とすというもの。
羅生門河岸にいた遊女。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

動植物名よみかた辞典 普及版

羅生門 (ラショウモン)
植物。シソ科の多年草ラショウモンカズラの別称

出典:日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

事典・日本の観光資源

羅生門
(岡山県新見市)
おかやまの自然百選指定の観光名所。

出典:日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

事典 日本の地域遺産

羅生門
(岡山県新見市草間馬繋)
新見癒やしの名勝遺産」指定の地域遺産。
「羅生門」と呼ばれる石灰石でできた巨大アーチ。国指定天然記念物になっている

出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

羅生門
〔大薩摩〕
らしょうもん
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
演者
杵屋六左衛門(11代)
初演
明治25.10(東京・春木座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

羅生門」の用語解説はコトバンクが提供しています。

羅生門の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.