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総鰭類【そうきるい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

総鰭類
そうきるい
crossopterygians
肉鰭綱 Sarcopterygiiのうち,シーラカンス目 Coelacanthiformesなどに属する魚の総称。古生代デボン紀に現れ,ほとんどの種はすでに絶滅化石として産出するが,1938年12月22日,シーラカンスが南アフリカ共和国のイーストロンドン沖で捕獲され,その生存が確認された。シーラカンス類は原始的形態を残し,ハイギョ類に次いで陸生脊椎動物に近い位置にあるとされる。(→硬骨魚類

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デジタル大辞泉

そうき‐るい【総×鰭類】
古生代デボン紀中期に現れた硬骨魚類一群頭蓋骨(とうがいこつ)が前後二つの部分から構成されることが特徴。現生種にシーラカンスがある。

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世界大百科事典 第2版

そうきるい【総鰭類】
硬骨魚類の1亜綱Crossopterygii。総鰭類と肺魚類を合わせて肉鰭亜綱Sarcopterygiiとする研究者もある。内鼻孔類と称せられたこともあるが,総鰭類には内鼻孔がないという研究もあるので,この名称は使わないほうがよい。古生代のデボン紀には総鰭類も肺魚類もよく似ていたので,共通の祖先から進化したと考えられている。体は一般にコスミン鱗でおおわれていた。背びれ(2基)と胸びれ,しりびれと尾びれをもっている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

そうきるい【総鰭類】
古生代のデボン紀に現れた魚類群の一。現生種ではシーラカンスがある。魚類と両生類との中間的性質をもつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

総鰭類
そうきるい
[学]Crossopterygii
肉鰭(にくき)綱総鰭亜綱の魚類。総鰭類はかつてはシーラカンス類Coelacanthimorpha、リゾドゥス類Rhizodontimorpha、ポロレピス目Porolepiformesを含むオステオレピス類Osteolepimorphaの三つのグループからなる分類群として認められていたが、今日では、総鰭類は自然群ではないと考えられている。シーラカンス類はおそらくほかのすべての肉鰭類の姉妹群であり、ポロレピス目魚類は肺魚の姉妹群、オステオレピス類は四足動物の姉妹群と考えられている。しかし、これら肉鰭類の類縁関係については多くの異なる意見がある。
 シーラカンス類はデボン紀の中ごろから中生代の終わりにかけて化石が発見されている。白亜紀の終わりに絶滅したと考えられていたが、1938年に南アフリカ東岸で生きた個体が発見され、現生は2種が知られている。おおむね4科が認められており、そのうち3科は化石種のみで構成されている。このほかに類縁のはっきりしない所属不明の種が多く存在する。シーラカンス類は頭蓋(ずがい)骨が前部と後部に分かれており、脳は後部に納められている。前部と後部は関節し、前部を動かすことができる。2枚の喉板(こうばん)があること、尾びれが両尾で鰭条が直接尾椎(びつい)に関節していることなどの特徴を有する。
 リゾドゥス類はデボン紀後期から石炭紀前期にかけて1科7属が知られており、オステオレピス類と四足動物の姉妹群と考えられている。
 オステオレピス類はデボン紀中期からペルム紀前期にかけて化石が発見されており、大きなものでは4メートルに達するものがいた。体は分厚い菱(ひし)形の鱗(うろこ)で覆われていた。7科が認められており、そのうちのパンデリクチス科Panderichthyidaeは、イクチオステガIchthyostegaやほかの多くの迷歯類と歯や頭部背面の骨がきわめて類似していることから、四足動物の姉妹群と考えられている。[籔本美孝]

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精選版 日本国語大辞典

そうき‐るい【総鰭類】
〘名〙 硬骨魚類の一つ。神経頭蓋が前後二つの部分に分かれるのが特徴。古生代デポン紀中期に現われたが、現存種としてはシーラカンスが発見されているのみ。

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