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網版【あみはん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

網版
あみはん
halftone block
網目凸版写真版などともいう。写真,絵画などの濃淡を印刷するための凸版の一種で,網点の疎密面積によって濃淡を表現する。 1882年ドイツの G.マイゼンバハの発明したオートタイピーに始り,93年アメリカの M.レビーが網目スクリーンを開発した。版材としては銅,亜鉛マグネシウム合金などが用いられ,銅版は比較的スクリーン線数の細かい,高級な原色版製作に用いられてきたが,このカラー印刷の分野はオフセットに変ってきた。亜鉛凸版は主としてスクリーン線数のあらい,モノクロームに用いられ,この分野は感光性樹脂版に変ってきている。マグネシウム合金版またはファイン亜鉛版を使って丸版にして,印刷機にかけ,輪転方式でスピードレベルをオフセットレベルに向上させるのに網版の精度が問題になる。

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デジタル大辞泉

あみ‐はん【網版】
写真または絵画の複製印刷で、原画の濃淡を網目状の点の大小で再現する製版方法。網目版。写真版。あみ。

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世界大百科事典 第2版

あみはん【網版】

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大辞林 第三版

あみはん【網版】
印刷用凸版の一。写真などの階調を網点の大小によって表現した凸版。感光版の前に網目を刻んだスクリーンを置いて、原図を細かい点に分解して撮影したネガを銅・亜鉛などに焼き付け、酸液で腐食して製する。網目凸版。網目版。写真版。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

網版
あみはん
写真の濃淡を大小の網点によって表した印刷版、またはそれで刷った印刷物。ドイツのマイゼンバッハGeorg Meisenbach(1841―1912)が発明(1882年特許)した。濃淡のある写真を印刷版で表す場合、部分的に濃淡の差をつけてインキを版に与えることができないから、濃い部分は大きい網点で、薄い部分は小さい網点で印刷する。網点が肉眼で1個ずつ見えないほど小さいから、全体の写真に濃淡の差が出る。この網点は、もとの写真を製版カメラで撮影するとき、スクリーンを通すことによってつくった。現在はデジタルデータをレーザーで描画する。網点の細かさは1インチ(約2.54センチメートル)の幅に、規則正しく線状に配列された網点の列の数(線数)によって表す。線数の数値が大きいほど網点は細かくなる。新聞用の網版は80線くらい、上質の紙を使った網版は100線あるいは133線、コート紙やアート紙へは175線以上である。[山本隆太郎・中村 幹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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図書館情報学用語辞典

網版
原稿を網目のスクリーンを通して撮影し,網点という点の集合体に置き換え,網点や白地の大小によって連続した濃淡をうまく表現する方法を用いた版面,さらにはその版で刷った印刷物.普通,凸版や平版は版面に付けるインキの量がどこも一律に同じなので,印刷インキの厚みを出すことができず,濃淡のあるものを印刷するのには不向きである.網版はこの点を補うものである.網点は凸形をしているので,凸版に分類できる.

出典:図書館情報学用語辞典 第4版
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