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絶滅【ぜつめつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

絶滅
ぜつめつ
extinction
生物のが死に絶え滅びること。絶滅は,環境的な影響力(生息環境の分断,地球規模の変動,人間による乱獲)もしくは個体群の進化的変化(同系交配,産子数減少,個体数減少)により生物種が衰退することによって起こる。動植物の絶滅は自然界で継続的にみられるものだが,化石資料が示すところでは,著しく多様な生物種が同時に絶滅する現象が過去に数回にわたって起こっている。このような多様性の顕著な減少は大量絶滅(→大量一斉絶滅)と呼ばれ,背景絶滅といわれる継続的に起こる大多数の絶滅とは区別される。化石資料からは 5回の大量絶滅を識別することができる。基本的に,大量絶滅が異常とみなされるのは,死滅する分類群が多数に上り,特定期間に集中し,影響を受ける地理的領域が広く,多くの異なる動植物の消滅を伴うためである。さらに,大量絶滅はそのメカニズムも背景絶滅とは異なっている。人間の手による自然環境の破壊(→環境破壊)を原因として,多くの生物種が絶滅してきた。人類に起因する絶滅の割合は,過去の自然な(背景)絶滅の割合の約 1000倍に上ると推定されており,一部の科学者の間では現代を 6回目の大量絶滅とする声もある。今日のような絶滅の急速な増加の最大の要因は,おもに人口の急激な拡大である。加えて,温室効果ガスの排出量増大が世界の気候を変動させ始めており,大気温(→大気)が徐々に上昇している。狩猟や捕獲などによる乱獲も多くの種に悪影響を及ぼしてきた。これらの要因が相まって絶滅危惧種の増加に結びついている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぜつ‐めつ【絶滅】
[名](スル)
生物の種などが滅びて絶えること。「乱獲により絶滅する」
残らず絶やすこと。なくすること。「交通事故を絶滅する」
レッドリストレッドデータブックで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目の一つ。すでに絶滅したと考えられる種。以前は「絶滅種」として分類されていた。EX(Extinct)。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

ぜつめつ【絶滅】
( 名 ) スル
すっかり滅びて絶えること。また、滅ぼし絶やすこと。 「 -の危機に瀕する」 「悪習を-する」

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ぜつ‐めつ【絶滅】
〘名〙 ほろび絶えること。また、ほろぼし絶やすこと。
※聖徳太子伝暦(917頃か)敏達天皇一〇年「臣等若違盟者。天地諸神及天皇霊絶滅臣等種矣」
※敬斎箴講義(17C後)「彼又人倫を絶滅することや到て罪重し」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一「其王統早く既に絶滅したるは固より論を俟たず」 〔墨子‐明鬼下〕

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