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【ケチ】

デジタル大辞泉

けち【結】
賭弓(のりゆみ)で勝負を決めること。また、その試合。
「右の大殿の弓の―に、上達部、親王達多く集へ給ひて」〈・花宴〉
囲碁の終盤戦で、まだ決まらない目を詰めること。また、その目。駄目。闕(けち)。→結(けつ)
「碁打ちはてて、―さすわたり、心疾(こころと)げに見えて」〈・空蝉〉

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けつ【結】
むすび。終わり。
漢詩で末の結句。「起承転
《迷いの世界にしばりつける心の働きであるところから》仏語。煩悩(ぼんのう)のこと。

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けつ【結】[漢字項目]
[音]ケツ(漢) ケチ(呉) [訓]むすぶ ゆう ゆわえる
学習漢字]4年
ひもなどでむすぶ。むすびつける。「結髪直結連結
組み立てる。構造物・組織体を造る。「結構結社結成結党
ばらばらのものを一つにまとめる。まとまる。「結合集結妥結団結
固める。固まる。「結石結節結氷結露凝結凍結
しめくくる。終わりになる。「結果結局結末完結帰結終結
ふさがる。「鬱結(うっけつ)秘結
[名のり]かた・ひとし・ゆい
[難読]網結(あみず)き結願(けちがん)結城(ゆうき)

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世界大百科事典 第2版

けつ【結】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

けち【結】
賭弓のりゆみで勝負を決めること。また、その勝負。ゆみのけち。 右の大殿の弓の-に、上達部みこたち多く集へ給ひて/源氏 花宴
囲碁で、駄目だめのこと。闕けち『手ゆるしてけり』『-さしつ』などいひ/枕草子 161けつ

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けつ【結】
おわりの句。末の句。結局。 起承転-
身心を束縛することから 煩悩ぼんのうの異名。
中世の銭を数える単位。一結は銭一貫文にあたる。

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ゆい【結】
[0]
結うこと。 その山に標しめ結ひ立てて-の恥しつ/万葉集 401
[1][0] 田植えや屋根替え、味噌搗みそつきなど、一時に多くの労働力を要する仕事をする際に、互いに人手を貸し合うこと。
接尾
助数詞。
くくり束ねたものを数えるのに用いる。 結束ねたる文ども三-置きたり/今昔 29
銭を数えるのに用いる。銭一〇〇文を一結とする。 はこびける用途十-をば、御布施に奉るなりとて、すてて帰りにけり/沙石 六・貞享本

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日本大百科全書(ニッポニカ)


ゆい
語源的には結う、結ぶ、結合、共同などを意味し、地域社会内の家相互間で行われる対等的労力交換、相互扶助をいう。地方によってはイイ、ユイッコ、エエなどとよばれ、また中国・四国地方のように手間換(てまがえ)、手間借(てまがり)と称する所もある。結は催合(もやい)とともにわが国の伝統的な共同労働制度の一つであるが、催合の慣行がかつて漁村で盛んで現在は衰退しつつあるのに対し、結は農山村で盛んで、現在も田植、稲刈りなどさまざまな機会に行われている。結における労力交換では、多くの場合、働き手として出動する個人の労働力の強弱はあまり問題とはされないが、一人前の人間が1日提供してくれた労力に対しては、かならず1日の労働で返済することが基本で、金銭や物で相殺することを許さない点に特徴がある。結は農耕作業で行われることが多く、起源もそこにあると考えられるが、実際の機会はそれにとどまらず、屋根の葺替(ふきか)え作業における茅(かや)の切出しや縄ないなどでもよく行われた。
 そのほか奇抜なものとして、秋田県では共同で按摩(あんま)の練習をすることを結按摩とよんでいたし、結で髪を結い合うなどの例もあり、結の意味が共同という範囲にまで拡大して解釈されることが少なくなかった。[野口武徳]

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精選版 日本国語大辞典

いわ・える いはへる【結】
〘他ハ下一〙 (「ゆわえる(結)」の変化した語) しばる。結ぶ。ゆう。いわく。
※雑俳・千枚分銅(1704)「帯といてをいわゑるやうな秋」

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いわ・く いはく【結】
〘他カ五(四)〙 =いわえる(結)
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「乃公(おれ)が舐めて遣ったり、結(イハ)いて遣ったり」

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かた‐な・す【結】
〘他サ四〙 (動詞「かたねる(結)」の連用形に「なす」の付いた「かたねなす」の変化した語か) 集めて一まとめにする。結びかためる。
※書陵部本名義抄(1081頃)「結 カタナス〔老子〕」

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かた・ぬ【結】
〘他ナ下二〙 ⇒かたねる(結)

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かた・ねる【結】
〘他ナ下一〙 かた・ぬ 〘他ナ下二〙
① 集めてひとまとめにする。むすぶ。しばる。
万葉(8C後)一八・四一一六「大君の 任(まけ)のまにまに 執り持ちて 仕ふる国の 年の内の 事可多禰(カタネ)もち」 〔和訓栞(1777‐1862)〕
② 公家有職で、結政(かたなし)を行なう場合の作法の一つ。政にあずかるべき申文(もうしぶみ)を開き、その要旨を読み上げる。
※左経記‐万寿二年(1025)一二月一〇日「今日須申文之由、結申」

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けち【結】
〘名〙
賭弓(のりゆみ)で勝負を決めること。また、その時。
※実方集(998頃)「ゆみのけちに、まだらまくにゆきのふりたりける」
囲碁の終盤戦で、まだ決まらない目を詰め寄せること。闕(けち)
※枕(10C終)一六一「人と物いふことをになして、近う語らひなどしつるをば、『手ゆるしてけり』『けちさしつ』などいひ」
③ ⇒けつ(結)(一)③
[補注](1)「けち」の「ち」は漢字の入声音「」を仮名表記するとき字音の後に母音「i」を添えたもので、「質(しち)」「節(せち)」と同様。
(2)①と②は勝負を決着させるという共通の意味をもつが、賭弓や囲碁の特定の世界での語であり、一般の用語で決着の意味に用いた例は見出しがたい。

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けつ【結】
[1]
むすび。おわり。終結。
※北野天満宮目代日記‐永正四年(1507)一二月「たうちを仕候てくわんらくもけつに成候間祝着由申」 〔淮南子‐繆称訓〕
② 末の句。結句。
③ (bandhana または saṃyojana の訳語) 仏語煩悩(ぼんのう)の異称。有情を生死の迷いに結縛して脱却させない心の働き。これに三結、四結、五結など、多くを数える。結使(けっし)
※法華義疏(7C前)一「尽諸有結心得自在者。嘆殺賊徳。殺賊自在唯是一時。而義自応始終。故云結而得自在也」 〔大乗義章‐五本〕
④ 筋肉などの凝った状態。
※柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二「瞽、客背に坐し、撲々肩を拍ち、〈略〉道ふ、〈略〉徐々(〈注〉そろそろ)結を解て可なり」
[2] 〘接尾〙 さし縄に通した銭。転じて、一結は銭一貫文(千文)をさす。
※東寺百合文書‐は・(年未詳)(鎌倉)一一月二六日・僧厳書状「三結を欲送遣候也」

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けっ・しる【結】
〘自サ上一〙 (サ変動詞「けっする(結)」の上一段化したもの) =けっする(結)(一)
滑稽本・八笑人(1820‐49)五「がうぎにけっしるな、あとがつけへてゐるぜ」

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けっ‐・す【結】
〘自他サ変〙 ⇒けっする(結)

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けっ‐・する【結】
[1] 〘自サ変〙 けっ・す 〘自サ変〙 大便が滞って通じなくなる。秘結する。便秘する。
※全九集(1566頃)一「洪脉は〈略〉大腸通せず、大便結し、口のうちかはき、身いたむ事をつかさどる」
[2] 〘他サ変〙 けっ・す 〘他サ変〙 むすぶ。結論づける。また、記述を終らせる。
※却癈忘記(1235)上「仏在世ならば、物さうにかくべからずといふ戒も、一つ結せらるべし」

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むすば・る【結】
〘自ラ四〙
① 糸、ひもなどで締められる。
② 他と、あるつながりができる。縁がつく。
※人情本・恩愛二葉草(1834)二「も矢張悪縁の、結ばる上へ重なる縁」
③ (口が)閉じられる。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「開た口が結ばって前歯が姿を隠すに連れ」

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むすばわ‐・る むすばは‥【結】
〘自ラ下二〙 (「むすびあう(結合)」の変化した「結ばう」の未然形自発助動詞「る」の付いたものか) =むすぼおる(結)
新撰字鏡(898‐901頃)「絓 緒也悪也絲也礙也懸也 糸牟須波々留」

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むすぼお・る むすぼほる【結】
[1] 〘自ラ下二〙
① 細長いものが結び合わせられて解きにくくなる。からみあってほどけなくなる。
※宇津保(970‐999頃)春日詣「花咲かぬ枝にも蝶はむつれけり柳の糸もむすぼほるらし」
② 狭まったり細まったりする。炎や煙が細まる。
※源氏(1001‐14頃)柏木「いまはとて燃えむけぶりもむすぼほれ絶えぬ思ひのなほや残らむ」
③ 固まって形になる。露・霜や氷などが凝固、凝結する。
※源氏(1001‐14頃)夕顔「ほのめかす風につけてもした荻のなかばは霜にむすぼほれつつ」
④ 夢として形となって現われる。
※源氏(1001‐14頃)朝顔「とけて寝ぬねざめさびしき冬の夜にむすぼほれつる夢のみじかさ」
⑤ 心が鬱屈(うっくつ)して晴ればれしなくなる。気持が発散せず憂鬱になる。気がめいる。気づまりとなる。
※拾遺(1005‐07頃か)恋三・八一四「春くれば柳の糸もとけにけりむすぼほれたるわが心哉〈よみ人しらず〉」
⑥ 特定の人とつながりを持つ。関係を結ぶ。縁故をつける。
※平家(13C前)一「かかりしかば、いかなる人も相構て其ゆかりにむすぼほれむとぞしける」
[2] 〘自ラ四〙 (一)に同じ。
※彌勒上生経賛平安初期点(850頃)「世尊の筋脈(すぢのみち)は盤結(ムスホホリ)て堅固にして深く隠れて現はにあらず」

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むすぼおれ むすぼほれ【結】
〘名〙 (動詞「むすぼおる(結)」の連用形の名詞化) 心や気持がふさぐこと。憂鬱。むすぼれ。
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「御気のつかれ御心のむすぼふれ、深く見へさせ給ふ」

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むすぼ・る【結】
[1] 〘自ラ下二〙 ⇒むすぼれる(結)
[2] 〘他ラ四〙 あるものにつながりを持たせる。
平治(1220頃か)上「すべて此一門にむすぼらるる人は、あやしの女房にいたるまで、才智人に越えたり」

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むすぼれ【結】
〘名〙 (動詞「むすぼれる(結)」の連用形の名詞化)
① からみ合って解けにくいこと。また、そのような状態になっている部分。
※俳諧・つばさ(1706)下「むすほれを風にくり出す柳かな〈鳥紅〉」
② 心が憂鬱になること。また、その気持。
※歌舞伎・阿国御前化粧鏡(1809)四立「この医者どのは役にも立たぬ事を言ひ出し、後室様のお気のむすぼれ」

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むすぼ・れる【結】
〘自ラ下一〙 むすぼ・る 〘自ラ下二〙
① 結ばれて解けにくくなる。もつれる。また、物事がそのような状態になる。
※広本拾玉集(1346)五「玉の緒はむすほれてのみやみなましかくしも君が思ひとかずや〈藤原公経〉」
② 固まって形になる。
※一条摂政集(961‐992頃)「しばしこそそでのこほりのむすほれめいまおもはるのかぜにとけなん」
③ 心が鬱屈して晴れ晴れしなくなる。気がめいる。憂鬱になる。沈んだ気持になる。
※万葉(8C後)一八・四一一六「ねもころに 思ひ牟須保礼(ムスボレ) 歎きつつ 吾(あ)が待つ君が」
④ つながりを持つ。関係を結ぶ。
※長門本平家(13C前)一「さればいか成人も相構へて此ゆかりに結ぼれんとぞしける」

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ゆい ゆひ【結】
[1] (動詞「ゆう(結)」の連用形の名詞化)
① 結うこと。結ぶこと。くくること。たばねること。紐・髪・標(しめ)などを結ぶこと。また、そのもの。
※万葉(8C後)三・四〇一「山守の有りける知らにその山に標(しめ)(ゆひ)立てて結(ゆひ)の辱しつ」
② (━する) 農作業などで、互いに労力を交換して助け合うこと。田植や刈取りなどで、互いに雇ったり雇われたりすること。また、その人。
※堀河百首(1105‐06頃)夏「残田はそしろに過ぎじ明日よりはゆひもやとはで早苗とりてむ〈隆源〉」
③ 乳幼児を入れて、つりさげて揺する、子守用の桶あるいは籠。〔名語記(1275)〕
[2] 〘接尾〙
① くくり束ねたものを数えるのに用いる。
※枕(10C終)八七「作りはてつれば、宮司召して、衣二ゆひとらせて」
② 銭を数えるのに用いる。一〇〇文を一結とする。
※貞享版沙石集(1283)六「はこびける用途十結をば、御布施に奉るなりとて、すてて帰りにけり」

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ゆ・う ゆふ【結】
〘他ワ五(ハ四)〙
① 結ぶ。しばる。糸・ひも・なわなどでくくる。
※万葉(8C後)一五・三七一五「一人のみ着ぬる衣の紐解かば誰かも由波(ユハ)む家遠くして」
② 髪を結ぶ。乱れた髪の毛をたばねととのえる。結髪する。いう。
※万葉(8C後)一一・二四九六「肥人(こまひと)の額髪結(ゆ)へる染木綿(しめゆふ)の染みにしこころ我れ忘れめや」
③ 一つのものに組み立てる。作り構える。つくる。
※万葉(8C後)一九・四一五四「枕付く 妻屋のうちに 鳥座(とくら)由比(ユヒ) すゑてそ我が飼ふ 真白斑の鷹」
落窪(10C後)二「とく帰りなんと急ぎ給へど、御車の輪ゆふ程に」
④ つくろい縫う。糸でつづる。
※枕(10C終)九〇「几帳どものほころびゆひつつ」
⑤ 獣の毛をたばねて筆の穂とする。筆を作る。
※白氏文集天永四年点(1113)四「宣城の筆人採りて筆に為(ユフ)(〈別訓〉ツクル)」
[補注]この語の変化した「いう」の形の用例も見られる。

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ゆす・ぶ【結】
〘他バ四〙 「むすぶ(結)」の変化した語。
※万葉(8C後)二〇・四四二七「家(いは)の妹ろ我(わ)を偲ふらし真結(ゆす)ひに由須比(ユスヒ)し紐の解くらく思へば」

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ゆわ‐・う ゆはふ【結】
[1] 〘他ハ四〙 (動詞「ゆう(結)」の未然形に、反復、継続を表わす助動詞「ふ」の付いてできたもの) しっかりと縛っておく。
※書紀(720)天智二年六月(北野本訓)「革を以て掌を穿ち縛(ユハフ)
※大唐西域記長寛元年点(1163)四「縲(ユハヒ)(つなく)中に在りと雖も、尚旦夕命を貪る」
[2] 〘他ハ下二〙 ⇒ゆわえる(結)

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ゆわ・える ゆはへる【結】
〘他ア下一(ハ下一)〙 ゆは・ふ 〘他ハ下二〙 結ぶ。縛る。くくる。〔書言字考節用集(1717)〕
※塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉二「アレー。と云ふ中に一人が足を縛(ユワ)へ、一人が手を縛へ」

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ゆわ・く ゆはく【結】
〘他カ五(四)〙 結ぶ。縛る。ゆわえる。
※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉三「其百姓が、車の轅(ながえ)と横木を蔓(かづら)で結(ユハ)ひた結び目を誰がどうしても解く事が出来ない」

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