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結髪【けっぱつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

結髪
けっぱつ
を結束すること,および結束した頭髪。髪を束ねて結ぶ習慣は,狩猟・農耕などに従事する男性から始り,やがて,子供が3歳になったとき結髪のために初めて髪を伸ばす髪置,成人に達したときに行われる元服など,儀式化されるにいたった。明治初頭の断髪令施行以前の日本では,男女の頭髪はなんらかの結束を伴ったため,結髪の語は髪型とほとんど同義に使われた。しかし,洋髪が普及すると,この語はおもに女性・子供の日本髪をさす語として定着し,洋髪にはヘアスタイルの語をあてるようになった。この意味での結髪には,特に江戸時代初期の遊女に始るきわめて技巧的な独自の結髪法があり,種類もはなはだ多い。通常,前髪,鬢 (びん) ,髱 (たぼ) , (まげ) の4つを構成の基本とするが,特に髷の変化が全形を特徴づける場合が多い。代表的なものには,丸髷,島田髷 (高島田,文金島田) ,結綿桃割れ銀杏返しなどがある。

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デジタル大辞泉

けっ‐ぱつ【結髪】
[名](スル)
髪を結うこと。また、結った髪。
元服すること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ゆい‐がみ〔ゆひ‐〕【結(い)髪】
結った髪。けっぱつ。

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ゆ‐がみ【結髪】
《「ゆいがみ」の音変化》馬のたてがみを部分部分束ねて結ぶこと。また、そのたてがみ。巻き髪。
「手綱を馬の―に捨て」〈平家・九〉

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大辞林 第三版

けっぱつ【結髪】
( 名 ) スル
髪をゆうこと。また、ゆった髪。 「 -スル/ヘボン 三版
元服。

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精選版 日本国語大辞典

けっ‐ぱつ【結髪】
〘名〙
① 髪をゆうこと。また、そのゆった髪。
※東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初「方今散髪筒袖の世に会して、間(まま)結髪佩刀の人有り」
② 元服すること。加冠。
※日本往生極楽記(983‐987頃)澄海「澄海結髪之時、従漁者遊戯矣」 〔史記‐主父偃伝〕

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むすび‐がみ【結髪】
〘名〙 女性の鬢(びん)や髱(たぼ)を出さないで無造作に頭上にたばねる髪の結い方。晴の時には結ばない形とされた。
※談義本・教訓雑長持(1752)一「今日此比は、素顔ばかりか、物詣、見物、遊山にも、結(ムス)び髪(ガミ)

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ゆい‐がみ ゆひ‥【結髪】
〘名〙 結いあげた頭髪。結った髪。けっぱつ。
※浮世草子・好色一代女(1686)三「飼猫なつけて、夜もすがら結髪(ユヒガミ)にそばへかしける程に、後は夜毎に肩へしなだれける」

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ゆう‐かみ ゆふ‥【結髪】
〘名〙 髪のもとどりを結ってたばねるためのもの。多く組糸や麻糸を用いた。もとゆい。
[補注]「万葉‐一一八」の「嘆きつつ大夫(ますらをのこ)の恋ふれこそ吾が結髪(ゆふかみ)の漬ちてぬれけれ」の「結髪」(私が結う髪の意)をこの意とする説もある。

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ゆ‐がみ【結髪】
〘名〙 (「ゆいがみ(結髪)」の変化した語) 馬のたてがみを点々とたばねて結ぶこと。まきがみ。
※岡本記(1544)「巻かみをはゆかみとも、立かみとも、まきかみなとと申へし」

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