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結合組織【けつごうそしき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

結合組織
けつごうそしき
connective tissue
諸種の器官の中に分布し,組織を相互に結合して支持し,一定の形態および位置を保つ役割を果す組織。通常,線維性結合組織,膠原組織,細網組織などに分類される。結合組織は中胚葉に由来し,上皮組織のように外界や内腔に面することはない。基本的には,線維芽細胞とこの細胞がつくり出した細胞間物質により成っている。

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デジタル大辞泉

けつごう‐そしき〔ケツガフ‐〕【結合組織】
動物体の組織間を満たして、それらを結合・支持する組織。細胞間質(間充質)をもち、靭帯など繊維成分に富む組織のほか、軟骨血液リンパなども含めていう。結締組織結合織。線維性結合組織。

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栄養・生化学辞典

結合組織
 他の臓器や組織を支えたり,臓器と臓器,組織と組織などを結合させたり空隙を埋めたりしている組織.コラーゲンやエラスチンなどが主成分.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

けつごうそしき【結合組織 connective tissue】
結合織,結締組織ともいう。狭義には,各器官の間,各組織の間,たとえば上皮組織と筋組織の間など体のあらゆる部分の間を埋め,結合作用を営む組織をいう。真皮,皮下組織,粘膜下組織,骨膜筋膜,腱,血管の外膜などは,すべて結合組織である。細胞が比較的まばらで,細胞間質が豊富で,そこに繊維成分が存在するのを特徴とする。結合組織に存在する細胞成分を結合組織細胞とよぶ。繊維芽細胞,細網細胞,組織球,形質細胞,リンパ球,脂肪細胞,肥満細胞,顆粒白血球色素細胞などがあげられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けつごうそしき【結合組織】
体内の器官や組織の間の結合や充塡じゆうてんにあずかる繊維に富んだ組織。広義には軟骨組織・骨組織・血液などを含む。結締組織。結組織。結合織。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

結合組織
けつごうそしき
動物の各種器官にあって上皮組織、組織、神経組織などを互いに結び付け、それらに養分を補給するなどの役割を果たす組織をいう。すべて胚(はい)の間充織に由来するが、間充織自体も結合組織の一種とみなすことができる。成体の結合組織は繊維性結合組織、軟骨組織、骨組織(硬骨組織)、造血組織に大別される。
 繊維性結合組織は脊椎(せきつい)動物には広く存在し、狭義の結合組織とよばれ、次のように分類される。
(1)疎性結合組織 もっとも代表的な繊維性結合組織で、細胞(繊維芽細胞)は少なく、細胞間には繊維芽細胞によって産生された各種繊維(格子繊維、膠原(こうげん)繊維、弾性繊維など)とプロテオグリカン(ムコ多糖タンパク質)や糖タンパク質からなる細胞間基質が存在する。
(2)密生結合組織 疎性結合組織より膠原繊維の成分の多い結合組織で、皮膚の真皮、腱(けん)などに存在し、これらの組織に強靭(きょうじん)さを与える。
(3)脂肪組織 脂肪細胞を主成分とする結合組織で、脂肪細胞は脂肪粒を蓄積し、脂肪の貯蔵庫となる。
(4)膠様組織 特殊な繊維性結合組織で、哺乳(ほにゅう)類の臍帯(さいたい)の主要な成分であるウォートン軟肉などにみられる。星状細胞が多く含まれ、細胞間基質はコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、少量の膠原繊維を主成分とする。
 軟骨組織および骨組織はそれぞれ軟骨細胞と骨細胞、およびそれらの細胞が分泌する細胞間物質とからなる。細胞間物質は、軟骨組織では膠原繊維または弾性繊維と、コンドロイチン硫酸や硬タンパク質を含む軟骨基質である。一方、骨組織の骨基質は、コンドロイチン硫酸を主とするプロテオグリカンのほかに、多量のリン酸カルシウム、炭酸カルシウムを含む。軟骨組織、骨組織ともに生体の形態の維持に重要であり、硬さとともにある程度の弾力性をもっている。
 造血組織は特殊な結合組織で、多くの場合発生に伴って変化し、哺乳類では胎生期には卵黄嚢(のう)、肝臓、脾臓(ひぞう)などの中に造血組織がみられ、成体ではもっぱら骨髄とリンパ組織で血球がつくられる。一般には、胎生期に卵黄嚢などに発生した血球幹細胞が骨髄などに定着して成体の血球へと分化するものと考えられている。骨髄の造血組織では、幹細胞および分化の途上にある血球の塊が細網細胞および細網繊維の間にみられる。[八杉貞雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

けつごう‐そしき ケツガフ‥【結合組織】

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