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経済【ケイザイ】

デジタル大辞泉

けい‐ざい【経済】
[名](スル)

㋐人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係。
㋑金銭のやりくり。「わが家の経済は火の車だ」
㋒費用や手間のかからないこと。倹約。「弁当を持っていくほうが経済だ」
《「経国済民」「経世済民」の略》国を治め民を救済すること。政治。
「事業を為して天下を―するは、豈に政府に立のみに止らんや」〈織田訳・花柳春話

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世界大百科事典 第2版

けいざい【経済 economy】
〈経済〉とは,衣食住など物財の生産・流通・消費にかかわる人間関係の全体である。われわれ人間も他の動物同様,ものを食べなければ生きていけない。しかしわれわれがものを摂取する過程は,動物とは根本的に相違する。われわれは食物を料理したり容器に盛りつけるなど,さまざまな様式で形姿を整える。動物として生理的に胃の腑を満たすという点からすれば,過剰といえるような部分がまとわりついている。しかもこれら過剰な部分は効率的にものを摂取するため,あるいは節約するためということとは無関係で,むしろそれらのためにはマイナスでしかない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けいざい【経済】
( 名 ) スル
物資の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。
世を治め、民の生活を安定させること。 「男児の事業を為して天下を-するは/花柳春話 純一郎
金銭の出入りに関すること。やりくり。 「我が家の-は火の車だ」
費用が少なくてすむこと。節約。 〔「経世済民」または「経国済民」の略。「和英語林集成」(1867年)に訳語として economy と載るのが早い例〕

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

けい‐ざい【経済】
〘名〙
① (━する) (「経国済民」または「経世済民」の略) 国を治め、民を救済すること。政治。
※四河入海(17C前)三「俗縁未尽して政にあづかりて、伊尹や皐陶が如にして天下を経済するぞ」 〔文中子‐礼楽〕
② 人間の共同生活を維持、発展させるために必要な、物質的財貨の生産、分配、消費などの活動。それらに関する施策。また、それらを通じて形成される社会関係をいう。
※池田光政日記‐天和二年(1682)五月一日「経済は国家の本なり。古語に、『国に三年の貯(たくわえ)無きを国其国に非ず』」
※可験録(1834)一「金沢侯往昔よき御家老ありて、御用金にて一時に経済の法やぶれ、下々困窮することを憂ひ」
③ 金銭のやりくりをすること。
※談義本・世間万病回春(1771)五「自家の経済(ケイサイ)に心を尽して老後の用心に金をたくわえ」
④ (形動) 費用やてまのかからないこと。費用やてまをかけないこと。また、そのさまをいう。倹約。節約。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四四「而して子之を食(やしな)はざるは全く経済(ケイザイ)より出る所ならん」
※田舎教師(1909)〈田山花袋〉二八「自炊生活は清三に取って、結局気楽でもあり経済でもあった」
※生活の探求(1937‐38)〈島木健作〉一「大学は経済か法科が期待され」
[補注]明治前期には、英語の economics の訳語としては「理財」を用いることが多く、「経済」に落ちつくのは後期になってからのことである。

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