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組織【そしき】

デジタル大辞泉

そ‐しき【組織】
[名](スル)
組み立てること。組み立てられたもの。
「奥座敷は一種の宿屋見た様な―に出来ている」〈漱石・満韓ところどころ〉
一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。また、それを組み立てること。「組合を組織する」「全国組織
生物体を構成する単位の一で、同一の形態・機能をもつ細胞の集まり。さらに集まって器官を構成する。動物では上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、植物では分裂組織・永久組織などに分けられる。
岩石を構成する鉱物の結晶度・大きさ・形・配列などのようす。石理。
織物で、縦糸と横糸とを組み合わせること。織り方。「ラシャは組織が密だ」

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岩石学辞典

組織
岩石の結晶度,粒度,個々の結晶その他の構成物の形,構成物同士の配列状態や接合状態など,鉱物集合体での鉱物の幾何学的な特徴.これは岩石を生じた周囲の条件を反映していると考えられている.組織(texture)と構造(structure)の区別は明確に区分することは難しいが,岩石学では,一般には組織は顕微鏡的な鉱物相互の関係の場合に用い,構造は肉眼的に見られるようなやや大きい模様に用いることが多い.しかしこの区別は学問分野によって異なり,地球科学関係の中でも構造地質学では岩石や岩体が形成されたときに生じる一次構造と,その後の断層,褶曲,節理などを二次構造と区別している.また国によってもtextureとstructueとは日本とは逆の意味で用いられるところがあり,注意を要する.模様(fabric)も区別の難しい語であるが,岩石学ではどちらかといえば組織(texture)に近い意味で用いられることが多い.片山らは岩石の組織は結晶度,粒度,模様(fabric)の三要素で決まるとしている[片山ほか : 1970].

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栄養・生化学辞典

組織
 体の単位の一つで,同一種類の細胞の集団.例えば,上皮組織脂肪組織など.

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デジタル大辞泉プラス

組織
1973年製作のアメリカ映画。原題《The Outfit》。リチャード・スターク『悪党パーカー/犯罪組織』の映画化。監督:ジョン・フリン、出演:ロバート・デュバル、カレン・ブラックほか。

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世界大百科事典 第2版

そしき【組織 organization】
組織とは,企業体,学校,労働組合などのように,2人以上の人々が共通の目標達成をめざしながら分化した役割を担い,統一的な意志のもとに継続している協働動行為の体系と定義することができる。すなわち,分化した機能をもつ複数の要素が,一定の原理や秩序のもとに一つの有意義な全体となっているものの意であるから,広義には,動物や植物の場合にもひとつひとつの細胞が集まって成り立つ場合,細胞組織とか人体組織というように用いられる。

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そしき【組織 tissue】
生物における細胞集団。多細胞生物においては発生が進むにしたがい細胞が形態的・機能的に分化する。これらの細胞は雑然と混合しているのではなく,多くは同じ種類の細胞が集合し,一定の配列をなしている。このように1種類または数種類の細胞からなる有機的細胞集団を組織という。tissueの語はラテン語texere由来のフランス語tissuから派生したもので,織物の意味。あたかも多数の緯糸経糸からなる織物のように,組織をつくる細胞間には有機的な連絡がある。

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大辞林 第三版

そしき【組織】
( 名 ) スル
組み立てること。また、組み立てられたもの。 「所謂劇を-する要素は何か/神秘的半獣主義 泡鳴
特定の目的を達成するために、諸個人および諸集団に専門分化された役割を与え、その活動を統合・調整する仕組み。または、そうして構成された集団の全体。また、それを組み立てること。 「会社-」 「社会-」 「組合を-する」 「議会を-する」
生物体を構成している単位の一つで、同一の機能と構造とをもつ細胞の集団。動物では、上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、植物では分裂組織・永久組織などに区別される。
構成鉱物の大きさ・形・並び方などによる岩石の内部構造。石理。
織物で経たて糸と緯よこ糸を組み合わせること。また、その交錯のし方。 「織物-」 〔 は英語 system あるいは organization の訳語。末広鉄腸「雪中梅」(1886年)に見られるのが早い例〕

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そしょく【組織】
( 名 ) スル
そしき(組織)」に同じ。 「国民の輿望よぼうを以て政府を-する憲法は/新粧之佳人 南翠

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

組織
そしき
organization
集団成員間の相互交渉の結果として生れてきた集団全体としての成員相互関係,つまり役割,地位の体系および各成員の行動規準や伝達および統制の過程の総体を意味する。ときには組織化された体系としての集団,つまり組織体のことを組織と表現することがある。しかし一般には,集団の内部の構造化そのものを組織という。集団が自然発生的に生じてくるような場合,その成立の初期には組織分化度は低く,明瞭性を欠き,また各成員の受持つ役割,地位,行動規準は変化しやすく,安定性を欠いているといえるが,集団が長く持続していくに従って,次第に安定し,場合によっては,必要以上に固定化してくる場合もある。集団の組織化は,大別して2つの側面に向って行われる。 D.カートライトによると,その一つは,集団の共通目標に適応する方向に成員の行動を引起す機能であり,他の一つは,集団の統合を維持,強化する方向に働く機能であるとされる。集団の組織はその内部に同時的にインフォーマルな組織とフォーマルな組織をもつ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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組織
そしき
tissue
生物学用語。多細胞の生物体において起源的に同じで形態も似た細胞が,互いに集って一定の作用を営んでいるものをいう。しばしばこれらの細胞は,その生産した物質 (細胞間質など) によって連絡されている。動物には上皮組織,筋組織,神経組織,結合組織などがあり,植物には表皮組織,柔組織,繊維組織,通道組織などがある。動物の血液やリンパなどの体液は,細胞間質が流動性をもっている結合組織として取扱われている。組織は組織系を構成し,また何種かの組織が集って器官を形成する。

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精選版 日本国語大辞典

そ‐しき【組織】
〘名〙
① (━する) 組み立てること。また、組み立てられたもの。くみたて。そしょく。〔和英語林集成再版)(1872)〕
※明六雑誌‐二二号(1874)知説四〈西周〉「諸学の見象を類次し単純なる者より組織なる者に至り五学の模範を立つ」 〔孟郊‐出東門詩〕
② (━する) 一定の目標があり、成員の地位と役割とそれに応じた責任が決められているような人々の集合体。また、それを組み立てること。広義には一定の機能をもちつつ、全体として結合を保っているものをいう。経済組織、行政組織、社会組織など。そしょく。
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「前年は我々の同志を以て議会を組織(ソシキ)し」
③ 生物体を構成する単位で、ほぼ同じ形や働きをもった細胞の集まり。動物では上皮、結合、筋肉、神経などの各組織に、植物では表皮、通導、柔、機械などの各組織に分けられる。組織が集まって一定の機能をもった器官となる。そしょく。〔医語類聚(1872)〕
④ (━する) 織物で、緯(よこいと)と経(たていと)を組み合わせること。また、その組み合わせ。そしょく。

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そ‐しょく【組織】
※経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉一「冬は一里余り隔りたる学校に通ひ夏は紡績組織(ソショク)(〈注〉オリモノ)を事とし」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「大学の組織(ソショク)の如きも、匇卒(さうそつ)今日の有様を見れば、寔(まこと)に羨むべく尊むべく」

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