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紫外線【しがいせん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

紫外線
しがいせん
ultraviolet ray
菫外線ともいう。スペクトルの紫より短波長側にある不可視光線で,400nm以下の光である。可視光線より波長が短く,X線より波長の長い電磁波で,波長 190nm以下の領域を特に真空紫外線と呼ぶ。ほとんどの光化学変化は紫外線によって引起される。研究上用いられる紫外線の光源としては水銀灯水素放電管,キセノン放電管などがあり,検出には光電池,光電子増倍管,写真乾板などを用いる。

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デジタル大辞泉

しがい‐せん〔シグワイ‐〕【紫外線】
可視光線スペクトル紫色部より外側にあって、目には見えない光線。波長は1~380ナノメートル程度で、可視光線より短く、X線より長い。太陽光線・水銀灯の中に含まれ、殺菌作用をもつ。また大気中の酸素と反応してオゾンを発生する。化学線。菫外(きんがい)線。UV(ultraviolet)。ウルトラバイオレットレイ
[補説]波長により近紫外線遠紫外線極紫外線の三つに分けられる。また、近紫外線はさらにUVA(A波)・UVB(B波)・UVC(C波)に分けることもある。

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栄養・生化学辞典

紫外線
 可視光線より短波長側の電磁波で,通常400nm〜1nmのもの.可視部に近い比較的波長の長いものが近紫外線,可視部から離れた比較的波長の短いものが遠紫外線.

出典:朝倉書店
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毛髪用語集

紫外線
紫色より短い波長の光。日焼け等を起こさせたり、殺菌作用もある。また、皮膚癌を誘発する恐れもある。

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世界大百科事典 第2版

しがいせん【紫外線 ultraviolet rays】
可視光の短波長端(波長約400nm)からX線の長波長端(定義は明確でないが波長10nm程度)に至る範囲の波長をもつ電磁波の総称。光のスペクトルでいうと,紫色の外側に相当するのでこの名がある。区分はまちまちであるが,波長が300nmより長い領域を近紫外線,200nmより短い領域を遠紫外線ということもある。紫外線の波長範囲は,光子エネルギーに直すとほぼ3eVから100eVとなるが,このエネルギーは,分子を解離させ化学反応を誘起したり,原子や分子を電離したり,一部の内殻電子を励起したりするのに十分な値である。

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大辞林 第三版

しがいせん【紫外線】
波長が、可視光線より短く X 線より長い電磁波の総称。波長約380~1ナノメートル。目には見えないが、太陽光・水銀灯などに含まれ、日焼け、殺菌の作用をもつほか、しばしば光化学反応を起こすなど化学作用が強い。皮膚癌の原因になることがある。また、太陽光線中の紫外線は大気上層の酸素やオゾンによって吸収され、およそ300ナノメートル 以下のものは地上に到達しない。化学線。菫外きんがい線。 UV 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

紫外線
しがいせん
ultraviolet rays
目に見える光の波長領域に続き、その短波長側にある電磁波。1801年、ドイツの化学者J・W・リッターが、太陽光スペクトルで紫の外側(短波長側)に、塩化銀をより強く黒化させる力をもつ光の存在することを確認し、紫外線を発見した。可視光線の波長は、720ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)から380ナノメートルの範囲であるから、380ナノメートルより短い波長の光が紫外線である。さらに200ナノメートルより短い波長の光は、空気によって強く吸収されるので、真空中でしか取り扱うことができず、真空紫外線(または遠紫外線)とよばれる。紫外線は、可視光線よりも量子としてのエネルギーが大きく、化学作用や生理作用が強い。たとえば、水銀灯から出る波長253.7ナノメートルの紫外線は、殺菌光線として使われているが、生理作用が強いので、直接裸眼で見たりすると、急性角膜炎となり、目が痛むことがある。真空紫外線は、空気ばかりでなく、ほとんどすべての物質によって強く吸収され、物質中の電子を励起したり、物質から電子を放出させたりする。一般に、固体物質が高温になると、初め赤熱状態となり、次に白熱状態になり、さらに高温になると青みがかって輝くようになる。これは、表面から放射される光の分布が、しだいに短波長側に寄ってくるためで、絶対温度2000Kくらいになると、紫外線も強く放射される。したがって、溶接作業などではかならず保護眼鏡を必要とする。太陽は、表面温度が絶対温度5000Kにもなっているので、当然紫外線も強く放射されている。地球の地表には、300ナノメートルより波長の短い紫外線はきていない。これは、上層大気中にあるオゾンによって紫外線が吸収されるためである。ただし、人工衛星や宇宙船ではオゾン層の保護がないので対策を必要とする。300ナノメートルより長い波長の紫外線でも、長時間皮膚をさらすと日焼けをおこすことがある。
 なお、生理的作用によって、近紫外線(波長200~380ナノメートル)はA(波長315~380ナノメートル)、B(波長280~315ナノメートル)、C(波長200~280ナノメートル)に分類される。デオキシリボ核酸(DNA)の吸収がある波長250ナノメートル付近の紫外線は、癌(がん)発生の原因となる。200ナノメートル付近の紫外線は、吸収が大きく、皮膚の内部にまで滲入しないので、眼科の治療などに利用される。[尾中龍猛・伊藤雅英]
『『ニュートンムック 光とは何か?』(2010・ニュートンプレス)』

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