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素焼【すやき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

素焼
すやき
unglazed pottery; biscuit
自然乾燥されたあとの素地に含まれた水分を除去するため,無のまま焼いた陶器磁器。素焼はたいてい陶磁器の製作過程で施釉と描画する本焼の前段階として焼かれるものであるが,素焼のままの状態で終る場合もある。磁器の場合にはそれぞれをビスケットといい,陶製人形などはテラコッタ,陶器の場合は単に素焼という。焼成温度は 600℃ぐらいの低温から 1250℃の高温まで,素材によって異なる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

す‐やき【素焼(き)】
陶磁器釉(うわぐすり)を施して本焼きする前段階として、成形・乾燥を終えた生素地(なまきじ)のものを低温で焼くこと。
釉を施さずに焼いた陶磁器。白焼(しらや)き。「素焼きの祭器」
魚肉などを、何もつけずそのまま焼くこと。白焼き。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

す‐やき【素焼】
〘名〙
① 成型した素地(きじ)を十分に乾燥させ、釉(うわぐすり)をかける前に低温で焼いたもの。土器、炻器(せっき)のように焼き締められた完成品と、製作過程の一つとして、本焼する前段階として行なった未完成品とがある。しらやき。
※浄瑠璃・生玉心中(1715か)中「きはは素焼(スヤキ)の明徳利」
② 魚や肉などを何も付けずに焼くこと。白焼(しらやき)
※我羊独語(1929)〈品川義介〉天然林の中で「手抦話に耳を傾けつつ皮を剥ぎ肉は寮に買ひて素焼(スヤ)きとなす」
③ 虚無僧(こむそう)をののしっていうことば。
※歌舞伎・傾城青陽𪆐(1794)三「やい素焼きめ〈略〉その訳聞かう、虚無僧め」

出典:精選版 日本国語大辞典
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