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等価回路【とうかかいろ】

世界大百科事典 第2版

とうかかいろ【等価回路 equivalent circuit】
ある着目した特性に関して,相似の関係をもたせるように作った回路。例えば誘導電動機の等価回路として図のようなものがあり,対称三相正弦波交流を加えたときの電流,力率,効率,速度,トルクなどがこの等価回路から容易に求められる。しかし,非対称電源や高調波に対するふるまい,温度上昇(発熱量は等価性があるが熱容量,冷却プロセスなどは考えられていない),音や振動などについてはまったく等価性がない。このように,目的をよく知って用いることが肝要である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

等価回路
とうかかいろ
電気的な特性を変えずに、ある電気回路を別の電気回路で置き換えることができる場合、一方を他方の等価回路という。両方の電気回路の複雑さが異なるときは、一般に簡単なほうをいう。変圧器、電動機、電子管、トランジスタなどを含んだ回路の計算を容易にするため用いることが多い。とくに外部システムの電気特性を変えず、適用条件を考慮する必要のない場合を完全な等価回路という。外部システムは変えないが、ある特定の条件下でのみ等価できる回路を条件付き等価回路として区別することもあるが、この場合は、使用する周波数や周波数帯域を限定したり、電流方向や端子の条件を配慮して利用しなければならない。[岩田倫典]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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