Rakuten infoseek

辞書

笑話【わらいばなし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

笑話
わらいばなし
民話の一形態。本格昔話に対する派生昔話の一種で,本格昔話が話の発端,事件の展開,結末と,整った話型をもち,いくつかのエピソードによって構成されるのに対し,笑話は単純な形式をとり,聞き手に笑いを起させることを目的とする掌編話型となっている。笑話が著しい発達を示したのは,おおむね中世以降とみられ,日本では鎌倉時代に寺院の僧が説経の資料に採用したことによって広い伝播をみたといわれる。アメリカの S.トンプソンは笑話を,(1) 愚か村の話,(2) 愚かな妻または夫の話,(3) うそ話などに分類しているが,日本でも柳田国男が,(1) 大話 (誇張譚) ,(2) まねそこない話,(3) 愚か者話の3つに分けている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しょう‐わ〔セウ‐〕【笑話】
こっけいな話。わらいばなし。
談笑すること。
「衆客又来集し―頗る聒(かまびす)し」〈織田訳・花柳春話

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しょうわ【笑話】
滑稽な話,おどけた話をいう。笑話には,人間をおもな登場者として聞き手を笑いでもてなそうとするところに特色があった。古くは,神の前で人々が笑うことが神を慰め,神の怒りを鎮めると信じられていたらしい。山の神にオコゼを見せて笑ってもらうという祭りもその一例である。山遊びや田楽などにも笑話的要素が見られる。民話の中には愚かな行為や失敗を扱った笑話も含まれている。政治的な風刺や卑わいな話も笑話の材料となる。地口,秀句,落ちなど軽妙なことばの洒落を示す言語遊戯による笑話の伝承もある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しょうわ【笑話】
滑稽な話。わらいばなし。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しょう‐わ セウ‥【笑話】
〘名〙
① 滑稽な内容の話。おかしい話。笑い話。落語。
咄本・聞上手(1773)叙「今集る笑話(セウワ)一帖、聞上手と題す」 〔桃花扇‐訪翠〕
② (━する) 笑いながら話すこと。また、その話。談笑。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五三「衆客又来集し笑話頗る聒(かまびす)し」
[補注]「小説精言‐四」に「我説個笑話(〈注〉ヲドケバナシ)」とある。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

わらい‐ばなし わらひ‥【笑話】
〘名〙
① 笑いながら話すこと。笑談(しょうだん)。しょうわ。
※牛部屋の臭ひ(1916)〈正宗白鳥〉一「隣近所の女達を相手に、持前の高声でげらげらと笑ひ話をして興じてゐる」
② 滑稽な内容の話。おかしい話。しょうわ
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「尤も是れが悟り始めの悟り仕舞だと笑ひ話にもなるが」
③ 昔話のうちの一部門。知恵のはたらき、はなはだしい誇張を主眼とした話、愚人に関する話などが含まれる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

笑話」の用語解説はコトバンクが提供しています。

笑話の関連情報

他サービスで検索

「笑話」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.