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笑い【わらい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

笑い
わらい
Le Rire: Essai sur la significance du comique
フランスの哲学者アンリ・ベルグソン著作。 1899年刊。同年の『パリ評論』に掲載された3編の論文をまとめたもので,喜劇的なものの意味論的分析の書。主たる論点としては,人は他人との協調関係でしか笑わないところからみて,笑いには社会 (人間間の結びつき) を形成する機能があり,社会の枠を飛出した人を呼び戻す働きをもっていること,笑いは機械的に硬直して見えるものに対する反応で,所作や言葉での,動現象を生むことなどがある。

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笑い
わらい
laughter
多様な生理,心理的過程によって生じる感情反応の一種で,主として顔面表情として現れる。くすぐりなどの身体的刺激によって生じる以外に,喜びや満足感に伴って生じるうれしさの笑い,機知滑稽諧謔に対するおかしさの笑い,他人に対するほほえみによって代表されるような演技としての笑いなどが区別される。笑いの発生機構については,優越感,緊張からの解放,期待と現実とのずれなど古くから多くの説があり,またその社会的機能として,社会的緊張の緩和,苦痛からの防衛愚行に対する拒絶行為,自由にして柔軟な生に対立した凝固状態に対する社会的罰としての役割などが指摘されている。

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デジタル大辞泉

わらい〔わらひ〕【笑い】
笑うこと。また、その声。えみ。「儲(もう)かりすぎて笑いがとまらない」
(「嗤い」とも書く)あざけり笑うこと。嘲笑(ちょうしょう)。「聴衆の笑いをかう」
性に関係するもの、春画淫具などの総称。
石を積むとき、間にモルタルなどを詰めず、少しあけておくこと。また、そのあけた所。
[下接語]愛嬌(あいきょう)笑い愛想(あいそ)笑い薄ら笑い薄笑い大笑い思い出し笑い豪傑笑い忍び笑いせせら笑い空笑い高笑い千葉笑い追従(ついしょう)笑い作り笑い泣き笑い苦笑い盗み笑い馬鹿(ばか)笑い初笑い独り笑い含み笑い福笑い物笑い貰(もら)い笑い

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

わらい【笑い】
人間における感情表出の一つ。日本語における笑いにはさまざまなニュアンスが含まれており,その違いは,たとえば〈微笑〉〈苦笑〉〈冷笑〉〈大笑〉〈嬌笑〉〈哄笑〉といったごとく形容詞を頭につけることによって表される。これに対して英語では,声をたてるかたてないかをおおまかな基準としてlaugh(笑い)とsmile(ほほ笑み)の区別がある。上の例でいえば,前3者はsmile,後3者はlaughの範疇に入る。
[笑いの起源
 動物に笑いを認めるかどうかは議論の分かれるところであるが,ヒト以外の動物では,表情筋が発達していないという解剖学上の理由もあって,はっきり人間の笑いと同一視できるものはない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

わらい【笑い】
笑うこと。また、笑う表情・声。 「口元に-をうかべる」 「 -をさそう」 「 -を取る(=ソノ場ニイル人ヲ笑ワセル)」 → お笑い
石を積む際、その接合部にモルタルなどをつめず空間をあけておくこと。また、その空間。
性に関係あるものをいう。春画・春本など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

笑い
わらい
laughter
一般には、一連の顔面筋を共動させる一定の表情運動を伴う快適な情動反応をいう。笑いには、微笑、哄笑(こうしょう)、苦笑、冷笑、嘲笑(ちょうしょう)、失笑などさまざまなものがある。微笑は乳児期にすでに出現するもので、当初は哺乳(ほにゅう)の満足時に生じるが、やがて他人からの刺激によって引き起こされる社会的微笑が出現する。その後しばらくすると、物理的刺激を突発的に与えたりすることで哄笑するようにもなる。笑いは(1)身体への刺激による笑い、(2)うれしさの笑い、(3)おかしさの笑い、(4)てれ隠しの笑い、(5)演技としての笑い、(6)病的な笑い、のようにも分類できる。
 身体への刺激とは、くすぐるような場合であって、乳児期にもみられるし、幼児では遊びに取り入れている。うれしいという情動に伴う反応であるうれしさの笑いとともに、人間以外のサルにもみられることから、身体への刺激による笑いとうれしさの笑いとは、笑いの原型と考えられている。おかしさの笑いは機知wit、滑稽(こっけい)comic、諧謔(かいぎゃく)humorの三つに大別される。てれ隠しの笑いは、人前で失敗したとき恥ずかしさを隠すために笑う場合をいう。演技としての笑いの代表は挨拶(あいさつ)における笑いであって、内心はうれしくもおかしくもないのに他人に微笑してみせることがある。病的な笑いには、統合失調症(精神分裂病)にみられることがあるもので、他人にはなぜ笑っているのか理解できない空笑(そらわら)いleeres Lachen(ドイツ語)や、笑うべき理由なしに現れるてんかん性の短い笑いである笑い発作laughing attackなどがある。[花沢成一]

笑いと哲学

笑いにはきわめて多様な人間的内容が含まれており、それを引き起こす要因として、身体的生理的原因や心理的原因さらに他人との関係が考えられ、哲学者は古くからその性質を規定しようとしてきた。古代には滑稽(こっけい)を道徳と関連して説明しようとする傾向があり、アリストテレスは生理的ないし道徳的な醜さ、劣悪さのなかに滑稽をみようとしたが、これはすでに自分の徳を実際以上に優れていると思い込む人間の無知に滑稽をみるプラトンの問答のなかに表されており、また笑いを嫉妬(しっと)の情に快感が混入しているとするプラトンの対人的関係を底流にした考察は、さらに変化して、近代になると自己との比較において他人のなかに劣ったもの、不完全なものをみて、そこに自己の優越性を感ずることが笑いになると考えられてくる(ホッブズ、デカルト)。
 ところで、笑いが自分と他の人との比較によって生ずるとするなら、笑いは知的な観察の結果であるということにもなる。この知的な認知を中心にした理論として、笑いは抽象的に考えられた事柄と現実のさまざまな対象との間の不一致を突然把握することから生ずるとする見方(ショーペンハウアー)や、生きた人間において無生命的、機械的なメカニズムを思わせるようなものを認めること、生のメカニズム化、自然的なものになんらかの人為的なものが置き換えられることによって表されるとする立場(ベルクソン)がある。また、笑いは内面的にはある心的過程の結果として表される反応である。そこで、カントは笑いを、張り詰めた期待が突然無に解消することから生ずる、つまりある期待に緊張していた心が突如として緩められ、ほぐれてしまうことによって生ずるとする。さらに、笑いを引き起こす機知、滑稽、ユーモアなどの心理的過程を、心的エネルギーの抑制と消費、消費の違いのメカニズムから包括的に説明しようとするのがフロイトの理論である。とにかく、笑いには笑い手に平静な心が必要であり、他人や自分を一定の距離を置いてみることが条件になる。不安や恐怖に駆られていたり、激しく憤慨していたり、深い哀れみや同情の思いにつかれている場合には笑いは生じない。したがって、笑いは安全感や危険がないという感情を土台にした反応であり、そのなかでの個人の快さの体験であり、不快を紛らす表現であるといえよう。[吉沢慶一]

笑いと人類学

笑いは喜怒哀楽などを顔面に表出させる表現様式の一つであり、社会的な生理現象である。人間固有のものとされ、その本性については古来からさまざまに言及されてきた。たとえば、ホッブズは、笑いとは自己に突然卓越性を認めたときの優越感であると論じ、ベルクソンは、流動的であるべき生が、こわばり、機械化したときに笑いが生じるとし、フロイトは、心的エネルギー消費の節約という観点から笑いを力動的にとらえた。また近年、このような論点をまとめ、笑いを総括的に理解しようとする動きもある。すなわち、人間は広い意味での枠組みによって世界と接していると仮定し、この枠組みが突然のできごとによって混乱した際に、その枠組みを維持していた心的エネルギーが解き放たれて笑いが生じる。そして笑いが持続している間、その枠組みのもつ現実らしさが生理的に消し去られる、と論じる。
 社会のなかでの笑いに目を転じれば、多くの文化において笑いは、さまざまな形で儀礼的に制度化されている。代表的な例は冗談関係joking relationshipといわれるものである。アフリカの父系の民族集団ゴゴの人々は、集団分類、法的権威、地位などにかかわる父方の人々に対して、祖父と母方の人々に出会ったときには、親しみと敵意の入り混じった冗談をいって笑い合うのである。このような笑いは、人間を分類し格づける社会的枠組みと深くかかわっており、共同体の基本秩序をなす集団と共同意識を実現する秩序外集団とを切り離すと同時に結び付けている。その意味でかかる笑いは一つの境界状況となっており、宇宙論的広がりを実現しているといえる。笑いは実に、精神、身体、社会の接続点なのであり、生の基本要件なのである。[永渕康之]

笑いの比較行動学

笑いはうれしさ、おかしさという陽気な感情を表す精神・身体運動である。笑いを引き起こす精神内容や、身体に表れた動きはきわめて複雑である。英語では発声を伴う笑いをlaugh、伴わないものをsmileと分けて用いるが、日本語では後者を笑(え)みとよび、これに対し前者を狭義の笑(わら)いとする。怒りや悲しみは人間以外の動物でもみられるが、笑いは一般的でないために、人間だけが「笑うことのできる動物」と称される。しかし、チンパンジーはある種の人間的な笑顔をつくる。また、発情した牝(めす)ウマの尿は独特な匂(にお)いを放つため、牡(おす)ウマはその匂いをより多く吸い込むように鼻孔を広げる独特の表情をつくる。これをウマが笑う(フレーメンFlehmen)という。イヌはしっぽなど、全身で喜びを表すが、顔の筋肉は単純であり、人間の笑いに相当する動きは示さない。[香原志勢]
笑いの起源
オランダの動物行動学者バン・フーフJ. A. R. A. M. van Hooffによれば、smile(ほほえみ)とlaugh(笑い)とは人間以前のサルに別々に起源をもつ。窮地に陥ったサルは唇を横に引き、歯をむき出して、服従、防衛、または敵対心放棄の心情を示す。この際キーキー鳴くこともあるが、声を出さないままのことがあり、これが親愛の情の表示に発展し、人間のsmileに通じるが、追従やへつらい、せじ(世辞)笑いに変ずることもある。一方、威嚇的な態度をとるサルは口を大きく開いてにらみ、次の段階でオーまたはアーと声を出し、相手に対し優越性を表すが、人間のlaughはこれが発展したものである。人間が高笑いをするときには、多分に攻撃的であるとみられる。子供たちの間でも、服従的な子がいばっている子と友達になろうとするときのほうが、優位の子が弱い子と仲よくしようとするときよりも、笑ってみせることが多い。そのことは、友好関係を願う人間が相手にほほえむのは、サルが恐ろしい相手にただ歯をむき出すのとそれほど違わないことを示唆する。
 通常、顔に表れる笑いが目につく。それはにっこりとか、にやにやとか、また莞爾(かんじ)とかいうことばで表現されるが、いずれも表情筋の運動によってつくられる。その程度が強まるにつれて、口がやや開き、口角が外側方へ引かれ、目元が細くなり、目じりに皺(しわ)が寄る。感情がさらに強くなると、呼吸運動が笑いに加わる。横隔膜が断続的にけいれんすることにより、小刻みに呼気が発せられ、声を伴うようになる。日本語ではハハハ、ホホホ、フフフ、ヘヘヘ、ヒヒヒと表現されたりして、これらは開放的から抑制的なものへ、また情緒的から作為的なものへ移っていく。これらの笑いでは顔はやや上向きであるが、遠慮がちな笑いの際には顔は下を向き、クックックッと押さえた声が出る。日本語でも英語でも、さまざまな笑いは擬態語で表現される。思わず引き込まれた笑いとか、爆笑、哄笑(こうしょう)など、自然な笑いの際の顔は左右対称な動きを示すのが普通で、苦笑、嘲笑(ちょうしょう)、へつらい笑いなど、作為的な笑いの際には、顔の動きは非対称的になる。
 笑いは人類に普遍的であり、その高い精神性が身体に表れたものであるが、その発現の仕方はそれぞれの社会のもつ文化によって異なる。笑いは多分に社会的であり、1人でいるときにはあまり笑わないが、他者がいると、笑いは大きくなり、伝播(でんぱ)する。また、愛想笑いが生まれる。欧米人は表情の切り替えが早く、一方、日本人の笑いは長く残り、しばしばオリエンタル・スマイルとよばれる。欧米人が舌打ちするような自己の失敗を、日本人はてれ笑いで処理する。笑いの違いはしばしば異文化間の人々の誤解のもととなるが、それはとかく文化の相互理解の不足によって引き起こされる。[香原志勢]
『ベルクソン著、林達夫訳『笑い』(岩波文庫) ▽カント著、大西克礼訳『判断力批判』上巻(岩波文庫) ▽懸田克躬他訳『機知――その無意識との関係』(『フロイト著作集4』所収・1970・人文書院) ▽香原志勢著『顔の本』(1986・講談社) ▽I・アイブル=アイベスフェルト著、伊谷純一郎・美濃口坦訳『比較行動学』(1978・みすず書房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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最新 心理学事典

わらい
笑い
laughter,smile
表出者が,喜び,幸福,あるいはなんらかの快感情を抱いていると受信者に推測させる顔面表出(典型的には頰と口角両端の上昇とを伴う)や,それに伴う非言語的音声が笑いで,顔面表出としては笑顔である。表出時の内的な情動状態とは必ずしも一致するわけではなく,快感情を伴わずに愛想笑いを表出したり,逆に快感情をもちながら笑いを表出しなかったりすることも可能である。また,怒りや恥じらい,不安を隠蔽する際に笑いを表出することがあることも,ダーウィンDarwin,C.以来指摘されてきた。しかし,たとえば真の笑顔とつくり笑いとの表出の時系列パターンには,微細な相違が存在することが報告されている。また,笑顔に関連する口角の筋運動を誘導することによって内的感情が操作されうる(顔面フィードバック効果)ことからも,笑いの表出と内的な幸福感・快感情との間には,強い相互作用が存在するといえる。コミュニケーションの文脈で表出された笑いは,社会的絆を形成・維持するうえで重要なメタ・シグナルとしての機能をもつ。

 笑いは,喜劇における滑稽としての笑いがもたらされる要因の分析を主たる射程としつつ,プラトンPlaton,アリストテレスAristoteles以来の考察対象となってきた。ベルクソンBergson,H.は,社会という環境において発現する笑いの社会的役目(機能)を検討する必要性を指摘し,笑いの中心的な意味を,円滑な社会的活動からの軽微な逸脱に対する懲罰ととらえた。フロイトFreud,S.は,社会規範上本来ならば不適切な感情や恐怖を,社会的に許容できるかたちで解放するのが笑い話であり,その機能を身体的に表現したものが笑いであると指摘した。

 一方,行動学的・心理学的研究は,笑いという行動様式の社会的機能についての研究を進展させている。「笑い」という語からまず連想されるのは,多くの場合が哄笑laughterであるが,これと並行して論じる必要があるのが微笑smileである。微笑と哄笑には連続的な側面も多いが,両者の相違点についても考慮する必要がある。フーフHooff,J.A.R.A.M.vanは,ヒトを含む霊長類の表情表出の比較を通して笑いの系統的起源を論じ,哄笑が遊び場面であることをメタ的に示すプレイ・フェイスplay faceを起源とするとした。これに対し,微笑は,優位個体と対面したときに劣位個体が口を開け,口角を後ろに引き,歯列をむき出しにする劣位信号(グリメイスgrimace)をその起源とすると述べた。プロバインProvine,R.は,チンパンジーの遊び場面における呼吸パターンが儀式化したものがパンティングpantingとよばれる音声表出であると述べており,同様な連続性をヒトの笑い声にも想定している。ヒトの笑い声も,チンパンジーのパンティングと音響学的に類似した側面があり,短い間隔での断続的な音声の連続によって構成されるが,ヒトの笑い声が息を吐く際のみに発せられるのに対し,パンティングは呼気時・吸気時の発声をどちらも含んでいる。音声言語を構成するうえで不可欠となる精細な呼気調節機能は,笑いの呼気調整にも反映されていると考えられる。微笑に関しては,随伴して表出される特異的音声パターンはとくにない。

 笑いの発達的起源に関しては,出生直後から乳児期初期にかけてのREM睡眠時には,新生児微笑あるいは初期微笑とよばれる,口角を上げて微笑んでいるような表出が観察される。微笑を引き起こす外的な要因が存在しないと考えられる状況下でのこの表出は「内的な快感情の表出」とはとらえにくいため,自発的微笑spontaneous smilingともよばれる。この行動はヒト特有のものではなく,チンパンジーやマカクザルの乳児においても報告されている。生後3ヵ月ころには,周囲のおとなの顔を見た際などにコミュニケーションの文脈における社会的微笑が出現する。哄笑の出現は生後3~4ヵ月ころである。ただし,自発的微笑が,その後出現する社会的微笑とどのような関連をもつかについては必ずしも明らかではない。

 くすぐられる場合のような触覚的な感覚は,ヒトのみでなく類人猿においても笑いを引き起こす。しかし笑いが引き起こされるには,くすぐる行為につながっていく行動の文脈や,「くすぐり手がだれであるのか」という参与者間の関係性が強く影響する。また,ヒトの笑いが表出される文脈やその解釈については文化差があり,たとえば失敗場面で観察される笑いの頻度は,アメリカよりも日本で高く,この傾向は幼児期でも報告されている。また,精神衛生上の効果も指摘され,笑いが痛みの緩和や免疫機能の向上に効果をもつことも報告されている。
〔橋彌 和秀〕

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