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穴観音古墳【あなかんのんこふん】

国指定史跡ガイド

あなかんのんこふん【穴観音古墳】

大分県日田市内河野にある古墳日田盆地を流れる三隈(みくま)川(筑後川の日田盆地での地域称)左岸の台地に位置する。筑後川流域の代表的な装飾古墳として、1933年(昭和8)に国の史跡に指定され、2005年(平成17)に追加指定があった。直径約10m、高さ約2mの墳丘を残す円墳で、主体部は、南に開口する複室の横穴式石室で、羨道(せんどう)部を失っているが、全長7.2m、後室奥行き3m、幅2.3m、前室奥行き2.6m、幅2m。装飾文様は後室奥壁と右側壁、前室左右の側壁に赤と緑の2色で描かれ、図柄は、後室奥壁に同心円文と連続する三角文の幾何学的文様を配し、右側壁に円文や鳥などがある。前室左右の壁面には、同心円文、舟、両手足を広げた人物が描かれており、築造は6世紀末~7世紀初頭と推定される。装飾は、自然発生的な要素が強いが、一部を彫りくぼめる技法も見られる。後世、後室に石仏を安置したことから、穴観音と呼ばれるようになった。JR久大本線日田駅から車で約15分。

出典:講談社
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