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禁軍【きんぐん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

禁軍
きんぐん
Jin-jun; Chin-chün
中国,天子宮城の衛兵で,近衛軍隊禁裏,禁中を護衛する隊であったことから禁軍と呼ばれる。北宋では地方軍が廂軍と呼ばれたのに対し,禁軍は中央軍,国軍に用いられた。

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デジタル大辞泉

きん‐ぐん【禁軍】
天子を護衛する軍隊。

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世界大百科事典 第2版

きんぐん【禁軍 Jìn jūn】
中国,天子の宮城(禁中,禁裏)を守衛する軍隊。皇帝権力の維持強化のため,各王朝では特権的身分を持たせた世襲的な鋭部隊を皇帝の辺に配置した。以前では,地方軍は皇帝直轄軍という性格は脆弱(ぜいじやく)で,禁軍だけが皇帝配下の軍隊であった。五代・宋以後では,地方軍閥の私兵などをしだいに禁軍に編入し,禁軍だけが精強な正規軍つまり国軍となり,皇帝の統帥だけを受けて国内の治安維持や外国との戦争に従事した。

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大辞林 第三版

きんぐん【禁軍】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

禁軍
きんぐん
中国歴代王朝で天子の宮城(禁裏、禁中)を守った近衛(このえ)軍の総称。各王朝の始祖はそれぞれ自己の親衛軍に頼って帝位についたが、即位後は近衛をも国軍の一環として全国的基礎の上に置こうとした。漢、隋(ずい)、唐、明(みん)などの徴兵制をとった漢人王朝では、地方の兵籍にある者を交替で京師(けいし)に上番勤務させて衛士とした(漢の南軍、隋・唐の南衙(なんが)六軍十二衛、明の京営の兵など)が、帝権の維持強化のため、皇帝の身近に貴族や功臣の子弟(漢の郎中令・光禄勲(こうろくくん)が率いる郎衛、北朝の宗子・望子隊、唐の親・勲・翊三衛(よくさんえい)、明の京衛・錦衣衛(きんいえい)以下の親軍衛)、あるいは世襲職業兵的な精強選抜部隊(西晋(せいしん)の三部司馬、唐の元従禁軍・北衙禁軍など)を別置する場合が多く、明代では衛所制の衰退に対処して繰り返し精鋭を選抜して近衛軍の拡大整備を図った(三大営、団営、東西官庁軍)。徴兵制が崩れる王朝末期には、これらを禁軍の中核とし、募兵によって拡大することが多かった(漢の北軍諸営、唐の北衙、明の新三大営など)。後漢(ごかん)末、六朝(りくちょう)や唐末五代の地方軍閥割拠時代には禁軍も世襲職業化し、中央直轄軍として野戦に出動、五代末、北宋(ほくそう)には禁軍(侍衛親軍馬・歩軍。本来の近衛の任は殿前軍があたる)をもって全国を平定し、各地に屯駐させたので、禁軍は即、国軍を意味するようになった。五胡(ごこ)、北朝、遼(りょう)、金、元、清(しん)など異民族征服王朝では、禁軍の根幹は征服支配種族の兵をもって構成し(北朝の羽林(うりん)・虎賁(こふん)、遼の皮室(ひしつ)軍・属珊(しょくさん)軍・宮衛軍、金の猛安(もうあん)・謀克(ぼうこく)制における合扎(ハルチ)、元の五衛・四怯薜(ケシク)、清の禁旅八旗など)側近を固めた。[菊池英夫]

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精選版 日本国語大辞典

きん‐ぐん【禁軍】
〘名〙 =きんえいぐん(禁衛軍)〔広益熟字典(1874)〕〔新唐書‐兵志〕

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旺文社世界史事典 三訂版

禁軍
きんぐん
中国の皇帝の親衛軍
特権的な精鋭部隊で,唐代にこの名が始まる。北宋の太祖趙匡胤 (ちようきよういん) は節度使の軍を再編成し,中央に禁軍を,地方に軍・郷兵を置いた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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