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示準化石【しじゅんかせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

示準化石
しじゅんかせき
index fossil
標準化石ともいう。ある特定地質時代を指示する化石。化石による時代算定は 19世紀の初頭 W.スミスが,イギリスのジュラ系のなかで,層準によって異なる種類のアンモナイトが産出し,一定の種はある地層群だけに限られることを証明したことに始る。その後,各地において示準化石で地層の特徴づけを行い,かつ化石の産出順序も広範囲にわたって共通していることから,化石による地質年代決定が確立された。示準化石としての価値は,その分布が地域的に限定されず,汎世界的であり,かつその分布も短時間でなされるものが適している。たとえば海流により広く分布する浮遊性有孔虫,放散虫,幼期に海流で浮遊するアンモナイト,移動力の大きい大型哺乳動物が使われる。また進化の速度が速く,生存期間が短いことが望ましい。示準化石により生存帯が確立され,さらに地質時代の年代区分が行われる。

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デジタル大辞泉

しじゅん‐かせき〔‐クワセキ〕【示準化石】
地層対比地質時代決定に役立つ化石。生存期間が短く、地理的に分布範囲が広いものが用いられる。古生代フズリナ中生代アンモナイトなど。標準化石

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世界大百科事典 第2版

しじゅんかせき【示準化石 index fossil】
産出した地層の対比を行い,さらにその地質年代を決定するのに用いられる化石。標準化石ともいう。示準化石としては,通常化石属ないし化石種を指すことが多い。地域に分かれて分布する地層群の中に示準化石を含む地層を追跡して,地域間の対比をする生層位学の方法は19世紀前半に確立されたが,これはそれらの化石となった古生物の属や種の生存期間ので,地層が形成された時期の同時性をおさえるという単純な原理に基づいている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しじゅんかせき【示準化石】
地層の地質年代を決定する指標となる化石。特定の年代に生存し、地理的分布の広かった生物の化石を用いる。古生代カンブリア紀の三葉虫類、中生代のアンモナイト類など。標準化石。

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精選版 日本国語大辞典

しじゅん‐かせき ‥クヮセキ【示準化石】
〘名〙 地層の時代を決定するために役立つ化石。地質時代のある短い時代に広地域に生存していた生物の化石である、三葉虫(古生代)、アンモナイト(中生代)など。標準化石。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

示準化石
しじゅんかせき

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