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磁気双極子【ジキソウキョクシ】

デジタル大辞泉

じき‐そうきょくし〔‐サウキヨクシ〕【磁気双極子】
正・負の磁極が、ある距離を隔てて対になっているもの。

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世界大百科事典 第2版

じきそうきょくし【磁気双極子】

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大辞林 第三版

じきそうきょくし【磁気双極子】
微小な距離だけ離れた大きさの等しい正負一対の磁極。 → 磁気モーメント

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日本大百科全書(ニッポニカ)

磁気双極子
じきそうきょくし
磁気双極子は一般の双子で、単極の対+q、-qを磁気単極と考えて定義される。しかし電気双極子における単極の場合と違って、今日までのところ磁気単極の実在は認められていないので、この定義は形式的、仮想的な意味しかもたない。現実の磁気双極子の原因には二つの場合がある。その原因の一つは、荷電粒子の運動、すなわち電流である。静止している荷電粒子は周囲の空間に電場をつくるが、動いている荷電粒子は電場と同時に磁場もつくることが知られている(これは電磁場が相対論的な場であることの表れとして説明される)。たとえば円流動なら、この磁場はある距離より遠方では双極子場で表されて、対応する双極子モーメントmは電流Iと円の面積Sの積ISに比例する大きさと、円に垂直な向きとをもつ。もう一つの原因は素粒子の磁気双極子である。これは素粒子の静止質量と同様に素粒子の種類を特徴づける一つの属性であって、スピンとよばれる。スピンのモーメントはh/2π(hはプランク定数)を単位とする不連続な大きさしかとることができない。その向きは実空間では定義されないが、磁場中において観測することができる。いずれにしても磁気双極子は、その実体のあいまいさや、原因の抽象性にもかかわらず、むしろ外界との相互作用を通してはっきりと認識できる。いずれの原因による磁気双極子でも、周囲の空間に、位置rで定まるポテンシャルmr/r3から導かれる磁場(双極子場)をつくる。また磁気双極子は、外界から加えられた磁場と相互作用する。この相互作用のエネルギーはゼーマン・エネルギーとよばれる。[安岡弘志]
『宮原恒著『電磁気学入門』(2002・共立出版) ▽高村秀一著『理工学のための電磁気学入門』(2002・森北出版)』

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精選版 日本国語大辞典

じき‐そうきょくし ‥サウキョクシ【磁気双極子】
〘名〙 磁石のN極とS極との組をもつ小さな物体。小さな環状電流、小磁石など。電子、陽子中性子などの素粒子や、ある種の原子核、原子、分子などは磁気双極子をもつ。

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