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磁極【じきょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

磁極
じきょく
magnetic pole
磁石鉄粉をかけると磁石の両端によく付着するが,この鉄粉を吸引する力の原動力とみられる部分を磁石の磁という。磁石は必ず1対の磁極をもち,単独で存在する磁極 (磁気単極 ) は見出されていない。磁石を糸で水平につるしたとき,北を向く磁極を北極N極,または正極,南を向く磁極を南極,S極,または負極と名づける。これは地球が1つの磁石であり磁場を有するために起る。異種の極間には引力,同種の極間には斥力が働くから,地球自身は北のほうの極がS極,南のほうがN極となる。

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デジタル大辞泉

じ‐きょく【磁極】
磁石の、鉄を引きつける性能の最も強いところ。それぞれ正極負極といい、地球磁場では北に引かれるほうをN(正)極、南に引かれるほうをS(負)極とする。同じ極どうしは反発し、異なる極どうしは引き合う。

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世界大百科事典 第2版

じきょく【磁極 magnetic poles】
(1)磁石の端にあって,もっとも鉄をよく引き付ける場所。磁極と磁極の間に働く力(磁気力)はクーロンの法則によって与えられるが,この磁気力の大きさから磁荷(磁気量)の単位が定まり,SI単位系ではウェーバーWbである。磁極にはN極(+極)とS極(-極)とがあり,同種の極どうしは反発し,異種の極どうしは引き合う。磁針にしたとき,北を指すほうにあるのがN極である。磁力線はN極からわき出して,S極に吸い込まれる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じきょく【磁極】
磁石が鉄を吸いつける力の最も強い点。両端にあり、それぞれ N 極(北極、正極)・ S 極(南極、負極)という。同種の極は反発し、異種の極は相引く。正・負の極は単独では存在しない。
北または南をさしていた磁石の針が垂直になる地点。北・南両半球に一か所ずつあり、それぞれ北(磁)極・南(磁)極という。地磁気極の位置とは一致せず、また、年々変化している。 → 地磁気極

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

磁極
じきょく
magnetic pole
一般に磁石がもっとも強く鉄を引きつける場所のこと。磁性体は残留磁化をもつことができ、とくに磁化の強いものは磁石になる。棒状の磁石に磁針を近づけると、一方の向きなら引きあい、反対の向きにすると反発しあう。磁針のN極が引きあう磁石の先をS極、反発しあう先をN極とする。「磁化」とはS極からN極へ向けて微小領域の磁気モーメントが並んだ状態と考えることができる。[河野 長]

地球の磁極

地球の表面での地磁気の方向を調べると、鉛直上向きになる所と鉛直下向きになる所が1か所ずつあり、それぞれ北磁極(2000年には北緯81.3度、西経110.8度)、南磁極(同、南緯64.7度、東経138.0度)とよばれる。一方、地球磁場を全体としてみると双極子型の磁場成分が非常に大きい。そこで、これらの磁極とは別に、地球磁場をもっともよく近似する地球中心にある双極子を計算で求め、その軸を延長したとき表面と交わる2点を地磁気北極および地磁気南極という(2005年の極の位置は北緯79.7度、西経71.8度と南緯79.7度、東経108.2度)。定義から明らかなように、二つの地磁気極を結ぶ直線は地球の中心を通るが、北磁極と南磁極の間にはそういう関係はない。[河野 長]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じ‐きょく【磁極】
〘名〙
① 磁石の両端の、磁気力が最も強いところ。地球磁場の中で、北に引かれる方をN(正)極、南に引かれる方をS(負)極という。同種の極どうしは反撥しあい、異種の極どうしは引きあう。両極の間にはクーロンの法則に従う力が働く。〔電気訳語集(1893)〕
② 地球磁場のわき出し地点。地理学的な北極の近くにある極を北磁極、南極の近くにある極を南磁極という。それぞれ地理学的な極より一五度および二四度それている。〔英和和英地学字彙(1914)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

磁極
ジキョク
magnetic pole

磁石の両端は鉄粉を引きつける力がとくに強いので,ここに磁気量が集中しているように思われる.この部分を磁極とよぶ.磁極には正および負の種類があり,地球上で北のほうに引かれるものは正の極または北極,南のほうに引かれるものは負の極または南極という.磁極の強さは磁気量である.正および負の磁気量は単独では存在することができないので,磁石には必ず正および負の磁極が存在し,それらの絶対値は互いに等しい.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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