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磁力線【じりょくせん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

磁力線
じりょくせん
line of magnetic force
磁場の中の曲線で,その上の各点での接線が,その点の磁場ベクトルのきと一致するものをいう。棒磁石のつくる磁力線は,2つの点電荷の間における電気力線と同様に,N極からS極に向って走るとする。また磁場の強いところでは磁力線は密になる。磁石の上に鉄粉を置き,鉄粉が磁力線に沿って並ぶのをみることができる。

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デジタル大辞泉

じりょく‐せん【磁力線】
磁石の正極から負極へ向かう作用曲線。曲線上の各点での接線方向が磁界の方向と一致する。磁気力線

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

じりょくせん【磁力線】

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大辞林 第三版

じりょくせん【磁力線】
磁場の中で、その上の各点における接線の方向が磁場の方向に一致するような曲線。磁石の上に置いた紙の上に砂鉄をまくと、砂鉄は磁力線状の文様を描く。磁気力線。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

磁力線
じりょくせん
永久磁石の上に紙を置き、上から砂鉄をまくと、磁石の一つの極から他の極に向かって一連の線が現れる。これを磁力線という。磁力線は空間の各所で磁場の方向に平行であり、その向きは磁石のN(正)極から発してS(負)極に終わる向きである。磁力線は、空間のあらゆる場所で、その線密度がその場所の磁場の強さに比例するように引くことができる。磁力線は磁極に対しては線の方向に、電流に対しては電流と線との両方に垂直な方向に力を及ぼす。
 磁力線は筋肉のように、その線に沿って縮み、それに垂直に膨張しようとする応力を伴っている。これをマクスウェルの応力という。この応力はCGS単位系では(1/8π)H2、MKS単位系では(1/2)μ0H2(μ0は真空の透磁率)で表され、磁場の強さが増すにしたがって、その2乗に比例して増加する。超高速の磁気浮上式列車に用いられる磁気浮上は、列車の下部に強い磁力線を発生し、それが軌道上に並べた銅枠に反発されるときに生ずるマクスウェルの応力によって列車を支える仕掛けであるということができる。
 磁力線はまた単位体積当り、マクスウェルの応力と同じ式によって表される量のエネルギーを蓄えている。自己インダクタンスLのコイルに電流iが流れている状態は(1/2)Li2のエネルギーを蓄えているが、これは、これによって生ずる磁力線の総エネルギーに等しい。電磁誘導の法則は、コイルに流れる電流がコイルのインダクタンスによって生ずる逆起電力に逆らって流れるときにする仕事によって、磁力線のエネルギーを供給する現象であるということができる。[近角聡信]

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精選版 日本国語大辞典

じりょく‐せん【磁力線】
〘名〙 磁石のN極に働く力の方向を連ねた線。その各点における接線の方向が磁界の方向に一致する。磁石の上においた紙に砂鉄をまき、軽くたたくと、その形を見ることができる。指力線。〔電気訳語集(1893)〕

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