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短尾類【たんびるい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

短尾類
たんびるい
brachyuran
軟甲綱十脚目抱卵亜目短尾下目 Brachyuraとしてまとめられる甲殻類の総称。カニ類の分類学的な名称。1枚の甲で覆われた頭胸部と,原則として 7節に分かれる腹部からなる。甲の形は変化に富んでいるが,やや横長の四角形が多い。腹部は腹側にたたまれ,長尾類エビ類)と違って運動器官としての用をなさない。雌の腹部は幅広く,内側の腹肢に卵をつけて守る。第1脚は鋏脚となり,捕食,採餌などの役目をし,続く 4対は通常歩行用であるが,最後の 1~2対がときに変形してほかの目的に使われる。大部分は潮間帯サンゴ礁大陸棚にすむが,水深 2000~4000mの深海にすむ種や,淡水域や汽水域にすむ種も少なくない。甲幅 2mmに満たない種から,歩脚を左右に広げて 3.5mをこえる巨大なタカアシガニまで,大きさの変化も著しい。稚ガニで孵化する淡水産のサワガニの仲間を除き,卵はゾエア幼生で孵化してプランクトン生活をし,約 1ヵ月の間に 2~5回の脱皮を繰り返してメガロパ幼生となり,続く脱皮で稚ガニに変態して底生生活に移る。そののち,数日あるいは数週間の間隔で脱皮を繰り返して成長し,成熟すると,小型種で年 2~3回,大型種で 1回脱皮してわずかずつ大きくなる。世界で 7000種以上が知られ,大部分は自由生活,単独生活であるが,ほかの動物と共生寄生関係にある種もみられる。水産業上重要な種も少なくない。(→十脚類節足動物軟甲類

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世界大百科事典 第2版

たんびるい【短尾類】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

短尾類
たんびるい
[学]Brachyura
節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目のうち、カニ類の分類学上の名称。長尾類(エビ類)と異尾類(ヤドカリ類)に対応し、分類学的には亜目として扱われるが、十脚目を遊泳亜目と歩行亜目に分ける場合には後者に含まれる。[武田正倫]

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精選版 日本国語大辞典

たんび‐るい【短尾類】
〘名〙 甲殻綱十脚目に属する一下目。カニのをさす。特徴は頭胸部が大きく、腹部は短くて小さい。長尾類(エビ類)、異尾類に対していう。

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