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真人【しんじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

真人
しんじん
zhen-ren
中国の道家において理想とされる道を体得した人。『荘子』大宗師編では,無心に天命に随順し,すべてを自然としてそのまま受取り,一切の差別と対立を離れて,万物斉同の境地に生きる人をいう。のちに,神仙の意味にも用いられ,道教では,天上の世界で宇宙の最高神である元始天尊に仕える仙官のなかでも,高位の神仙の称号とされた。仏教では,真理 (法) を悟った人の意で,仏陀阿羅漢をさす。

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真人
まひと
古代の (かばね) の一つ。天武朝の八色の姓 (やくさのかばね) の第1位。継体天皇以後の天皇の子孫に賜わった。制定当初は 13氏あり,増加して 60氏に上ったこともある。のちには臣籍降下した皇族に賜わったが,姓の制が廃止されて衰退した。

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デジタル大辞泉

しん‐じん【真人】
真理を悟って、人格を完成した人。
道教で、理想とされる最高の人。俗世界を超越し、道の極致に達した人。仙人

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ま‐うと【真人】

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ま‐ひと【真人】
天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第一位。皇族出身の者に授けられた。まっと

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もうと〔まうと〕【人】
[名]《「まひと」の音変化》
まひと」に同じ。
貴人。また、人を敬っていう語。
「雲井より降りたるより、―に思ひ聞こえ給ふ人を」〈宇津保・菊の宴〉
[代]二人称の人代名詞。平安時代、目下の者をよぶ語。
「この姉君や、―の後の親」〈帚木

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世界大百科事典 第2版

しんじん【真人 zhēn rén】
〈五経に真の字なし〉といわれるように,〈真人〉も儒家では用いられず,もっぱら道家で用いられることば。《荘子》では根源的な〈道〉の体得者を意味し,〈神人〉〈至人〉もほぼ同義語。その後,すぐれて宗教的な概念に変わり,天上の神仙世界に想定された官府の高級官僚,天上の神の命令をうけた地上の支配者,仙道修行者などを意味するようになった。仏教では羅漢の訳語として用いる。【吉川 忠夫】

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まひと【真人】
八色の姓(やくさのかばね)の一つ。継体天皇以降の天皇の近親で,公()(きみ)姓を称していた皇別氏族に授けた。《日本書紀》天武13年(684)10月条に〈諸氏の族姓(かばね)を改めて,八色の姓を作りて,天下の万姓を混(まろか)す。一つに曰はく,真人〉とあるように,684年10月に制定。その当初に真人の姓を授けられたのは,守山公,路公,高橋公,三国公,当麻公,茨城公,丹比公,猪名公,坂田公,羽田公,息長公,酒人公,山道公の13氏。

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大辞林 第三版

しんじん【真人】
まことの道をきわめ、完全な道徳を身につけた人。完全無欠の人格をもった人。至人。

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まうと【真人】
〔「まひと」の転〕
( 名 )
貴人。身分の高い人。また、人に対する敬称。 「門の前の井の辺かたわらの樹の下もとに一ひとりの貴き-有り/日本書紀 神代下訓
まひと(真人)」に同じ。
( 代 )
二人称。中古、目下の人に対して用いられる。 「 -たちは、かくては天の責めをかぶりなむ/栄花 初花

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まひと【真人】
684年に制定された八色やくさの姓かばねの第一。継体天皇以降の諸天皇の後裔こうえいで、それまで公きみの姓を称した氏族に与えられた。まうと。まっと。

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もうと【真人】
( 名 ・代 )

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日本大百科全書(ニッポニカ)

真人
まひと
古代の姓(かばね)の一種。684年(天武天皇13)に定められた八色(やくさ)の姓の第一位にあたる(二位は朝臣(あそん)、三位は宿禰(すくね))。真人は元来真人(しんじん)という中国道教の用語によるものだが、八色の姓では「まひと」と読まれて、応神(おうじん)天皇以降の皇族の子孫の一部に与えられた。しかし奈良時代になると、皇親氏族は力を失っていったため、しだいに真人姓をとる氏族は減少した。[原島礼二]

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精選版 日本国語大辞典

しん‐じん【真人】
〘名〙 真理を悟った人。神妙の域に達した人。また、世俗を超越した人。中国の老荘想で道を体得した人。道教で仙人のこと、また道士の尊称。
※田氏家集(892頃)下・歎李孔「大周非人、真人謝匪躬
浮世草子・近代艷隠者(1686)三「老人答て五躰則これ法身の都。内に心王をやすんずれば。則真人(シンジン)」 〔荘子‐大宗師〕

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ま‐うと【真人】

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ま‐ひと【真人】
〘名〙 古代の姓(かばね)の一つ。天武一三年(六八四)に制定された八色(やくさ)の姓の第一位。最高の爵位で天皇の子孫に与えられた。もうと。まっと。
※書紀(720)天武一三年一〇月(寛文版訓)「諸氏の族姓を改て、八色(くさ)の姓を作て、天下の万の姓を混(まろか)す。一に真人(マヒト)と曰ふ」

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もうと まうと【真人】
[1] 〘名〙 (「まひと(真人)」の変化した語)
① 古代の姓(かばね)の一つ。まひと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
② 貴人、身分の高い人。また、人に対する敬称。
※神楽歌(9C後)小前張・蟋蟀・或説「しだらがまうとの 単衣(ひとへ)の狩衣 な取り入れそ ねたし」
[2] 〘代名〙 対称。中古、目下または同等の者に対して形式的な敬意を表わすのに用いられた。
落窪(10C後)二「などまたまうとたちのかうする、いたうはやる雑色かな」

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