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相島積石塚群【あいのしまつみいしつかぐん】

国指定史跡ガイド

あいのしまつみいしつかぐん【相島積石塚群】

福岡県糟屋(かすや)郡新宮町相島にある墓群。相島の北東部、通称長井浜と呼ばれる海岸線南北約500mの範囲に、玄武岩の礫(れき)だけからなる、総数254基の積み石塚が分布。1992年(平成4)に発見され、2001年(平成13)に国の史跡に指定された。この石塚群は墳径約3mから5mほどの小型円墳、方墳が主だが、1辺12mの2段築成のものや地山を直接掘り込み主体部を造っているものもあり、これらは目印となる墳丘や墓標のようなものを一切つくっていないため確認が困難で、どれほど残っているかは不明。内部主体は、竪穴(たてあな)式石室、箱式石棺、横穴式石室などである。築造時期は5世紀前半から6世紀中ごろが中心だが、最初の築造時期は古墳時代前期までは確実にさかのぼることができる。この古墳から北東方向の対岸には、同時期の有力な古墳が集中する宗像(むなかた)地域を望むことができ、その関連性も想定でき、朝鮮半島とのつながりや海人族との関係なども今後の調査研究に委ねられている。西日本鉄道貝塚線西鉄新宮駅から新宮港まで徒歩約20分、新宮港から町営渡船で相島まで約17分、相島渡船場から徒歩約30分。

出典:講談社
(C)Kodansha 2013.
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