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相場【ソウバ】

デジタル大辞泉

そう‐ば〔サウ‐〕【相場】
市場で取引されるその時々の商品・株式債券外国為替などの値段。時価。市価。「相場が上向きになる」
実物・現物・直物取引ではなく、市場における価格変動によって生じる差額で利益を得ようとする投機的取引。「相場を張る」「相場に手を出す」「相場で当てる」
ある物事についての世間一般の考え方や評価。また、世間並みと認められる程度。「親は口うるさいものと相場が決まっている」「初任給は相場並みだ」

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世界大百科事典 第2版

そうば【相場】
一般的には,ある時点における市場でのある物品の需要(買い)と供給(売り)によって決定する取引価格のことをいう。本来相場というのは,時々刻々に変動するが,物品によっては,その取引価格が一定の期間あらかじめ決められた取引価格で取引される場合がある。これを〈固定相場〉という。しかし今日一般に〈相場〉というとき株式,為替などの取引所で形成される価格をさし,その価格は取引が行われるごとに変動を伴うものである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

そうば【相場】
市場で競争売買によって決まる商品の値段・価格。 「 -が上がる」 「株式-」
外国為替相場。
現物取引ではなく、市場の変動による差額で利益を得ようとする取引。 「 -を張る」
世間一般の通念や評価。だいたい妥当とされる金額や方法。 「世間の-に合わせる」

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

相場
そうば
quotation
一般に、ある商品の市場におけるある時点での売り(供給)と買い(需要)の出会いによって成立した取引価格をいう。したがって、相場は時々刻々に変動するのが本来の姿である。しかし商品によっては、一定の期間、意図的に相場を固定し、あらかじめ定めた取引価格で取引を進めることがある。これを固定相場(制)という。これに対して、相場本来の変動性をとくに強調するときは、変動相場(制)という。この典型は、通貨の国際為替(かわせ)相場(レート)である。
 相場は価格であるが、今日では価格全般をさすことはなくなり、取引所で取引される株式、商品、為替について形成される価格のみをさすようになっている。経済が国内を主体にしていた段階では、株式と商品の相場が有名であったが、国際化時代の今日では、外国為替とくに円のドルやユーロ換算相場がむしろ一般になじみ深くなった。株式の相場は、市場全体の動きを示す相場(平均株価など)、業種別の相場、個別銘柄別の相場がある。平均株価には、単純平均株価、修正平均株価(ダウ平均、日経平均など)、移動平均株価がある。相場が上昇して市場が活況を呈すようになる状況を「強い」、反対に相場が下降して市場が沈滞する状況を「弱い」、相場が底をつき上向きに転じかける状況を「底入れ」という。また、強い相場には、その原因によって金融相場や業績相場がある。金融相場は、金融緩和による金余りを背景にした高相場であり、したがって景気上昇時のみでなく景気後退期にもありうる。それをとくに不景気の株高などという。[森本三男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

そう‐ば サウ‥【相場】
〘名〙
① 市場で取引される品物の値段。時価。〔文明本節用集(室町中)〕
※多聞院日記‐天正一五年(1587)一二月一四日「米にては金一枚六十六石のさうはにて遣之」
② 取引所の取引の中で、特に差金の授受を目的とする清算取引をいう。
※官吏服務紀律(明治二〇年)(1887)一二条「官吏は〈略〉間接に相場商業に関係することを得ず」
③ 為替(かわせ)相場のこと。
※中外新聞‐明治二年(1869)三月七日「横浜にてドルの相場大に騰貴し」
④ 市価の変動を予期し、その高下による差額で利益を得ようとする投機的取引。また、その取引の値段。
俳諧・鷹筑波(1638)一「かちたるものぞ後はまけける 白米のさうばは日々にさがりきて〈日如〉」
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「十五のとしにちゃんが相場(ソウバ)とかにまけて」
世間一般に定まっている、人や物事のねうち。だいたいの見当。また、物事の限界。
※俳諧・三千風笈さがし(1701)下「信に真如の本来なるものすら変化によくをしうつる事は天の相場ならん」
[語誌]室町時代の中ごろより、売買の仲立ちをする商人である「牙儈(すあい)」が出現するようになり、仲介者が取り決めた価格によって売買が行なわれることが多くなった。この価格はもともと「すあい」の集合する場、すなわち「すあい場」で成り立っていたところから次第に協定価格そのものを意味するようになり、転化して「あい場」というようになる。それに「相場」の文字をあてたところから「そうば」の語が生じたものと考えられる。江戸時代には、平均的な取引値段や物価をも意味するようになる。

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