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直参【じきさん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

直参
じきさん
江戸幕府の旗本御家人総称。戦国時代からすでに,武将に直接に仕える武士を直の者,直などと呼んだが,江戸時代には将軍に直属して1万石以下の知行地もしくは蔵米を受けた家柄だけをさし,その数は江戸時代中期で2万 2500人余であった。御三家家臣も,直参に準じて扱われた。

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デジタル大辞泉

じき‐さん〔ヂキ‐〕【直参】
主君に直接仕えること。また、その人。⇔陪臣(ばいしん)
江戸幕府に直属した1万石以下の武士。御目見(おめみえ)以上の旗本と以下の御家人とに分かれる。
華族名門から出たで、規定の順序を越えて、勅会(ちょくえ)最勝講聴衆となった人。

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世界大百科事典 第2版

じきさん【直参】

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大辞林 第三版

じきさん【直参】
主君に直接仕えること。また、その人。 ⇔ 陪臣ばいしん
江戸時代、将軍直属の武士で、一万石以下の者。旗本・御家人の総称。幕臣。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

直参
じきさん
江戸時代、幕府の旗本(はたもと)・御家人(ごけにん)の総称。大名の家臣である陪臣(ばいしん)に対することばとして使われた。彼らは将軍直属の家臣として勤仕するとともに、その軍事的な基盤となった。このため陪臣に対しては格式の高さを誇った。その総数は享保(きょうほう)期(1716~36)で旗本5206人、御家人1万7304人である。新参・今参といった用法からも明らかなように、直参の参は奉公にあがることや宮仕えすることを意味し、本来は幕臣の総称ではなく、無役以外の役付きの旗本・御家人の総称として使われたものである。ほかに同じ意味で「昵懇(じっこん)の者(衆)」という用法もあった。その始まりは新しく室町期以降のことであろう。幕府は江戸時代初頭には幕臣一般の総称として旗本の用語を使用していたが、やがて旗本と御家人を分ける風が定着するとともに直参の用語が旗本の用語にとってかわったと推定される。[佐々悦久]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じき‐さん ヂキ‥【直参】
〘名〙
① (━する) 主君の前に直接参上すること。
※源平盛衰記(14C前)三四「梶原源太直参(ヂキサン)して真平に申つれ共」
② 主君に直接仕えること。また、その人。⇔陪臣。〔文明本節用集(室町中)〕
※本福寺跡書(1560頃)「直参となづけられて、わが御身の御一家の御門徒に召さるるをば、なにとも忍びがたきものなり」
③ 昔、皇族の名門出身の僧で、規定の順序をこえて最勝講の聴衆となった者。
④ 江戸時代、将軍に直属した一万石以下の武士。旗本と御家人をいう。
※御触書寛保集成‐一八・享保一八年(1733)四月「他人養子に仕候儀、陪臣、浪人之子御直参に親類有之候共、御直参筋之者にて無之候はば難叶候」

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旺文社日本史事典 三訂版

直参
じきさん
江戸時代,旗本・御家人の総称
将軍直属の家で,三河以来の徳川家の臣のうち大名とならなかった者(1万石以下)で構成。将軍との主従関係では大名に相当するとし,家禄は少ないが誇りをもった。享保年間(1716〜36)約2万2000余名。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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