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盲腸【もうちょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

盲腸
もうちょう
cecum
大腸の最初の部分で長さ5~6cm。虫垂は盲下端から出る突起である。盲腸の構造や機能は動物によって異なり,草食動物では発達し,肉食動物では退化している。

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デジタル大辞泉

もう‐ちょう〔マウチヤウ〕【盲腸】
小腸に続く、大腸の初部。小腸が横から連なるため、下端が盲管となり、その先に虫垂(ちゅうすい)がある。草食動物では比較的長く、消化に関与する。
盲腸の先端にある虫垂、または虫垂炎の俗称。
[補説]書名別項。→盲腸

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もうちょう【盲腸】[書名]
安部公房による短編小説。昭和30年(1955)、雑誌文学界」に掲載。翌年刊行の短編小説集「R62号の発明」に収録

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栄養・生化学辞典

盲腸
 大腸の一部で,右下腹部にある.回腸と上行結腸につながっている.先端に虫垂がある.

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世界大百科事典 第2版

もうちょう【盲腸 c(a)ecum】
大腸が小腸との境界近くで盲囊を形成した部分をいう。鳥類では1対あり,キジ類などでは発達して微生物発酵の場となるが,スズメ類などでは退化してリンパ組織となっている。哺乳類の盲腸はふつう1個だが,食虫目,翼手目,食肉目などではこれを欠く種類もある。盲腸はウマ,ウサギ,モルモット,キツネザルなどの草食獣では大きいが,イヌ,ヒトのような食肉性の強いものでは小さい。ウサギの盲腸には特有のらせん状ひだがある。盲腸と結腸の境界部にひだやをもつ種類もある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

もうちょう【盲腸】
小腸から大腸への移行部にある袋状の部分。爬虫類・鳥類・哺乳類に見られる。鳥類や草食動物ではよく発達し、消化に関与する。ヒトや類人猿では短く、先端は退化して虫垂と呼ばれる小突起となる。
虫垂・虫垂炎の俗称。 -の手術 オランダ語 blindedarm を blinde (盲)と darm (腸)とに分け、漢字をあてた訳。解体新書(1774年)にある

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日本大百科全書(ニッポニカ)

盲腸
もうちょう
小腸の末端部は大腸に移行するが、その始部が盲腸である。盲腸からは上行結腸が続く。盲腸の位置は右下腹部で腸骨窩(か)に収まり、盲腸の後ろには腸腰(ちょうよう)筋がある。小腸の末端の回腸が大腸に開く部分を回盲口(こう)といい、これから下方に約5~6センチメートルの長さで盲腸がある。盲腸の下端は行き詰まりで嚢(のう)状となっている。太さは大腸のなかではもっとも大きい。回盲口は盲腸上端の後内側壁にあって、回腸はこの部分でやや大腸内腔(くう)に突出し、回盲弁(結腸弁)とよぶヒダ(襞)状の隆起がみられる。この弁は上唇・下唇に分かれ、口唇のように向き合っている。回盲弁の周囲には回腸から続いている内輪筋が肥厚して取り巻き、括約(かつやく)筋のような役割をしており、回腸からの内容物の流入を調節したり、逆に大腸からの逆流を防ぐように働いている。
 盲腸は腹膜に包まれていて、盲腸間膜によって後腹壁に連結しているが、この間膜の状態によって、盲腸がいろいろと異常な位置をとることがある。これを移動性盲腸とよび、臨床症状(下腹部の不快感、鈍痛など)が現れる。しかし、上方6センチメートル、下方2センチメートルまでは正常な生理的移動範囲とされている。
 盲腸と発生源が同じ器官として虫垂(ちゅうすい)(虫様突起)がある。虫垂は盲腸の後内側壁から突出する指状の器官で、長さは約6~8センチメートル、太さは0.5~1センチメートルであるが、個人差も多い。虫垂も腹膜に包まれて虫垂間膜をもち、後腹壁に固着している。多少の移動性はあるが、一般に右腸骨窩に位置する。ヒトの場合は発達も弱く、あまり機能的な意義は認められない(草食動物では長い虫垂をもっている)。一般に盲腸炎とよんでいるものの多くは虫垂炎のことで、このときの圧痛点は、へそ(臍)と骨盤の右の上前腸骨棘(きょく)とを結ぶ線上で、右よりほぼ3分の1の部位に限局する。この部位をマックバーネー点とよび、臨床診断上、重要である。また、マックバーネー点は虫垂の腹壁に対する投影点でもある。なお、盲腸が存在するのは爬虫(はちゅう)類以上である。[嶋井和世]

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精選版 日本国語大辞典

もう‐ちょう マウチャウ【盲腸】
〘名〙 (Blinddarm の直訳「盲目腸」から)
① 大腸の起始部が行詰りの袋状となる部分。人では、長さは五~六センチメートルで大腸より太い。一般には盲腸に付属する虫垂のことを呼ぶことがある。
解体新書(1774)三「盲膓、其長無二レ過四指横径、虫膓、附盲膓之端
※まんだん読本(1932)職業婦人〈大辻司郎〉一「二年ほど前に盲腸(モウチャウ)をやりましてから、すっかり毛が駄目になりました」

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