Rakuten infoseek

辞書

白丁【はくちょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

白丁
はくちょう
下級武士の着用する狩衣 (かりぎぬ) の一種。白の布子張であったので「白張」とも書いた。また,律令制の諸官司,神社,駅 (うまや) などに配属されて雑務を行う無位無官の人や,諸家の傘持,沓持,口取など仕丁がこれを着たところから,彼らを白丁 (「はくてい」ともいう) ともいった。白丁から官途についても主典 (さかん) にまでしか進めなかった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

はく‐てい【白丁】
律令制で、無位無官の良民口分田支給されてを納め課役を負担する

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

はくてい【白丁】
日本古代の律令制のもとで,庸(よう)・調(ちよう)を負担する無位の成年男子。〈はくちょう〉ともいう。また律令官僚の出身法,つまり律令官僚に参加するときの階層的な資格身分についての一概念。その出身法では,蔭子孫(おんしそん),位子いし),白丁という概念系列があり,蔭子孫・位子に対して,それ以外のものを白丁とよぶ。具体的には,内六位から内八位までの本格的な下級官僚の庶子,および内・外初位(そい)の者の・庶子,外六位から外八位の官僚たちの嫡・庶子,ならびに庶人の子たちを指す。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

はくてい【白丁】
朝鮮の被差別民朝鮮語ではペクチョン。白丁という語は高麗時代には国家の職役についていない一般庶民を指したが,1423年に政府が非農耕民である禾尺(かしやく)(楊水尺)・才人を〈新白丁〉として戸籍に編入したことからしだいに差別語化した。早く分離して軽業などの大道芸人となった才人とともに,白丁は賤民の代表として厳しい迫害をうけた。結婚は白丁間のみに限定され,奴婢(ぬひ)などと異なって身分上昇の機会は閉ざされていた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

はくてい【白丁】
律令制で、官途につかず、口分田を班給されて税を納め課役を負担する者。無位無官の公民。
朝鮮の被差別民。高麗時代には一定の職役を負担せず、土地の支給も受けない農民を指したが、朝鮮王朝時代に被差別民の呼称となり、身分・職業・住居・服装・結婚などで激しい差別を受けた。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

動植物名よみかた辞典 普及版

白丁 (ハクチョウ)
植物。アカネ科の常緑小低木,園芸植物。ハクチョウゲの別称

出典:日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

はく‐ちょう ‥チャウ【白丁】
〘名〙 植物「はくちょうげ(白丁花)」の異名。〔物品識名拾遺(1825)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

はく‐てい【白丁】
〘名〙
① 令制で、良民のこと。官途についた入色者(にゅうしきしゃ)や賤民ではなく、口分田を班給されて租を納め、庸・調・雑徭などの課役を負担する公民。
※令義解(718)戸「里長。坊長。並取白丁清正強幹者充」
② 訓練を終えていない兵丁。また、まだ物事に慣れていない者。〔漢書注‐鄒陽伝〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

白丁
はくてい
律令制下,諸官庁・国衙 (こくが) ・神社・駅などに配属されて雑務にあたった無位無官の者
「はくちょう」とも読む。白丁から舎人 (とねり) になり下級官人になる場合があった。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

白丁」の用語解説はコトバンクが提供しています。

白丁の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.