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【やまい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


やまい
illness
バイオメディスン (生体医学) は病を身体に起こる普遍的な現象としてとらえ,身体に現れる異常 (病) には普遍的な解読コードがあるという公準から発展してきた。しかし病は近代医療のパラダイムにおいてのみとらえうる現象ではなく,病が人々にどのように受け入れられ意味づけられているかが問題となる社会・文化的な現象でもある。それゆえ多様な病気観に基づく医療体系がそれぞれの文化において見られる。近代医療からすると非合理・非科学的であり,未開と映る伝統的医療は,近代医療が逆に切り捨てざるをえなかった「病とは人間にとって何であるのか」という問いを新たに提示している。現代日本においても臓器移植や薬の投与など医療技術が社会倫理的な問題であるとの理解が広まり,現代医療そのものの見直しとともに医療を総合的・学際的にとらえようとする医療人類学が注目を集めている。

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デジタル大辞泉

びょう【病】[漢字項目]
[音]ビョウ(ビャウ)(呉) ヘイ(漢) [訓]やむ やまい いたつき
学習漢字]3年
〈ビョウ〉
やむ。やまい。「病気病原病弱病状病人疫病(えきびょう・やくびょう)臆病(おくびょう)看病急病仮病(けびょう)持病傷病大病闘病難病熱病万病罹病(りびょう)
悪いこと。欠点。「病弊
〈ヘイ〉
やまい。「疾病(しっぺい)
欠点。「詩八病(しはちへい)
[難読]病葉(わくらば)

出典:小学館
監修:松村明
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へい【病】[漢字項目]

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やまい〔やまひ〕【病】
病気。わずらい。「胸の
欠点。短所。悪い癖。「酒を飲みすぎるのが彼のだ」
気がかり。心配。苦労の種。
「旦那の―になされた中国、北国(=米)残らず売って」〈浄・歌念仏〉
詩歌・連歌などで、修辞上欠点として嫌うこと。歌病(うたのやまい)。
「和歌の髄脳いと所狭う、―避るべきところ多かりしかば」〈・玉鬘〉

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世界大百科事典 第2版

やまい【病】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

やまい【病】
病気。 「 -の床につく」 「 -に冒される」 「 -を得る」
悪い癖。欠点。特に、詩歌で気をつけて避けるべきことがら。 「 -さるべき心多かりしかば/源氏 玉鬘
気がかり。苦労の種。 「旦那の-になされた中国北国残らず売つて/浄瑠璃・五十年忌

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

やまい やまひ【病】
〘名〙
① (━する) 病むこと。病気。いたつき。わずらい。疾病。
※書紀(720)皇極二年八月(岩崎本訓)「天皇皇祖母の命の臥病(みヤマヒし)たまひしより」
② 欠点。短所。きず。また、詩歌・文章などで修辞上きらうこと。
※源氏(1001‐14頃)玉鬘「和歌の髄脳、いと所せう、やまひさるべき所多かりしかば」
③ 苦労のたね。気がかり。心配。
※竹取(9C末‐10C初)「御こしはをれにけり。中納言は〈略〉それをやまひにていとよわく成給ひにけり」

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やま・う やまふ【病】
〘自ハ四〙 (動詞「やむ(病)」の未然形に反復、継続を表わす助動詞「ふ」の付いてできたものか、あるいは、「やまい(病)」の動詞化か) ずっと病んでいる。病み続ける。やもう。
※永久百首(1116)恋「おく山の草かくれなるはたつもりしられぬ恋にやまふ比哉〈藤原仲実〉」

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やま‐・す【病】
[1] 〘他サ下二〙 体を打つ。痛めつける。打ってこらしめる。
※天草版金句集(1593)「シシャウ デシヲ yamasuru(ヤマスル) コトワ ニクンデデワ ナイ」
[2] 〘他サ四〙
① (一)に同じ。
※玉塵抄(1563)二二「あをのいてしたたかあたまをやまして、ほうべらのあぎとをうつるぞ」
② 痛める。病む。
※開化問答(1874)〈小川為治〉二「この旧平は恒にこれ等の事を以てこの湯鑵頭(やくゎんあたま)を病(ヤマ)すことでござる」
[語誌]もともと動詞「病む」に使役の助動詞「す」の付いたもので、病むようにするの意から転じて、打つ・たたくなどの意を表わすようになったと見られる。早くから四段にも活用し、特に和泉流の「天理本狂言」では四段化した例のほうが多い。

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やみ【病】
〘名〙 (動詞「やむ(病)」の連用形の名詞化) 病むこと。やまい。病気。多く他の語と複合して用いる。「中風やみ」「肺病やみ」など。

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や・む【病】
[1] 〘自マ五(四)〙
① 病気にかかる。気分が悪くなる。わずらう。
※万葉(8C後)四・五五四「古人の賜へしめたる吉備の酒病(やま)ばすべなし貫簀賜らむ」
※俳諧・芭蕉翁追善之日記(1694)「旅に病て夢は枯野をかけ廻る〈芭蕉〉」
② 精神的に苦しむ。心に悩む。
※万葉(8C後)一三・三三二九「恋ふれかも 胸の病(やみ)たる 思へかも 心の痛き あが恋ぞ」
③ 傷などが、痛む。
古今著聞集(1254)一六「其後、しばしは此疵のあとやむ由して、うちふしてのみすぐしけり」
[2] 〘他マ五(四)〙
① 病気におかされる。
※書紀(720)雄略八年二月(前田本訓)「陽(いつは)りて其(そ)の腹(はら)を患(ヤム)まねにして退りて在後(おくれ)たり」
※源氏(1001‐14頃)空蝉「おととひより、腹をやみていとわりなければ」
② 物事をひどく気にかける。心配する。思いわずらう。
※浄瑠璃・生玉心中(1715か)上「世話をやんでやみ死の、母様の恩をはや忘れ」

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やもう やまふ【病】
〘名〙 =やまい(病)
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)八「茲を以て貶(おと)しめ失ひて惑(まとひ)を致して病(ヤマフスル)かな」
※平家(13C前)一「おもき御病(ヤマフ)〈高良本ルビ〉をうけさせ給しかば」

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やも・う やもふ【病】
〘自ハ四〙 =やまう(病)
※大慈恩寺三蔵法師伝院政期点(1080‐1110頃)八「茲の貶(へむ)失を以て惑を致す。病(ヤモヱルカナ)

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