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田植機【たうえき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

田植機
たうえき
稲の苗を本田に移植する機械。根洗い苗用と土付き苗用がある。前者は根洗いした成苗をそろえて蓄苗部に入れ,屈伸する爪形の部分が1株ずつはさんで植付けていく。1株ごとの本数は分割装置であらかじめ調節しておき,植付けの間隔は屈伸度,深さは整地板で調節する。後者は箱育苗によって根部を帯状に連ねた稚苗を,一定の長さに切断しながら移植していく。いずれも動力用と人力用がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

たうえ‐き〔たうゑ‐〕【田植(え)機】
イネの苗を田に移植する機械。箱育苗(マット苗・ポット苗)を台にのせ、植えつけ爪で一株ずつ挟み出しながら一定間隔に植えつける。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

たうえき【田植機】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

田植機
たうえき
イネの苗を本圃(ほんぽ)に移植するのに使用する機械。日本をはじめイタリアや中国などで1960年ごろから研究開発が始まった。その田植機は、苗代で育苗した苗を手で抜き取り、根についた土をよく洗い落として田植機に供給する根洗い方式の機械であり、イタリア製は実用化されず、中国製は作業効率と作業精度が低いため、中国の一部の地域での利用にとどまった。
 日本でも根洗い方式の機械化研究を実施し、市販化の段階に達したが、1970年代に新たな発想に基づく稚苗(ちびょう)用の田植機が開発された。省力的に苗の取扱いができる箱育苗(はこいくびょう)の苗を用いる田植機である。
 箱育苗の苗は、根と根が絡み合ったマット状に育てられる(マット苗)。3葉程度の稚苗から4葉程度の中苗(ちゅうびょう)に育ったマット苗は、根に土のついた状態で、田植機の苗のせ台に供給される。そして、回転運動をする植え付け爪(づめ)が、左右に移動する苗のせ台から苗を1株ずつ切り取りながら挟み出し、圃場(ほじょう)の田面に一定間隔ごとに植え付けていく。
 この育苗法と一体化した稚苗用田植機が、省力化により農家を重労働から解放するとして、急速に普及した。1984年(昭和59)には水稲作付総面積の95%がこの田植機によって植え付けられるようになり、2005年(平成17)には99%までに達した。
 田植機には3馬力程度の原動機を搭載した歩行用の2条植えと4条植えがあり、作業能率の高い乗用型の6条、8条植機も普及している。作業能率は、歩行4条植機で毎時12アール程度、乗用6条植機で20アール程度の能率を示し、欠株発生率も2~3%に収まる。[宮澤福治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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