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生薬【しょうやく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

生薬
しょうやく
薬用にする目的をもって植物,鉱物,動物,昆虫カビ細菌などの全体,あるいは一部,分泌物などをそのまま,あるいは乾燥,またはこれに簡単な加工を施したもの。生のなかで大部分を占めるのは植物性生薬であり,医薬品の歴史は生薬で始った。産地原料種別,生長度,湿度光線などにより有効成分が異なるので,使用する際には保存に注意を要する。

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デジタル大辞泉

き‐ぐすり【生薬】
しょうやく(生薬)」に同じ。

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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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しょう‐やく〔シヤウ‐〕【生薬】
植物・動物・鉱物などを、そのまま、または簡単な処理をして医薬品あるいは医薬原料に供するもの。西欧生薬・和漢薬民間薬などに分けられる。きぐすり。せいやく。

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せい‐やく【生薬】

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世界大百科事典 第2版

しょうやく【生薬】
植物,動物および鉱物の天産物をそのままか,またはその一部,あるいは動植物のエキス,分泌物,細胞内含有物を乾燥など簡単に加工を施し,薬用に供するものである。しかし,直接医薬品となるものばかりでなく,生薬製剤,成分製剤の原料となるもの,ならびに香辛料,香粧品,工業薬品などの原料をも含む。生薬は乾燥などによって腐敗やカビなどの繁殖を防ぎ,動植物自体の酵素反応を妨げ,化学的,生化学的に経時変化の少ないものが常時利用できるようになった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

いくぐすり【生薬】
不老不死の薬。いきぐすり。 「かめ山に-のみ有りければとどむる方もなき別れ哉/拾遺

出典:三省堂
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きぐすり【生薬】

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しょうやく【生薬】
植物・動物・鉱物などを、そのままで、あるいは性質を変えない程度に切断・破砕・乾燥するなどの簡単な加工・調製をして、薬用に供するもの。漢方薬・民間薬のほか、医薬品原料・香辛料・香粧料などに広く用いられる。草根木皮や犀角さいかく・熊胆くまのい・牡蠣ぼれいなどの類。きぐすり。

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せいやく【生薬】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

生薬
しょうやく
自然界に産する物質のなかで、ヒトあるいは他の動物に対してなんらかの薬効を有するもの、あるいは有するとの考えから使用されているものをいう。生薬は植物性生薬、動物性生薬、鉱物性生薬に3大別することができる。[難波恒雄・御影雅幸]

植物性生薬

俗に草根木皮とよばれているように、いろいろな植物のさまざまな部位が薬用に供される。
(1)全草類生薬 植物体の全体、あるいは地上部全体を1種類の薬物として用いるもので、その種類は非常に多く、とくに民間薬の大半は全草類生薬である。一般に花期のものを採集して用いるが、まれに果実期、あるいは幼少期のものも用いられる。通常、漢方ではそのまま乾燥し、他の生薬と配合して用いられるが、インド医学では新鮮なものも多く利用される。また、民間療法では生(なま)のまま用いられることが多く、絞り汁を内服したり、すりつぶして外用したりすることが多い。
 菌類の場合は、子実体、あるいは地下の菌核を薬用として利用することが多いが、なかには、セミタケ類のように寄生宿主をも含めて使用することがある。
(2)葉類(ようるい)生薬 葉のみを薬用とするもので、利用方法は全草類生薬と同様であるが、熟艾(じゅくがい)(もぐさ)のようにヨモギなどの葉に生える毛を集めて利用するものもある。市販品のなかにはしばしば茎や枝、また長い葉柄などの混入するものがあるが、品質的には劣品とされる。なお、ときには葉柄のみが薬用とされる場合もある。
(3)根および根茎類生薬 植物体の地中にある部分を薬用とするもので、根茎と根の区別がはっきりしたものでは、それぞれ単独に用いられることが多い。区別がはっきりしないものは地下部全体が用いられる。これに含まれる生薬は漢薬のなかでも種類が多く、しばしば修治(加工)して用いられる。
(4)果実および種子類生薬 これらの生薬では一般に成熟品が用いられるが、未熟品が使用されることもある。果実の場合は果皮のみの場合もある。また、大形の種子では、通常、破砕あるいは切断したのち、乾燥して用いるが、小形のものでは、そのまま煎(せん)じるか、あるいは粉末化して用いる。まれに花托(かたく)や萼(がく)、果柄があわせて利用されるほか、萼のみ(カキ)、へたのみ(ウリ)が独立した生薬として使用される場合もある。
(5)花類(かるい)生薬 つぼみあるいは咲き始めの花全体を用いるのが一般的である。特殊なものとしては、雌蕊(しずい)(雌しべ)の柱頭のみを用いるもの(サフラン、トウモロコシ)、雄(ゆう)蕊(雄しべ)のみを用いるもの(ハス)、花粉のみを用いるもの(ガマ)などがある。
(6)皮類(ひるい)生薬 樹木や根の皮層部(形成層の外側)を薬用とするもので、通常はコルク層を除去して用いる。
(7)茎類(けいるい)生薬 木質の茎、つるなどを薬用とするもので、通常は皮層とともに用いるが、木部のみ、髄部のみが単独で使用されることもある。
(8)樹脂類生薬 植物体を傷つけたときに出る樹液や乳液を薬用とするもので、松脂(まつやに)のように自然に産するものと、アヘンのように人工的に得るものとがある。
(9)エキス類生薬 植物体の水性エキスを煮つめたもので、通常は乾固して用いるが、流体のものもあり、これはとくに流(りゅう)エキスとよばれる。
(10)その他 (9)までには含まれない特殊なもので、植物体に生じる刺状(しじょう)物、巻きひげ、虫こぶなどが含まれる。[難波恒雄・御影雅幸]

動物性生薬

一般に大形動物の場合は体の一部のみ、小形動物の場合は全体を薬用とする。大形動物では角(つの)、皮、骨、内臓器、歯、舌、生殖器、排泄(はいせつ)物などのほか、特殊なものとしては、胎児、胎盤、病的に生じた結石、膠(にかわ)質などがある。また、昆虫の場合は、成虫、幼虫、蛹(さなぎ)、巣、抜け殻などの全型を薬用とするほか、排泄物やろう質が利用されることもある。そのほか貝殻、サンゴなども薬用とされる。動物性生薬は、しばしば黒焼きとして利用される。[難波恒雄・御影雅幸]

鉱物性生薬

岩石類のほか、水(雨水、井戸水、泉水など)、動植物の化石化したものなどがある。特殊なものに、かまどの土、溶岩などがある。服用に際しては、粉末にしてそのまま服用するか、あるいは煎用される。また、修治法としては熱や酸を加える方法が行われる。[難波恒雄・御影雅幸]

生薬の品質

生薬は、合成された純粋な化学薬品とは異なり、同一名の薬物でもその産地や採集時期などによって、含有される成分組成が異なるのが常である。また、多くの生薬には異物同名品があるほか、いくつかの等級に分けられるものもあるため、その品質は複雑なものとなっている。したがって、生薬の正しい基源については、現在の市場調査、あるいは過去における市場調査の結果などを踏まえたうえで、さらに本草(ほんぞう)学的な考察を加える必要がある。なお、民間薬の場合には、こうした文献が存在していないので、研究は困難となっている。また、多くの生薬においては、その有効成分がまだ解明されていないため、成分化学的に品質を評価することも現段階では問題が多い。しかし、最近は各分野において精力的な研究が進められており、薬理、臨床医学的な研究とあわせて、今後の発展的な成果が期待されている。[難波恒雄・御影雅幸]
『大塚敬節著『漢方と民間薬百科』(1966・主婦の友社) ▽N・テーラー著、難波恒雄・難波洋子訳注『世界を変えた薬用植物』(1972・創元社) ▽三橋博著『生薬の世界』(1978・講談社) ▽難波恒雄著『原色和漢薬図鑑』上下(1980・保育社) ▽高木敬次郎他編『和漢薬物学』(1982・南山堂)』

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精選版 日本国語大辞典

いき‐ぐすり【生薬】

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いく‐くすり【生薬】
〘名〙 (「いく」は、四段動詞「いく(生)」の連体形) 起死回生の薬。不老不死の薬。いきぐすり。
拾遺(1005‐07頃か)別・三三一「かめ山にいくくすりのみ有りければとがむる方もなき別れ哉〈戒秀〉」
[補注]近世、語源を誤って「いく」を「幾」と解し、幾種類かの薬、いろいろの薬の意とした例として、「好色一代男‐七」の「田舎大じん印籠あけて、いく薬かあたえけるを」などがある。

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き‐ぐすり【生薬】
〘名〙 漢方で、まだ調剤してない材料のままの薬。しょうやく。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第四「砂糖一桶雪のむら消 木薬の上りまたるる鶯も」

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しょう‐やく シャウ‥【生薬】
〘名〙 根茎・木皮・果実・種子または犀角(さいかく)・麝香(じゃこう)・熊胆(くまのい)などの、動植物・鉱物の全体あるいは一部を、原形のままで、もしくは人工をあまり加えずに用いる医薬品。きぐすり。〔現代術語辞典(1931)〕

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せい‐やく【生薬】

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