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瑜伽師地論【ゆがしじろん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

瑜伽師地論
ゆがしじろん
Yogācārabhūmi
玄奘訳。 100巻。貞観 22 (648) 年訳出。チベット語訳が現存し,サンスクリット原文も逐次発見されて出版されつつある。原著者は,漢訳系統のでは弥勒が説いたとし,チベット伝では無着作とする。仏教瑜伽行派の観法の対象と修行とその果報を明らかにした基本的論書。3~4世紀頃のインドの部派仏教および大乗仏教思想研究のための一大宝庫であり,修行の段階を詳細に述べ,阿頼耶識説などをはじめ種々の問題が詳細に論究されている。

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デジタル大辞泉

ゆがしじろん〔ユガシヂロン〕【瑜伽師地論】
大乗論書。漢訳では弥勒(みろく)説とし、チベット訳では無著(むじゃく)著とする。4世紀ころ成立玄奘(げんじょう)訳100巻が有名。瑜伽行の実践を詳説し、唯識中道の理に入すべきことを説くもの。瑜伽論

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世界大百科事典 第2版

ゆがしじろん【瑜伽師地論】
インド大乗仏教の論書。唯識派(ゆいしきは)の基本的な典籍原題はサンスクリットで《ヨーガーチャーラブーミYogacārabhūmi》。略称《瑜伽論》。著者は漢訳ではマイトレーヤ(弥勒),チベット語訳ではアサンガ(無著)とする。4世紀ころの成立。サンスクリット原典(一部分のみ既刊)のほか,チベット語訳,漢訳(玄奘の全訳,ほかに部分訳)が現存。漢訳で全100巻の膨大なもので,全体は五分され,本地分(1~50巻),摂決択分(51~80巻),摂釈分(81,82巻),摂異門分(82~84巻),摂事分(85~100巻)からなる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ゆがしじろん【瑜伽師地論】
仏書。一〇〇巻。四世紀頃弥勒みろくまたは無着むじやく著。完訳は唐の玄奘訳。瑜伽行者(ヨーガの実践者)の修行や悟りの境地などを説き、唯識中道の道理を宣揚する。瑜伽論。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

瑜伽師地論
ゆがしじろん
インド仏教、瑜伽行(ゆがぎょう)派(唯識(ゆいしき)学派)の主要文献の一つ。チベット訳によればサンスクリット名はヨーガーチャーラ・ブーミYogcra-bhmi(瑜伽行地論)。漢訳(全100巻)は弥勒(みろく)作、チベット訳は無著(むじゃく)作とされ、複雑な成立過程をもつとみられる。本書は、瑜伽行者の境(きょう)・行(ぎょう)・果(か)を17地に分けて説明する本地分(ほんじぶん)(漢訳1~50巻)、その要義を解明する摂決択分(しょうけっちゃくぶん)(同51~80巻)など五部に分かれ、阿頼耶識(あらやしき)、三性説(さんしょうせつ)、その他あらゆる問題を詳細に論究している。いわば大乗仏教の百科全書である。本地分中、「声聞地(しょうもんじ)」「菩薩地(ぼさつじ)」は単独に用いられたようで、ともにサンスクリット本も現存する。『菩薩地持経(じきょう)』『菩薩善戒経(ぜんかいきょう)』は同「菩薩地」の異本である。[竹村牧男]

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精選版 日本国語大辞典

ゆがしじろん ユガシヂロン【瑜伽師地論】
(梵名はYogācāra-bhūmi) 大乗仏教の瑜伽行派の論書。玄奘訳では彌勒(みろく)の説といい、別伝では無著(むじゃく)作とする。漢訳は唐の玄奘訳、一〇〇巻。四世紀頃の成立と考えられる。瑜伽行(正しい瞑想の実戦)について詳説し、唯識の世界を明らかにする。瑜伽論。

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