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玉垣【タマガキ】

デジタル大辞泉

たま‐がき【玉垣】
《古くは「たまかき」》皇居神社周囲に巡らした。垣が二重にあるときは外側のものをいう。斎垣(いがき)。瑞垣(みずがき)。

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世界大百科事典 第2版

たまがき【玉垣】
玉籬,玉墻とも書く。神社の社殿もしくは境内の周囲にめぐらす垣。瑞垣(みずがき)ともいう。玉,瑞は美称である。玉垣の造りは,方形の木に貫を通し(角玉垣),あるいは,厚い板を用いる(板玉垣)のを本式とするが,木の皮を削らずそのまま用いたもの(黒木玉垣),朱塗りのものや石造もある。垣を二重に設けたときは,内を瑞垣,外を玉垣または荒垣という。伊勢神宮は,内から瑞垣,内玉垣,外玉垣,板玉垣の四重になっている。

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大辞林 第三版

たまがき【玉垣】
神社などの周囲に設ける垣根。瑞垣みずがき。斎垣いがき

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日本大百科全書(ニッポニカ)

玉垣
たまがき
神社の聖域を囲む垣。斎垣(いがき)、瑞垣(みずがき)あるいは荒垣(あらがき)ともいう。伊勢(いせ)神宮では垣が幾重にも巡るが、外側から荒垣(板垣)、玉垣、瑞垣とよび区別している。玉垣には厚板を立て並ベた板玉垣や、木柵(もくさく)または石柵だけの簡素なものがある。中世以降になると、玉垣として柱を立て屋根をかけた塀もつくられるようになり、腰は板張りとするが、上は欄間(らんま)にして格子や襷桟(たすきさん)を入れるものがみられる。これを透塀(すきべい)ともいう。[工藤圭章]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

たま‐がき【玉垣】
〘名〙 (「たま」は美称。古くは「たまかき」)
① 神社・皇居の周囲にめぐらした垣。斎垣(いがき)。瑞垣(みずがき)
※古事記(712)下・歌謡「みもろに 築(つ)くや多麻加岐(タマカキ)(つ)き余し 誰(た)にかもよらむ 神の宮人」
※米沢本沙石集(1283)一「四重の万だらをかたどりて、玉がき・水がき・あらがきなむど重々に」
② 兜(かぶと)の鉢の縁に巻いた帯金物。腰(こし)
③ 紋所の名。①を図案化したもの。
[語誌](1)方形の木に貫を通したものを「角玉垣」、厚板を用いたものを「板玉垣」といい、木の皮を削らずにそのまま用いた「黒木玉垣」に対して、これらを本式とする。その他、石造りのものや、朱塗りの「朱(あけの)玉垣」などがある。伊勢神宮は四重の垣を持ち、内から「瑞垣(みずがき)」「内玉垣」「外玉垣」「板玉垣」という。
(2)「万葉集」には詠まれておらず、八代集でも「あけの玉がき」が二例、「みつの玉がき」が一例あるのみである。「和歌初学抄」に「物名〈略〉垣 あけのたまがき たまがき みづのたまがき(已上神垣也)」とあるように、神社の垣をいうことが多く、松や白木綿(しらゆう)を配して歌に詠むことも多い。

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