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狂気【きょうき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

狂気
きょうき
mania
狂気は人間の精神病理学的現象として隔離ないし治療の対象として考えられる。他方,古代ギリシア以来,狂気は創造性との関係において重視されてきている。プラトンは神によって授けられた狂気はよきもののなかでも最大のよきものであるといっている。この意味における狂気は天才の創造の秘密をいうものであり,健全な精神からの逸脱としての単なる異常 insanityからは区別される。天才と精神病との関係は近代では C.ロンブローゾをはじめ J.ランゲ,アイヒバウム,E.クレッチマーらによって学問的,体系的に考察されるにいたり,また狂気と想像力との関係は W.ディルタイ,T.リボーなどを経て,ヤスパースサルトル,G.バシュラール,M.フーコーなどによって考察されている。

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デジタル大辞泉

きょう‐き〔キヤウ‐〕【狂気】
気が狂っていること。また、異常をきたした精神状態。「狂気沙汰

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世界大百科事典 第2版

きょうき【狂気 insanity】
狂気とは,字義通りに解釈すれば〈気の狂っていること〉〈気の違っている状態〉を指し,こんにちの精神病一般と変わらなくなるが,精神病が近代医学により疾患として認知された学問的概念であるのに対し,狂気は学問的に規定される以前の広義の精神変調状態を漠然と総称する世俗的概念で,厳密な定義の対象になりにくい。そもそも狂気が治療すべき自然的な疾患としてでなく,なにかしら超自然的な事態として,または正気の人間には得がたいなにかをもたらしてくれる神聖な現象として人々から迎えられたことには,多くの根拠がある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きょうき【狂気】
気が狂っていること。常軌を逸した精神状態。 -の沙汰さた -乱心

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精選版 日本国語大辞典

きょう‐き キャウ‥【狂気】
〘名〙 気が狂うこと。また、常軌を逸した心。
※台記‐康治元年(1142)九月二六日「重能〈近習人也〉有狂気、欲自殺得、胸腹頸等少切」
※太平記(14C後)三〇「大将に取立たる三戸七郎、俄に狂気(キャウき)に成て、自害をして死にけり」 〔韓愈‐酬司門盧四兄詩〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)

狂気
きょうき

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