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犯人蔵匿罪【はんにんぞうとくざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

犯人蔵匿罪
はんにんぞうとくざい
罰金以上のにあたる犯罪を犯した犯人または拘禁中に逃走した被拘禁蔵匿したり,隠避させる罪 (刑法 103) 。蔵匿とは,隠れる場所を提供することによって,隠避とは,逃走資金や変装用具などを提供することによって,それぞれ,官憲が犯人または逃走者を発見,逮捕するのを妨げる行為をいう。この罪は,証憑湮滅 (しょうひょういんめつ) 罪 (104条) とともに,国の刑事司法の適正な実現を保護するために設けられている。しかし,親族が犯人または逃走者の利益のためにこの罪を犯したときは,その刑を免除することができる旨の特例も規定されている (105条) 。

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世界大百科事典 第2版

はんにんぞうとくざい【犯人蔵匿罪】
罰金以上の刑にあたる罪を犯した者または拘禁中逃走した者を蔵匿しまたは隠避させる罪。刑は2年以下の懲役または20万円以下の罰金(刑法103条)。親族がそれらの者の利益のためにみずから犯した場合は,犯すなという禁止に従うことを要求することが人情的に酷であることにかんがみ,刑が免除されうる(105条)。 罰金以上の刑にあたる罪を犯した者とは,法定刑に罰金以上の刑の規定されている犯罪を実際に行った真犯人を意味することは疑いないが,その嫌疑による捜査または訴追を受けている者まで含むか否かは見解が分かれる。

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大辞林 第三版

はんにんぞうとくざい【犯人蔵匿罪】
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者または拘禁中逃走した者の発見を困難にさせたりすることにより成立する罪。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

犯人蔵匿罪
はんにんぞうとくざい
国家の刑事司法作用を害する罪の一種。罰金以上の刑(法定刑)にあたる罪を犯した者または拘禁中に逃走した者を蔵匿したり、隠避させる罪で、2年以下の懲役または20万円以下の罰金に処せられる(刑法103条)。「罪を犯した者」とは、犯罪の嫌疑により捜査中の者を含むと解する見解があるが、真犯人か、少なくとも真犯人であると疑うに足りる者に限定されるべきであろう。「蔵匿」とは、官憲の発見・逮捕を免れる場所を提供することをいい、また「隠避させる」とは、蔵匿以外の方法、たとえば逃走に必要な旅費を支給するとか、変装用の衣類・装身具等を供与するとか、身代り犯人として虚偽の申告をするなど、官憲の発見・逮捕を免れさせる行為をさす。[名和鐵郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はんにんぞうとく‐ざい ‥ザウトク‥【犯人蔵匿罪】
〘名〙 罰金以上の刑に該当する罪を犯した者、または拘禁中逃走した者を、事情を知ってかくまったり、発見を妨げたりすることによって成立する罪。刑法一〇三条に規定。

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