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犀角【サイカク】

デジタル大辞泉

さい‐かく【×犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱鎮静解毒薬に用いる。黒色白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく)と称して珍重した。

出典:小学館
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大辞林 第三版

さいかく【犀角】
犀のつの。魔よけなどのまじないや飾りに用いた。
犀のつのを粉にしたもの。漢方の高貴薬で、解毒薬・解熱薬として用いられた。黒色のものを上等とし、烏犀角うさいかくという。現在はワシントン条約により使用できない。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

犀角
さいかく
サイ科動物の角(つの)を用いた漢薬で、古代中国の『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』では中品に収載されている。漢方では、これを粉末あるいは薄片に削り、解熱、解毒などの薬効で使用する。利用される角はインドサイRhinoceros unicornisのものが良品とされ、烏犀角(うさいかく)と称されるが、現在では生息数が少なく、動物保護の点からも希品である。またクロサイDiceros bicornisのものは水犀角(すいさいかく)とよばれ、烏犀角に比して質がやや密で、劣品とされる。角は毛束(もうそく)が変化したものであるが、その有効成分は未詳。民間では麻疹(ましん)(はしか)の特効薬として煎(せん)用される。[難波恒雄・御影雅幸]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

さい‐かく【犀角】
〘名〙
① 犀のつの。魔除けなどのまじないや、座敷の飾りに用いられた。
※法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日「犀角一本重三斤八両小刀五柄」 〔後漢書‐西域伝〕
② インド犀の鼻づのの先端部を粉にしたもの。解熱や、消毒の薬用とした。白色、黒色、白黒混合とがあるが、黒色のものを最上品とし、烏犀角(うさいかく)という。
※雑俳・柳多留‐七九(1824)「犀角でやっと持参の面(つら)になり」
③ 「さいかく(犀角)の帯」の略。〔餝抄(1238頃)〕

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