Rakuten infoseek

辞書

物部【もののべ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

物部
もののべ
大和国家の部民 (→ ) 。物部氏に率いられ,軍事刑罰にたずさわった。同様の職掌をもつものに久米部 (くめべ) があった。律令制下の物部は,軍制の整備に伴って軍事上の役割を解除され,囚獄司の管轄のもとに罪人の処罰にあたった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

物部
ものべ
高知県東部,香美市東部の旧村域。物部川上流域に位置し,北部で徳島県と接する。 1956年槇山村と上韮生村が合体して物部村が発足。 2006年土佐山田町,香北町と合体して香美市となる。大部分が剣山地で,用材を産する。国指定重要無形民俗文化財の土佐の神楽を伝える。北端に三嶺白髪山があり剣山国定公園の一部になっているほか,別府峡谷,奥物部湖周辺は奥物部県立自然公園に属する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

もの‐の‐べ【物部】
律令制で、囚獄司衛門府市司(いちのつかさ)に所属し、刑罰の執行などに当たった下級職員。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

もののべ【物部】[氏族]
上代の氏族の一。姓(かばね)は連(むらじ)で、大伴氏とともに大和朝廷の軍事・警察をつかさどった大豪族。6世紀後半、仏教受容をめぐって蘇我氏と対立し、守屋蘇我馬子と戦って敗死、一時衰えたが、奈良時代に一族の石上(いそのかみ)氏が復活。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

もののべ【物部】
古代朝廷の軍事,刑罰に関与した人々。全国各地に散在し,とくに北九州に多く,一部は朝鮮半島にも移住した。大和朝廷時代の内乱,外征に勇名をはせ,反乱者,捕虜などの断罪にもあたった。大化改新後はその遺制として,囚獄司に40人,衛門府に30人,東西市司に各20人が置かれ,物部丁という仕丁をひきいて刑罰の執行をするが,この物部や物部丁は一般良民から選ばれる。《万葉集》では物部を〈もののふ〉とよみ,〈物部の八十(やそ)少女らが……〉のように枕詞として使っている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

もののべ【物部】
古代、朝廷の軍事・刑罰に関与した人々。律令制下では囚獄司・衛門府・東西市司に所属した。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

もののべ【物部】
古代、大伴氏とともに大和政権の軍事をつかさどった伴造とものみやつこ系の有力氏族。また、その部民。大伴氏の衰退後大連おおむらじとして、大臣おおおみの蘇我氏とともに政治の中枢を占めた。六世紀中頃、仏教受容をめぐって蘇我氏と対立、守屋が蘇我馬子に滅ぼされて衰えたが、一族の石上いそのかみ氏から奈良時代有力官人が輩出した。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

物部
ものべ
高知県東部、香美郡(かみぐん)にあった旧村名(物部村(そん))。現在は香美市の東部を占める地域。徳島県と接する。旧物部村は、1956年(昭和31)槇山(まきやま)、上韮生(かみにろう)の2村が合併して成立。2006年(平成18)土佐山田、香北(かほく)2町と合併して市制施行、香美市となった。国道195号が通じる。地域は物部川の上流にあたる槇山川・上韮生川流域に展開し、平地に恵まれず、かつては傾斜地での焼畑農業や、役牛飼育が盛んであった。林業を主産業とし、林野率約90%でスギ、ヒノキの用材のほか、コウゾ、ミツマタの産地でもある。また、ユズの栽培も盛ん。中心地大栃(おおどち)は槇山川と上韮生川の合流地にあり、付近には永瀬ダムがある。北部の三嶺(さんれい)(1894メートル)、白髪(しらが)山などの山々と別府(べふ)、西熊などの渓谷は剣山(つるぎさん)国定公園と奥物部県立自然公園域。三嶺・天狗塚(てんぐづか)のミヤマクマザサおよびコメツツジ群落は国の天然記念物。べふ峡温泉がある。「土佐の神楽(かぐら)」は国指定重要無形民俗文化財。[大脇保彦]
『『続物部村史』(1975・物部村)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

もの‐の‐べ【物部】
[1] 〘名〙
令制前の部民の一つ。軍事や刑罰の任に当たった。
※書紀(720)雄略七年八月(寛文版訓)「物部の兵三十人を遣はして前津屋并て族七十人を誅殺さしむ」
② 令制で、刑部省所管の囚獄司・衛門府・東西の市司(いちのつかさ)に置かれた職員。雑任(ぞうにん)の一種で地位は低く、刑罰の執行に当たった。
※令義解(718)職員「物部人。〈掌当罪人。決罰事〉」
※読本・雨月物語(1776)仏法僧「従者(みとも)の武士(モノノベ)四五人ばかり右左に座をまうく」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

もののべ【物部】
姓氏の一つ。→物部氏

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

物部」の用語解説はコトバンクが提供しています。

物部の関連情報

他サービスで検索

「物部」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.