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牛僧孺【ぎゅうそうじゅ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

牛僧孺
ぎゅうそうじゅ
Niu Seng-ru
[生]大暦14(779)
[没]大中1(847)
中国,の政治家。安定 (甘粛省 涇川県) の人。字,思黯 (しあん) 。貞元 21 (805) 年進士に及第。考功員外郎,御史中丞を歴任穆宗 (ぼくそう) に認められて長慶3 (823) 年宰相となった。会昌1 (841) 年武宗が即位し,李徳裕が宰相となると地方に左遷されたが,のち都へ戻り太子少師となってした。進士出身官僚の指導者として,門閥貴族出身の李徳裕らと激しい抗争を繰広げて,「牛李の党争」と呼ばれた。伝奇小説集『玄怪録』 (『幽怪録』) の作者であり,また,伝奇小説『周秦行紀』を書いたとしてその内容を理由に攻撃されたが,これは政敵李徳裕の腹心韋かん (いかん) の偽作である。

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デジタル大辞泉

ぎゅう‐そうじゅ〔ギウ‐〕【牛僧孺】
[779~847]中国、の政治家。字(あざな)は思黯(しあん)。時の宰相の子、李徳裕と対立。新興科挙官僚と門閥貴族の対立として名高い牛李(ぎゅうり)の党争を展開。

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世界大百科事典 第2版

ぎゅうそうじゅ【牛僧孺 Niú Sēng rú】
779‐847
中国,唐代の宰相。牛李の党争の代表者。字は思黯。一名は奇章公。安定(甘粛省涇川県)の人。進士に及第したが,制挙の際に時政を糾弾し,宰相の李吉甫(758‐814)にうらまれた。穆宗(ぼくそう),敬宗の代に宰相となり,李宗閔(?‐843)らと朋党をつくり,李吉甫の子の李徳裕のグループと吐蕃に対する政策などをめぐって激しく争った。これが牛李の党争といわれる。小説《周秦行紀》《幽怪録》の著者とされている。【礪波 護】

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大辞林 第三版

ぎゅうそうじゅ【牛僧孺】
779~847 唐中期の政治家。字あざなは思黯しあん。進士の出身。823年宰相となり、李吉甫りきつぽの子李徳裕を追放。新興科挙官僚(牛党)と門閥貴族出身者(李党)の対立であるいわゆる牛李の党争を展開。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

牛僧孺
ぎゅうそうじゅ
(779―847)
中国、中唐の宰相。字(あざな)は思黯(しあん)、奇章公ともよばれる。隋(ずい)の宰相牛弘の後裔(こうえい)を称し、安定(甘粛(かんしゅく)省)を本貫とする。進士に及第し、憲宗の808年(元和3)皇帝の特命による登用制挙に応じて鋭く時政を批判し、宰相李吉甫(りきつほ)に疎まれた。穆宗(ぼくそう)の長慶年間(821~824)に栄進して宰相となり、李宗閔(そうびん)と手を結んで朋党(ほうとう)(政党)を築き、李吉甫の子の李徳裕(とくゆう)一派と激しく争った。これが史上に名高い牛李の党争である。武宗の会昌(かいしょう)年間(841~846)には李徳裕の全盛時代を迎え、彼は実権を失って閑職に左遷された。卒(しゅっ)して太子太師を贈られ文貞と諡(おくりな)された。小説『周秦(しゅうしん)行紀』『幽怪録』は彼の著と伝えられる。[池田 温]

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精選版 日本国語大辞典

ぎゅう‐そうじゅ ギウ‥【牛僧孺】
中国、中唐の宰相。いわゆる牛李の党争の代表者。字(あざな)は思黯(しあん)。甘粛安定の人。李吉甫とその子李徳裕と反目し、その際科挙に合格して官僚となった連中を味方としたため、それら新官僚と貴族出身者とのはげしい抗争のもととなった。奇章公。(七七九‐八四七

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