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父母【カゾイロハ】

デジタル大辞泉

かぞ‐いろは【母】
《古くは「かそいろは」》両親。かぞいろ。
「―何(いか)に哀れと思ふらん、三年(みとせ)になりぬ足立たずして」〈太平記・二五〉

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ちち‐はは【父母】
父と母。両親。ぼ。

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てて‐はは【父母】
ちちと、はは。ちちはは。ふぼ。
「―、炭櫃に火などおこして待ちゐたりけり」〈更級

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ふ‐ぼ【父母】
ちちと、はは。ちちはは。両親。

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ぶ‐も【母】
ふぼ」の古形
「身体髪膚を―に受け」〈義経記・四〉

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世界大百科事典 第2版

ふぼ【父母】
出生した子どもは両親が社会的に承認された夫婦であれば,正当な社会的地位が与えられる。子どもにとって多くの親は生物学的なつながりがあるとともに,それを前提として社会学的な関係が設定されるが,しばしば血のつながりがあるとされる父母とは異なる父母に社会学的関係を設定することがある。いま血のつながりがあるとされる父母を生物学的父,生物学的母,社会関係が設定される父母を社会学的父,社会学的母と呼んで両者を区別するとすれば,父母の意味についてより深い考察が与えられることになる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かぞいろ【父母】
かぞいろは」に同じ。 「 -の契りは深きつばめだに/為忠集」

出典:三省堂
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かぞいろは【父母】
〔「いろは」は母の意。古くは「かそいろは」〕
父母。両親。かぞいろ。 「よも山に木の芽春雨降りぬれば-とや花のたのまむ/千載 春上

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ちちはは【父母】
父親と母親。ふぼ。

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ててはは【父母】
父と母。ちちはは。 「 -、炭櫃すびつに火などおこして待ちゐたりけり/更級」

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ふぼ【父母】
〔古くは「ぶも」とも〕
ちちとはは。両親。

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ぶも【父母】
〔呉音〕
ふぼ(父母)」に同じ。 「 -の恩を背くにも似たり/仮名草子・夫婦宗論物語」

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精選版 日本国語大辞典

かぞ‐いろ【父母】
〘名〙 (古くは「かそいろ」) =かぞいろは(父母)
書紀(720)神代上(寛文版訓)「其(そ)れ父母(カゾイロ)の既に諸子(もろもろのみこたち)に任(ことよせ)たまひて」
信長公記(1598)六「かぞいろとやしなひ立てし甲斐もなくいたくも花を雨のうつをと」

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かぞ‐いろは【父母】
〘名〙 (古くは「かそいろは」。「いろは」は実母の意) 父母(ふぼ)。ちちはは。かぞいろ。
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「故其の父母(カソイロハ)二はしらの神」
※太平記(14C後)二五「かぞいろは何に哀と思ふらん三年(みとせ)に成ぬ足立ずして」

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ちち‐はは【父母】
〘名〙 (「ちちはわ」の時代も) 男親と女親。父と母。両親。ふぼ。ててはは。
※書紀(720)神代下(兼方本訓)「故、天稚彦の、親(チチハハ)、属(うからやから)、妻、子(こ)、皆、謂(おも)はく」
※土左(935頃)承平五年一月二一日「わがちちはははありとしおもへば」
※日葡辞書(1603‐04)「Chichifaua(チチハワ)

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てて‐はは【父母】
〘名〙 ちちとはは。ちちはは。ふぼ。両親。
※大和(947‐957頃)二条家本附載「近くをだにはなたずててははのかなしくする人なりければ」

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とち‐はは【父母】
〘名〙 「ちちはは(父母)」の上代東国方言。
※万葉(8C後)二〇・四三四〇「等知波波(トチハハ)え斎(いは)ひて待たね筑紫なる水漬(みづ)く白玉取りて来(く)までに」

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ふ‐ぼ【父母】
〘名〙 父と母。両親。ぶも。
※律(718)名例「凡応議者祖父母、父母、伯叔、姑、兄弟、妻子」
※百座法談(1110)三月二七日「身躰髪ふは父母(フホ)のたまはれる処也」 〔書経‐大禹謨〕

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ぶ‐も【父母】
〘名〙 (「も」は「母」の呉音) =ふぼ(父母)
源平盛衰記(14C前)三九「夫母(ブモ)の諫にもかかはらず」

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