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無名【ムメイ】

デジタル大辞泉

む‐めい【無名】
名がないこと。名がわからないこと。また、名を記さないこと。無記名。「無名の手紙」「無名投票」
世間に名が知られていないこと。「無名の新人」⇔有名
名目がたたないこと。
「今度の隆盛らの動きは―の暴発であるから」〈藤村夜明け前

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

むめい【無名】
名前がないこと。名前のわからないこと。名前を記していないこと。 -の花 -戦士の墓
名前が世間に広く知られていないこと。有名でないこと。 ⇔ 有名 -の作家
名義・名分の立たないこと。 かれにあつては-の師=大義ノナイ出兵であるが此方では義戦である/社会百面相 魯庵

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ない【無】 名(な)
② めったにない名前。珍しい名前。
※浄瑠璃・心中天の網島(1720)上「小春殿、李韜天とは、ない名を付けて下された。先づから言ひましょ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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なき【無】 名(な)
① 何の事実もないうわさ。身に覚えのないうわさ。ぬれぎぬ。
古今(905‐914)恋三・六二八「みちのくにありといふなるなとり川なきなとりてはくるしかりけり〈壬生忠岑〉」

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む‐みょう ‥ミャウ【無名】
[1] 〘名〙 (「みょう」は「名」の呉音)
※正法眼蔵(1231‐53)古鏡「無名といふは、歴劫の日面・月面・古鏡面なり、明鏡面なり」
※三道(1423)「放下には、自然居士・花月〈略〉などの遊狂、其外、無名の男女老若の人体、悉く舞歌によろしき風体に作り入れて」 〔日葡辞書(1603‐04)〕
※菅家文草(900頃)四・小知章「好是無名客、茫々六気幽」
※九位(1428頃)「徒に下三位より入門したる為手は、無道・無名の芸体として、九位の内とも云難かるべし」
※続日本紀‐天平宝字二年(758)八月庚子「聖以無名道、非名安可其用
⑤ 仏語。名づけようがないこと。概念化して理解することができないこと。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)五「生ぜず、出せず、起せず、無名(ムミャウ)(〈注〉ナナキ)なり、無相なり、実に所有なし」
[2] 平安時代に伝わった琵琶の名器の名。
※枕(10C終)九三「無名といふ琵琶の御琴を、上の持てわたらせ給へる」

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む‐めい【無名】
〘名〙
① 名を書かないこと。名がないこと。また、名のわからないこと。むみょう。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四七「往々著書家に無名(ムメイ)の書を投じ」 〔晉書‐十壺伝〕
② 世間に名が知られていないこと。有名でないこと。むみょう。
※忘れえぬ人々(1898)〈国木田独歩〉「大津は無名(ムメイ)の文学者で、秋山は無名の画家で」 〔荘子‐逍遙遊〕
③ 正しい理由のないこと。名目のつけようのないこと。名義、名分のたたないこと。むみょう。
※読本・椿説弓張月(1807‐11)後「われはわが栄利(ゑのり)を図て、無名(ムメイ)の軍兵を動し、罪なき民を殺すに忍びず」
④ 老荘思想で、天地の初め、まだこの世界の開かれる前から実在する根源的な真理には、名がないということ。ひいて道家の道をいう。むみょう。〔老子‐一〕

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