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潮解【ちょうかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

潮解
ちょうかい
deliquescence
固体を空気中に置いたとき,空気中の水分固体吸収して水溶液になる現象。固体の飽和水溶液の水蒸気圧が空気中の水蒸気分圧よりも小さい場合に起る。

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デジタル大辞泉

ちょう‐かい〔テウ‐〕【潮解】
[名](スル)結晶が空気中の水分を吸収して溶けること。食塩中の塩化マグネシウムはこの性質が著しい。

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

潮解
 空気中においた物質が,その強い吸水性のために空気中の水分を吸収して溶ける現象.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ちょうかい【潮解 deliquescence】
固体を大気中に放置するとき,その固体が空気中の水分を吸収し,その水分に固体が溶け出す現象。たとえば状の水酸化ナトリウムを大気中に放置すると,初めはすりガラスのようであったその粒の表面が,瞬間的につやを帯びる。これは,水酸化ナトリウムが空気中の水分を吸い取って溶け,粒の表面が水溶液で覆われる現象である。水の吸収や移り具合を水蒸気圧の大小関係でとらえてみると,ある物質の飽和水溶液の水蒸気圧P1が,それと接触している大気中の水蒸気の分圧P2よりも小さい場合(P1P2)に潮解の現象が起こることがわかる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちょうかい【潮解】
スル
空気中に放置された結晶が、空気中の水分を吸収して溶解すること。塩化マグネシウム・塩化カルシウムなどがこの性質を示す。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

潮解
ちょうかい
deliquescence
飽和溶液と平衡にある蒸気圧が、同温の大気の飽和水蒸気圧よりも小さい場合には、水蒸気は固体物質に吸収されてやがて不飽和溶液となる。この現象を潮解という。塩化マグネシウム(にがりの主成分)などは潮解性化合物の好例である。
 潮解性の化合物は例外なく水によく溶けるものであり、吸湿性を利用して乾燥剤に用いられるものも少なくない(塩化カルシウム、過塩素酸マグネシウムなど)。低温においては大気中の飽和水蒸気圧も著しく小となるので、潮解性の著しいはずの結晶が安定に固体として存在することもある。南極のドライバレーにおいて、鳥居鉄也(とりいてつや)、小坂丈予(おさかじょうよ)によって発見された「南極石」は、塩化カルシウム六水和物である。いかに乾燥した条件下にあるかが推測できる。[山崎 昶]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しお‐どけ しほ‥【潮解】
〘名〙 (形動) びっしょりとぬれること。特に、悲しみの涙にぬれること。また、そのさま。
※栄花(1028‐92頃)鳥辺野「よろづに悲しき事を、御直衣の袖もしほどけにて出で入り扱ひきこえさせ給」

出典:精選版 日本国語大辞典
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しおどけ‐・し しほどけ‥【潮解】
〘形ク〙 びっしょりとぬれている。特に、涙にぬれている。しおどし。
※源氏(1001‐14頃)明石「寄る波に立ちかさねたる旅衣しほどけしとや人のいとはむ」
しおどけ‐げ
〘形動〙
しおどけ‐さ
〘名〙

出典:精選版 日本国語大辞典
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しおど・し しほどし【潮解】
※相模集(1061頃か)「早苗引き裳裾よごると云ふ田子も我がごと袖はしほどからじな」

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ちょう‐かい テウ‥【潮解】
〘名〙 結晶が大気中の湿気を吸収して溶ける現象をいう。塩化マグネシウムなどがその例。
※舎密開宗(1837‐47)内「此塩の稟性は消酸加里の如し〈略〉大気の温を引て潮解す」

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

潮解
チョウカイ
deliquescence

固体化合物が大気中の水蒸気を吸収して,終局的にその化合物の不飽和水溶液ができる現象.すなわち,飽和溶液の示す水蒸気圧が,そのときの大気中の水蒸気圧より小さい場合に起こり,しかも例外なく固体は水に易溶性のものである.たとえば,潮解性の塩として知られている塩化カルシウムの飽和水溶液の蒸気圧は,室温において(5~7)×102 Pa であって,これは通常の大気中の水蒸気圧より低い.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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