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漏電遮断器【ろうでんしゃだんき】

日本大百科全書(ニッポニカ)

漏電遮断器
ろうでんしゃだんき
電気回路の絶縁が低下し、火災や感電の危険が発生したとき、回路を自動的に遮断する装置。主として400ボルト以下の低電圧回路に使用される。低電圧用の電線はビニルやゴムなどの絶縁性の高い物質(絶縁物)で覆われているため、電流は電線のみを通って流れ、ほかに漏れることはない。しかし、絶縁物が劣化して絶縁性能が低下すると、電流は電線のみを流れず、絶縁物から漏れ出すようになる。このような現象が漏電であり、電気火災や感電の原因となる。漏電遮断器の動作原理は、過電流遮断方式や電圧動作方式などがあるが、現在日本でもっとも多く採用されている方式は電流動作方式である。この方式は漏電のため各線の電流が不平衡になったとき動作するものである。30ミリアンペア程度以上の漏電電流が発生すれば動作し、動作時間も0.1秒以内ときわめて高速であるため、たとえ感電しても人命に危険は生じないとされている。[岡村正巳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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